最終更新日:2025/10/22

武装した / (ある目的のために)用意した

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元となった辞書の項目

armed

形容詞

武装した / (ある目的のために)用意した

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武装した軍隊は任務の準備ができています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: armed

品詞: 形容詞 (adjective)

意味:


  • 英語: carrying or possessing weapons; equipped with something (often weapons or necessary tools/knowledge)

  • 日本語: 武装した、または(必要な道具・知識などで)装備された状態を表す形容詞です。「武器を持っている」だけでなく、「知識や証拠、情報などを身につけて準備万端」のように比喩的にも使われます。

<わかりやすい説明>

「armed」は主に「武器を持っている」という状況を示す言葉ですが、「知識などを持って準備ができている」という意味でも使われます。日常会話からニュース記事、ビジネス文書まで幅広く使われます。

活用形:

形容詞なので活用はありませんが、動詞 “arm” の過去形・過去分詞形が “armed” です。


  • 動詞 “to arm” → “armed” (過去・過去分詞) / “arming” (進行形)

動詞形の例:


  • to arm (動詞): 武装させる、装備させる


    • 例: “The soldiers were armed by the government.” (兵士は政府によって武装させられた)


CEFRレベル: B1 (中級)


  • ニュースや文章などでも比較的よく見かける単語であり、一般的な単語として理解しておくと便利です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • arm(武器、あるいは人間の腕を表す名詞・武装させる動詞) + -ed (過去形・過去分詞の接尾語)

  • ここでは形容詞として「武装された、装備された」という意味を持ちます。

派生語・関連語


  • arm (動詞/名詞): 武装させる/腕・武器

  • arms (名詞): 武器類

  • armament (名詞): 軍備、武装

  • disarm (動詞): 武装解除する

コロケーション(よく使われる表現)10選


  1. armed forces(武装部隊)

  2. armed conflict(武力衝突)

  3. armed robbery(武装強盗)

  4. heavily armed(重武装した)

  5. lightly armed(軽武装した)

  6. armed with evidence(証拠を携えている)

  7. armed guard(武装警備員)

  8. armed suspect(武装した容疑者)

  9. stay armed(武器を持ったままでいる/常に準備している)

  10. armed to the teeth(歯の根まで武装する/万全の準備をする〈比喩的表現〉)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • “arm” はラテン語の “arma”(武器)に由来し、古フランス語を経由して英語に入りました。“armed” はその過去分詞形から形容詞としても使われています。

ニュアンスと使用時の注意:


  • 直接「武器を持っている」状況だけでなく、「必要な道具や情報を身につけ、準備万端である」という比喩的な用法でも使われます。

  • 物騒な響きに聞こえることもあるため、現代の文脈では「武器所持」を意味するときは特に慎重に使用する必要があります。

  • 日常でもニュースやビジネスシーンで使いますが、武力・軍事関連の文脈ではフォーマルな印象をもつ場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • armed は形容詞なので名詞を修飾する形で使われます。

    例: “armed soldiers,” “an armed guard”

  • “be + armed + with + 名詞” という構文で「~を身に着けて(備えて)いる」という意味を表します。

    例: “She was armed with all the facts before the meeting.”

フォーマル/カジュアル:


  • 「武装している」の文脈ではかなり直接的・フォーマルに聞こえるので、ニュースや公式の文章でよく出てきます。比喩的な「準備している」用法なら、日常会話やビジネスでも幅広く使用します。

他動詞/自動詞:


  • “armed” 自体は形容詞であり、文法上は他動詞・自動詞の区別はありません。しかし、「arm」という動詞が「(人・組織などを)武装させる」という他動詞として使われます。


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I feel more confident now that I’m armed with the right information.”

    (正しい情報を得て準備が整ったから、以前より自信があるよ。)


  2. “He’s always armed with witty comebacks whenever someone teases him.”

    (誰かがからかっても、彼はいつも機知に富んだ切り返しを用意している。)


  3. “Are you sure it’s safe to approach someone who might be armed?”

    (武装しているかもしれない人に近づいて本当に大丈夫かな?)


ビジネスシーン


  1. “We need to be armed with our latest sales data before the meeting.”

    (会議に臨む前に最新の販売データをしっかり把握しておく必要がある。)


  2. “She entered the negotiation armed with detailed reports on market trends.”

    (彼女は市場動向の詳細なレポートを携えて交渉に臨んだ。)


  3. “The security team is armed with the necessary tools to handle emergencies.”

    (セキュリティチームは緊急事態に対応するために必要な装備を備えている。)


学術的文脈


  1. “The study is armed with comprehensive data to support its hypothesis.”

    (この研究は仮説を裏付けるための包括的なデータを備えている。)


  2. “We must examine how armed conflicts affect global economic stability.”

    (武力衝突が世界経済の安定にどのような影響を及ぼすか検証しなければならない。)


  3. “Researchers armed with advanced technology can obtain more accurate results.”

    (先端技術を駆使する研究者たちは、より正確な結果を得ることができる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. equipped (装備された)


    • 主に必要な道具や装置などを持っている状態を表す。武装に限らず、幅広い状況で使われる。

    • 例: “equipped with knowledge” は “armed with knowledge” と同義で使われることがある。


  2. outfitted (装備された)


    • 服装や装備品などの面で備えた、というニュアンスが強い。日常的にはキャンプ装備などにも使う。


  3. prepared (準備ができた)


    • 武装や具体的な装備物に限らず、心構えも含めた「準備万端」を広範囲に表す表現。


反意語


  1. unarmed (非武装の)


    • 「武器を所持していない」状態を指す。


  2. disarmed (武装を解除された)


    • 武器の使用や所持をやめさせられた、または解かれた状態を指す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɑːrmd/ (米音), /ɑːmd/ (英音)


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに基本は同じ音素ですが、アメリカ英語では「r」の音が強めに発音されるのが特徴です。


  • アクセント: 1音節の単語のため、特にどこに強勢があるという区別はありませんが、armed 全体をひとまとまりでやや強く発音します。

  • よくある間違い:


    • “arm” の “r” を弱くしすぎると通じにくい場合があるので、日本人学習者は “ar” の発音に注意する必要があります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “armed” の “ed” を見落として “armd” と書いてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: 特になし。「arm」を「腕」として理解していると、一瞬混乱することがあるが文脈で判断可能。

  • 試験対策:


    • 英検やTOEICなどで「armed robbery」や「armed conflict」などのフレーズが出題されることがある。ニュース英語などの読解時にも頻出するので覚えておくとよい。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「arm」は「腕」だけでなく「武器」の意味もあると覚えると、“armed” は「武器(arm)を持った」と連想しやすいです。

  • 「たくさんの知識を“腕”(arm)のように身につけている状態」というイメージで、「情報やソリューションなどで武装する」と覚えるとわかりやすいです。

  • “Armed with…” というフレーズをキーフレーズとして繰り返し練習すると、自然に頭に入ります。


以上が「armed」の詳細解説です。実際の文章や会話で見かけたら、武器を持っている意味だけでなく、幅広く「準備万端」のようなニュアンスでも使えると押さえておきましょう。

意味(1)

武装した

意味(2)

(ある目的のために)用意した

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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