元となった辞書の項目
kilo
解説
1. 基本情報と概要
単語: kilo
品詞: 名詞 (可算名詞)
- 英語の意味: “kilo” is a short form of “kilogram” (1,000 grams)
- 日本語の意味: 「キロ」は質量の単位「キログラム」の略称です。通常は日常会話や口語で「キログラム」の代わりに気軽に使われます。
例: 「りんごを1キロ買ったよ。」のように、どのくらいの重さかを示すときにとてもよく使われる表現です。
活用形:
- 単数形: kilo
- 複数形: kilos
他の品詞への変化例:
- 「kilo」は、もともと「kilogram (名詞)」の略なので、動詞や形容詞などへの直接的な変化はありません。ただし、「kilogram」の形容詞形「kilogrammatic」などはあまり一般的ではありません。
CEFRレベルの目安: A2 (初級)
日常で「キロ」のような基本的な数量表現は初級レベルからよく使われます。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 「kilo-」という接頭語は、ギリシャ語の “chilioi” (1000) に由来し、「千」を表します。
- 「kilo-」を使った単語には、「kilogram (キログラム)」「kilometer (キロメートル)」などがあります。
他の単語との関連性・派生語
- kilogram (キログラム): 重量(質量)の単位
- kilometer (キロメートル): 長さの単位
- kilobyte (キロバイト): データ容量の単位
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)
- one kilo of apples (りんご1キロ)
- two kilos of rice (米2キロ)
- half a kilo of meat (肉半キロ)
- price per kilo (1キロ当たりの値段)
- lose a kilo (1キロ減量する)
- gain a kilo (1キロ太る)
- weigh the kilos (キロ単位で重さを量る)
- shipped by the kilo (キロ単位で発送される)
- kilos of flour (小麦粉〜キロ)
- kilos overweight (〜キロ体重オーバー)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「kilo」はギリシャ語の “chilioi”(千)に由来する接頭語 “kilo-” から派生し、19世紀にメートル法が普及する過程で短縮形として一般に広まりました。
使用時の微妙なニュアンス
- 「kilo」は口語的・カジュアルなシーンでよく使われます。特に重量や長さを軽く言及するときに便利です。正式な文書・論文などでは「kilogram」「kilometer」とフルスペルで書かれることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 不定冠詞 (a, an) や複数形 (kilos) とともに使われる
- 例: “I bought a kilo of oranges.”
- 例: “I bought a kilo of oranges.”
- 一般的には「1 kilo of 〜」「2 kilos of 〜」のように、あとに測ろうとするモノが続きます。
- 口語/カジュアル: 友人との会話や簡単なメモ書きで頻繁に登場
- フォーマル/文章: フォーマルなレポートや論文では “kilogram” と書かれるのが一般的
5. 実例と例文
日常会話
- “Can you buy a kilo of bananas on your way home?”
(帰りにバナナを1キロ買ってきてくれる?) - “I usually eat about half a kilo of vegetables every day.”
(私は普段、1日あたり野菜をだいたい0.5キロ食べます。) - “I lost two kilos after starting my new diet.”
(新しいダイエットを始めて2キロ痩せたよ。)
ビジネスシーン
- “The wholesale price is set per kilo, so we need to calculate carefully.”
(卸売価格がキロ単位で設定されているので、きちんと計算する必要があります。) - “Please label these coffee beans in kilos for export.”
(これらのコーヒー豆を輸出用にキロ単位でラベルを付けてください。) - “We project a cost increase of 5 cents per kilo next quarter.”
(次の四半期には、1キロあたり5セントのコスト増を見込んでいます。)
学術的な文脈
- “In many scientific experiments, the precise measurement in kilograms is required.”
(多くの科学実験では、正確なキログラム表示が必要とされます。) - “A sample weight of one kilo was tested for density fluctuations.”
(1キロのサンプルの密度変動をテストしました。) - “The standard kilo prototype is stored under specific conditions to maintain accuracy.”
(標準キロ原器は正確性を保つために特別な環境で保管されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- kilogram (キログラム): “kilo” の正式名称。
- カジュアルさの違い:(kilo) → 口語的 / (kilogram) → 公式文書などフォーマル
- カジュアルさの違い:(kilo) → 口語的 / (kilogram) → 公式文書などフォーマル
- kg: “kilogram” をさらに短縮した記号。文章や図表でよく使われる。
反意語
- 特定の「反意語」はありませんが、あえて重量の概念に対しては「gram (グラム)」など、小さい単位と対比されることはあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記(アメリカ英語): /ˈkiː.loʊ/
- IPA表記(イギリス英語): /ˈkiː.ləʊ/
アクセント(強勢) は最初の音節「ki-」にきます。
- アメリカ英語: “キー・ロウ”
- イギリス英語: “キー・ロウ” (母音の違いに注意: -loʊ / -ləʊ)
よくある発音の間違い
- “kilo” の「ki」を「キ」ではなく「カイ」や「ダイ」と誤って言ってしまうなど。最初の音は「キー」のイメージが正確です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “killo” や “kiloa” などと書いてしまう誤り
- 同音異義語との混同: 特にはありませんが、数字の「キー」を言うときに紛らわしい場合があります。
- TOEICや英検などでの出題: 主にリスニングや日常会話表現の一環で出ることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源イメージ: “kilo-” は千 (1000) を意味する接頭語。「キロは千」というイメージを思い出すと「1キロ = 1000グラム」と覚えやすくなります。
- 覚え方のコツ: “kilo” → 「キログラム」の略 → カタカナの「キロ」そのままなので、日本語と同じ感覚で覚えられます。
- 勉強テクニック: 日常会話で自分や家族の体重・食材の量を “kilo” で言い換えてみるなど、具体的なイメージを持ちながら使うと身につきやすいです。
以上が名詞 “kilo” の詳細な解説です。日常的に使いやすい単位なので、ぜひ会話の中で活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
キログラム(kilogram)
意味(2)
キロメートル(kilometer)