最終更新日:2025/11/17
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元となった辞書の項目

ending

名詞

終り,終了;(物語・映画などの)結末 / (文の)語尾

このボタンはなに?

その映画は驚きの終りを迎える。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: ending

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): the final part of something, such as a story, event, or process

意味(日本語): 物語や出来事、プロセスなどの「最後の部分」「結末」のことを指します。

「たとえば映画の『ラストシーン』や小説の『結末』のことを表す単語です。『どのように終わるか』というニュアンスを強調する時に使います。」


  • 活用形: 名詞であるため、複数形は endings です。

  • その他の品詞形:


    • end(動詞/名詞):「終わる」「終わり」

    • ending(名詞):「結末」

    • ended(動詞の過去形/過去分詞):「終わった」

    • ending(動名詞):「終わること・終えること」 など


CEFRレベル目安: B1(中級)

「日常的な単語としてよく使われますが、多少抽象的な内容(物語の構成やイベントの区切りなど)を理解できるレベルが必要です。」


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): end(終わり)

  • 接尾語 (suffix): -ing(動作や状態、またはそれに伴う結果を指す形)

他の単語との関連性(派生語・類縁語)


  • end: 「終わり」(名詞) / 「終わる」(動詞)

  • ending: 「結末」

  • endless: 「終わりのない」(形容詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. happy ending(ハッピーエンド)

  2. sad ending(悲しい結末)

  3. abrupt ending(唐突な終わり)

  4. tragic ending(悲劇的な結末)

  5. twist ending(どんでん返しの結末)

  6. satisfying ending(満足のいく終わり)

  7. dramatic ending(劇的な結末)

  8. alternate ending(別バージョンの結末)

  9. conclusive ending(決定的な結末)

  10. open-ended ending(結末が曖昧な終わり)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ending は、古英語の endian(終わる)に由来する end という語幹に、動作や状態を示す -ing がついたものです。

  • 歴史的な使用: もともとは「終わりに関すること」を示し、文学や口語両方で「物語・出来事の終わり方」を示す意味で使われてきました。

  • ニュアンス・使用時の注意: ending は「終わり方」そのものを強調するため、ストーリーや出来事の結果に感情的なニュアンスを添えます。会話でも文章でもよく用いられますが、小説や映画のようにストーリー性のあるものについて言及する際に特に使われる語です。


  • フォーマル度: 一般的にカジュアルからフォーマルまで幅広く使用されますが、小説や文学作品における書き言葉でややフォーマルなニュアンスを帯びることもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): an ending / the ending / endings


    • 例: The ending of the movie was surprising.


  • 一般的な構文:


    1. “[主語] + have + [形容詞] + ending.”


      • 例: The novel has a suspenseful ending.


    2. “The ending of [名詞] + [動詞].”


      • 例: The ending of this story completely changed my perspective.



  • イディオム/フレーズ:


    • “a means to an end” (目的を達成するための手段) ※ただし、end の意味が主要



5. 実例と例文

① 日常会話


  1. “I loved the movie, but the ending was a bit disappointing.”

    (その映画は大好きだったんだけど、結末がちょっと残念だった。)

  2. “Do you prefer a happy ending or a sad ending in romance stories?”

    (恋愛ものはハッピーエンドと悲しい結末、どっちが好き?)

  3. “The ending of the concert was so exciting—everyone was cheering!”

    (コンサートの最後はすごく盛り上がったね。みんな大歓声だったよ!)

② ビジネス


  1. “We need a clear ending to this project before we start a new one.”

    (次のプロジェクトを始める前に、今のプロジェクトをきちんと終わらせる必要があります。)

  2. “The ending of the financial year will require additional reporting.”

    (会計年度の締めくくりには追加の報告作業が必要になります。)

  3. “Our team meeting had an abrupt ending due to the fire drill.”

    (火災訓練のせいで、チームミーティングが急に終わってしまいました。)

③ 学術的な文脈


  1. “The ending of the historical period is often marked by a significant event.”

    (ある歴史時代の終焉は、それを象徴する大きな出来事によって特徴づけられることが多い。)

  2. “In literary analysis, the ending can redefine the entire work’s theme.”

    (文学分析においては、結末が作品全体のテーマを再定義する場合があります。)

  3. “Researchers examined the ending phases of economic cycles to predict future trends.”

    (研究者たちは将来の動向を予測するために、景気循環の終盤を分析しました。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. conclusion(結論、締めくくり)

    2. 「主張をきちんとまとめる場面」に使われやすい。

    3. finale(フィナーレ・最終幕)

    4. イベントや舞台・音楽など華やかな終わりを強調する。

    5. outcome(結果)

    6. プロセスの結果全般を指し、ややビジネスやフォーマルで使われる。


  • 反意語 (Antonyms)


    1. beginning(始まり)

    2. start(開始)


ending は「(ストーリーや出来事の)結末」として主観的・感情的ニュアンスがやや強い場合が多い。一方、conclusion は論理構造や主題をまとめる印象、finale は音楽やショーの華やかな締めなど、使用シーンやジャンルが異なります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈendɪŋ/

  • アクセント: 最初の音節 “en” に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはほとんどありません。/ˈen.dɪŋ/ と両方で発音されますが、イギリス英語のほうが “d” と “ɪ” の間がややはっきり聞こえる場合があります。

  • よくある発音ミス: “en” の部分を「エン」ではなく「イェン」に近い音で発音してしまうなど。しっかりと “e” [ɛ] の音を意識してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: ending → × endding, eneing など

  • 同音異義語: 特に目立った同音異義語はありませんが、sending(送ること)と音の重なりを感じる学習者もいるかもしれないので注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「結末」や「最終局面」という意味の単語として出題されることがあります。“happy ending,” “closure,” “at the end of” などセットで覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ:


    • 語幹は end → 「終わり」。そこに -ing(~すること、~の状態)をつけたものとして、「終わりの状態=結末」と連想すると覚えやすいです。

    • 「物語の終わりがどうなるかワクワクする!」というイメージとセットにすると記憶に残りやすいです。


  • 関連ストーリー:


    • 映画のCMなどでよく “Don’t miss the shocking ending!”(衝撃の結末を見逃すな!)というフレーズを聞いたことがあるかもしれません。そこからイメージを強化すると良いでしょう。



以上が “ending” の詳細解説です。小説や映画のラストシーン、ビジネスプロジェクトの完了など、「どのように終わるか」を意識したいときに便利な単語です。ぜひ覚えて、いろいろな場面で使ってみてください。

意味のイメージ
ending
意味(1)

(文の)語尾

意味(2)

終り,終了;(物語・映画などの)結末

英和選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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