〈C〉(王位の象徴として国王・王妃などがかぶる)王冠・《the~,[the]C-》『王位』,統治権;君主,王,女王 / 〈C〉(古代・中世で国王などから優者に与えられる)(…の)花冠,頭飾り《+『of』+『名』》;(一般に勝利の栄冠 / 《the~》(…の)絶頂,極致,きわみ《+『of』+『名』》 / 〈C〉(頭・帽子・山・アーチなどの)最も高い部分,頂(いただき) / 〈C〉歯冠;人工歯冠...
crown
〈C〉(王位の象徴として国王・王妃などがかぶる)王冠・《the~,[the]C-》『王位』,統治権;君主,王,女王 / 〈C〉(古代・中世で国王などから優者に与えられる)(…の)花冠,頭飾り《+『of』+『名』》;(一般に勝利の栄冠 / 《the~》(…の)絶頂,極致,きわみ《+『of』+『名』》 / 〈C〉(頭・帽子・山・アーチなどの)最も高い部分,頂(いただき) / 〈C〉歯冠;人工歯冠...
1. 基本情報と概要
単語: crown
品詞: 名詞 (なお、動詞としても使われる形があります)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- 日常会話やニュースなどでも時々見かける単語で、中級レベルの学習者に適しています。
英語での意味:
- A royal or majesty symbol worn by a king or queen on the head.
- The top part of something (e.g., the crown of the head).
日本語での意味:
- 王冠や王位を象徴する冠。
- 物の頂上部分(頭頂部など)を指すこともあります。
「国王や女王がかぶる象徴的な冠のことです。物の“てっぺん” を指す場合にも使われます。王族のイメージと強く結びつくため、格式ばった場面やファンタジー、歴史的な文脈でもよく使われます。」
活用形
- 名詞: crown (単数), crowns (複数)
- 動詞: to crown(王位/王冠を与える、何かを完成させる)
他の品詞になる例
- 動詞 “crown”
例: “They crowned the new king last year.”(昨年、新たな王を戴冠した) - 形容詞的表現 “crowning”
例: “The crowning achievement of her career.”(彼女のキャリアの最高の業績)
2. 語構成と詳細な意味
語幹: “crown”
- 接頭語や接尾語は特にありません。
派生語・関連語
- crowning (形容詞): 最高の、仕上げの
- coronation (名詞): 戴冠式
よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)
- “wear a crown” — 王冠をかぶる
- “the crown jewels” — 王室の宝物
- “the crown of one’s head” — 頭頂
- “crown prince / crown princess” — 皇太子 / 皇太子妃
- “crowning glory” — 最も素晴らしい部分(作品等の)
- “take the crown” — 優勝する、首位を獲得する
- “claim the crown” — 王者の座を勝ち取る
- “under the crown” — 王室主権下で
- “crown of thorns” — (イエス・キリストの象徴である)いばらの冠
- “crown an achievement” — 業績を完成させる
3. 語源とニュアンス
語源
- 中英語 “croune” から来ており、さらに古フランス語 “corone” に由来します。ラテン語の “corōna” (冠、花輪) が語源です。古代ギリシャ語 “korōnē” からさらに派生したと言われています。
- もともと“円形のもの”、“頭に戴く装身具”の意味を持ち、王や女王の象徴として歴史的に深い背景を持っています。
ニュアンス
- “crown” は格式の高いイメージを伴うことが多いです。
- “the crown” と定冠詞を伴うと「王室」「王権」そのものを指す場合もあります(特にイギリス英語圏)。
- カジュアルにも「頂点」や「てっぺん」という意味で使われますが、王室や伝統を想起させるフォーマルな響きを意識しておくとよいです。
4. 文法的な特徴と構文
基本
- 可算名詞 (a crown, two crowns …) として扱われます。
- 場合によっては抽象的に“王権”を指すときでも可算名詞として扱われますが、文脈によっては “the Crown” のように固有名詞的に扱うこともあります。
- 可算名詞 (a crown, two crowns …) として扱われます。
イディオム・定型表現
- “heavy is the head that wears the crown”(王冠をかぶる頭は重い)
- 権力や責任の重さについて述べるときの慣用句です。
- 権力や責任の重さについて述べるときの慣用句です。
- “to crown it all”
- (良くも悪くも)“とどめとして”“さらに悪い/良いことに”という意味で使われます。
- “heavy is the head that wears the crown”(王冠をかぶる頭は重い)
フォーマル / カジュアル
- フォーマルな文脈: “His coronation ceremony was splendid.”
- カジュアルな文脈: “She crowned her performance by setting a new record.”
- フォーマルな文脈: “His coronation ceremony was splendid.”
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I saw a replica of the Queen’s crown at the museum.”
- 「博物館で女王の王冠のレプリカを見たよ。」
- “Be careful not to bump the crown of your head on the low ceiling.”
- 「低い天井に頭のてっぺんをぶつけないように気をつけてね。」
- “The cake had a little sugar crown on top.”
- 「そのケーキの上には小さな砂糖の王冠が乗っていたんだ。」
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our company’s crowning achievement this quarter was surpassing last year’s sales record.”
- 「今期の当社の最高の成果は、昨年度の販売実績を上回ったことです。」
- “They aim to take the crown in the market by releasing a groundbreaking product.”
- 「画期的な製品を発売して市場の首位を狙っています。」
- “This software update will crown our efforts to enhance user experience.”
- 「このソフトウェアアップデートが、ユーザー体験の向上に向けた我々の取り組みを完成させるでしょう。」
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
- “The crown of the tooth is the visible part above the gum line.”
- 「歯の王冠部とは、歯肉より上に見えている部分を指します。」
- “In botany, the crown of a tree refers to the total arrangement of its branches and leaves.”
- 「植物学において、樹木の冠部とは枝や葉が広がる部分全体を指します。」
- “Anthropologists studied the ornate crowns used in the ceremonial rituals of ancient civilizations.”
- 「人類学者たちは古代文明の儀式に用いられた華やかな王冠について研究した。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- coronet (コロネット)
- 小型の冠(王族以外、貴族が使うものを指す場合が多い)。格式の高さは近いが王権そのものではない。
- tiara (ティアラ)
- 主に女性用の半円形の冠、冠婚葬祭やファッションのイメージが強い。
- diadem (ダイアデム)
- 古代の王族が身につける装飾的な冠のイメージ。より文語的・历史的。
- helm (ヘルム)
- もともとヘルメットの意。文脈次第では指揮をとることの象徴としても使われる。
- cap (キャップ)
- 単に“帽子”を意味する。正式な冠とは異なり、カジュアル。
反意語 (Antonyms)
- “foot,” “base,” “bottom” (てっぺんの対義語として)
- 王冠の概念というよりは、top(上)とbottom(下)の対比で挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- イギリス英語 (BrE): /kraʊn/
- アメリカ英語 (AmE): /kraʊn/
どちらも「クラウン」のように “au” を「アウ」と発音します。アクセントは先頭の音節 “crown” にあります。
発音のよくある間違い
- “croon” (クルーン) などと混同しないよう注意。
- “clown”(クラウン)ともスペルが似ていますが、まったく別の単語です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “crowm” や “cronw” のように子音が入れ替わるミスが起きやすいので要注意。
- 同音異義語の混同: “clown” (道化師) とは発音が似ていますが、最初の子音が異なります。
- 試験対策:
- TOEICなどのビジネス英語テストでは“to crown our efforts”のように成果を仕上げる・完成させる意味で出題される可能性があります。
- 英検では敬意や象徴、王族に関するトピックで出てくることがあります。
- TOEICなどのビジネス英語テストでは“to crown our efforts”のように成果を仕上げる・完成させる意味で出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 王様のイメージ: “crown” = 王冠。王様が頭に載せるもの、と視覚的にイメージしやすいです。
- top(頂上)のイメージで覚える: “The crown of the head” = 頭のてっぺん。
- スペリングのポイント: “crow” + “n” = “crown”。“カラス(crow)”のあとに “n” と覚えればミスが減ります。
- 勉強テクニック: 王冠の絵とともにスペルをセットで書いてみることで記憶に残しやすくなります。
「crown」は文字通り王様の象徴となる「王冠」という意味だけでなく、様々な文脈で「最上のもの」「頂上の部分」を表す便利な単語です。動詞としても使えるので、ぜひ幅広い使い方を覚えておきましょう。
〈C〉(王位の象徴として国王・王妃などがかぶる)王冠・《the~,[the]C-》王位,統治権;君主,王,女王
〈C〉(古代・中世で国王などから優者に与えられる)(…の)花冠,頭飾り《+of+名》;(一般に勝利の栄冠
《the~》(…の)絶頂,極致,きわみ《+of+名》
〈C〉(頭・帽子・山・アーチなどの)最も高い部分,頂(いただき)
〈C〉歯冠;人工歯冠
〈C〉《英》クラウン紙幣(英国の旧銀貨);(一般に)王冠をデザインに使った貨幣
…‘の'頭に王冠をのせる,'を'王位につける
(栄冠・賞を)…‘に'授ける《+名+with+名》
〈物が〉…‘の'頂部[てっぺん]をおおっている
《crown+名+名》(…として)…'を'認める
(…を)…‘に'歯冠をかぶせる《+名+with+名》