blonde
1. 基本情報と概要
単語: blonde
品詞: 形容詞(名詞的用法もあり)
意味(英語): Having fair or light-colored hair.
意味(日本語): 金髪の(もしくは非常に明るい髪の色をした)。
「blonde」は主に女性の金髪を形容するときに使う言葉ですが、現在では男性でも「blond」と綴る代わりに「blonde」を使う場合が多いです。「金髪をした人」を指して名詞としても使われることがあります。日常会話や映画などでよく登場し、「明るい髪色を持つ人」を描写するときの基本的な単語です。
- 活用形: 形容詞なので、形そのものは変化しません(比較級: blonder, 最上級: blondest)。
- 他の品詞の例:
- 名詞(単数形): a blonde(「金髪の女性」「金髪の人」を指す)
- 名詞(複数形): blondes
- 名詞(単数形): a blonde(「金髪の女性」「金髪の人」を指す)
CEFRレベル目安: A2(初級)
日常生活でよく登場する語彙であり、初級レベルの学習者でも比較的早い段階で習得する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: blond-/blonde-(フランス語由来)
- 接頭語や接尾語は特になし。
他の単語との関連性(派生語・類縁語)
- blond(男性形として使われることが多かった古い形)
- blonde(女性形として使われることが多かった古い形、現在では一般的に両方に用いられることが増えている)
よく使われるコロケーション(共起表現)と関連フレーズ(10個)
- blonde hair(金髪)
- dirty blonde(ややくすんだ金髪)
- natural blonde(生まれつきの金髪)
- bleach blonde(ブリーチした金髪)
- blonde highlights(金髪のハイライト)
- blonde wig(金髪のかつら)
- blonde streaks(部分的に金髪のメッシュ)
- platinum blonde(白に近いプラチナブロンド)
- blonde bombshell(魅力的な金髪美女〈やや口語的表現〉)
- dyed blonde(染めによる金髪)
3. 語源とニュアンス
語源: 古フランス語の blont(淡い色、金色がかった色)から派生。
歴史的に、フランス語圏では男性形を blond、女性形を blonde と区別してきましたが、英語では現代において女性でも男性でも blonde 表記を用いることが一般的になりつつあります。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「blonde」は髪色を特に際立たせる印象を与えます。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使われますが、「blonde jokes(ブロンド・ジョーク)」のように、ステレオタイプを連想させる言葉として扱われる場合もあるので注意が必要です。
- 文章でも口語でも頻繁に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞用法: “She has blonde hair.” のように髪の色を説明する。
- 名詞用法(やや口語的): “She is a blonde.” のように人を指す場合もある。
- 比較級(blonder)・最上級(blondest)も使用可能: “Her hair is blonder than mine.” など。ただし会話ではあまり聞かれない表現です。
可算・不可算の区別
- 形容詞としては数の概念はありません。
- 名詞として女性を指すときは可算名詞(a blonde, two blondes)として扱われることがあります。
フォーマル/カジュアル
- 日常会話(カジュアル)からメディアの描写(少しフォーマル・一般的)まで幅広く使用されます。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
- “I love your new blonde highlights! They look so fresh.”
(新しい金髪ハイライト、すごくいいね。) - “She used to be brunette, but now she’s blonde.”
(彼女は前は黒髪だったけど、今は金髪だよ。) - “My sister is the only blonde in the family.”
(私の姉は家族の中で唯一の金髪なんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Our model has naturally blonde hair, which fits perfectly with the summer campaign concept.”
(私たちのモデルは生まれつき金髪で、夏のキャンペーンにぴったり合います。) - “During the interview, the candidate with blonde hair gave a very professional impression.”
(面接の時、金髪の志望者はとてもプロフェッショナルな印象を与えました。) - “We need marketing materials featuring a blonde spokesperson to represent the diversity of our customers.”
(顧客の多様性を示すため、金髪の広告担当者を起用したマーケティング資料が必要です。)
学術的な文脈での例文
- “According to the study, the prevalence of blonde hair in this region has decreased over the past decade.”
(その研究によると、この地域における金髪の割合は過去10年で減少している。) - “Anthropologists have examined genetic markers associated with blonde hair across various populations.”
(人類学者たちは、さまざまな集団間で金髪に関連する遺伝子マーカーを調査してきた。) - “The perception of blonde hair in art history has changed significantly, especially in Renaissance paintings.”
(美術史における金髪のイメージは、特にルネサンス期の絵画で大きく変化した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- fair-haired(明るい髪色の)
- light-haired(明るめの髪色の)
- golden-haired(金色の髪をした)
これらは「明るい髪色」を広義に示しますが、「blonde」はより具体的に「金髪」にフォーカスすることが多いです。
反意語(Antonyms)
- brunette(茶髪・黒髪の女性)
- dark-haired(暗い髪色の)
「brunette」は特に茶色〜黒髪の女性を指し、男性に対してはあまり使われません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- イギリス英語: /blɒnd/
- アメリカ英語: /blɑːnd/
- イギリス英語: /blɒnd/
- アクセント: 1語1音節なので特にアクセントの位置は目立ちませんが、“blonde”の「o(オ)」を短く発音するか、アメリカ英語ではやや長めに「ブラーンド」に近い音になります。
- よくある間違い: 語末を「ブロンド」と発音せず「ブロウンド」と伸ばしてしまったりする混同。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルの違い: “blond” と “blonde” が混在して使われるため、文脈によっても揺れがあります。イギリス英語の伝統的用法に忠実な文章では、男性に “blond”、女性に “blonde” と使い分けていることがあります。
- 同音異義語との混同: 特に同じ音の単語はありませんが、フランス語形から来たスペルと発音のズレに注意。
- 試験対策: TOEICや英検ではスペルの揺れに注意する程度。リスニングでは文脈から瞬時に「金髪」を示していると連想できるようにしておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “金色”を表す語源: フランス語由来であることから、フランス語のミステリアスな雰囲気と一緒に覚えると印象に残りやすいです。
- 色との関連づけ: “blonde ale” というビールの種類があるように、「淡い黄色」をイメージすると覚えやすいかもしれません。
- スペリング: “blonde” の末尾の “e” は「女性形」を示す名残でフランス語的。そうした由来を思い浮かべるとスペルミスが減ります。
以上が「blonde」の詳細解説です。金髪や淡い色を表す際には幅広く見かける表現ですので、ぜひイメージとともに覚えてください。
(人が)金髪で色白の
(毛髪が)薄いトビ色の,(皮膚が)色白な
色白で金髪の人
(家具の色調が)薄い色の