最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

accident

名詞

〈C〉偶然,偶発,めぐり合わせ / 〈C〉事故,災難

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都市での親友との出会いは幸せな偶然だった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: accident

品詞: 名詞 (countable noun)

活用形:


  • 単数形: accident

  • 複数形: accidents

意味 (英語)

An unexpected and unintentional event, often causing damage or injury.

意味 (日本語)

予期せずに起こる出来事で、しばしば損害やケガを伴うものを指します。

「accident」は「事故」や「思いがけない出来事」という意味で使われ、日常生活では交通事故やちょっとしたハプニングなど、思わぬトラブルを表現するのに使います。

他の品詞での例


  • 形容詞: accidental(偶然の、意図しない)

    例: That was an accidental discovery.(それは偶然の発見でした。)

難易度 (CEFRレベル目安)

B1(中級):日常生活だけでなく、少し長めの文章や会話でもよく登場する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語: なし

語幹: “accident” (語源的には「ad-(〜へ)」+「cadere(落ちる)」から派生)

接尾語: なし(英語としては “-ent” が名詞を作る要素ですが、ラテン語起源の複合形です)

関連語・派生語


  • accidental(形容詞)

  • accidentally(副詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. car accident(自動車事故)

  2. traffic accident(交通事故)

  3. serious accident(重大事故)

  4. freak accident(思いがけない奇妙な事故)

  5. cause an accident(事故を引き起こす)

  6. be involved in an accident(事故に巻き込まれる)

  7. accident insurance(事故保険)

  8. accident report(事故報告書)

  9. accident rate(事故率)

  10. accident-free record(無事故記録)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の “accidens”(起こること)に由来し、更に “ad-” (〜へ) と “cadere” (落ちる) が組み合わさった形から来ています。もともとは「予期せぬことが降ってわくように起こる」というニュアンスを含んでいました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「accident」は主に「意図的ではない出来事」を表します。

  • 怪我や損傷などのネガティブなイメージが伴うことが多いです。

  • フォーマル・カジュアルのどちらでも使われますが、真面目な内容を扱う時(交通事故や大きな事件など)にはフォーマルな文脈でもよく見かけます。

  • カジュアルなシーンでは「It was just an accident.」(単にうっかりしただけだよ)といった軽いニュアンスでも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a/an を付けて「an accident」のように使います。複数形は「accidents」です。

  • 構文上のポイント:


    • “have an accident”「事故に遭う」と表現することが多いです。

    • “by accident”「偶然に、間違えて」という副詞句としても使われます(例: I deleted the file by accident.)。


イディオムの例


  • “by accident” : 偶然に、誤って

  • “It’s no accident that ~” : ~は偶然ではない(何らかの理由や必然がある)


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I had a small accident on my way to work this morning.”

    (今朝、仕事に行く途中でちょっとした事故に遭ったんだ。)


  2. “He spilled his drink by accident.”

    (彼はうっかり飲み物をこぼしてしまったよ。)


  3. “Don’t worry, it was just an accident. I’m not hurt.”

    (大丈夫、ただのアクシデントだったんだ。ケガはないよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Please fill out an accident report if any incidents occur at the workplace.”

    (職場で何か事故が発生したら、事故報告書に記入してください。)


  2. “Our company’s accident rate has decreased significantly this year.”

    (当社の事故率は今年大幅に減少しました。)


  3. “We have insurance to cover any accidents during business travel.”

    (出張中の事故を補償する保険に入っています。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The study analyzed the causes of industrial accidents in manufacturing plants.”

    (その研究は製造工場での産業事故の原因を分析した。)


  2. “He presented statistical data on traffic accidents in urban areas.”

    (彼は都心部における交通事故の統計データを提示した。)


  3. “The paper discusses the psychological effects of near-accident experiences.”

    (その論文は、事故になりかけた体験が与える心理的影響について論じている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. incident(出来事・事件):より広い意味で「出来事」を指す。

  2. mishap(軽い事故・不運):大きな損害ではなく、ちょっとしたトラブルというニュアンス。

  3. crash(衝突事故):特に車や飛行機などの激しい衝突を強調。

これらは、すべて意図しない状況を指しますが、深刻度や状況が異なります。

反意語 (Antonyms)


  • intention(意図):意図的に行われた場合は「accident」とは反対の概念。

  • on purpose / deliberately(わざと):事故でなく、わざと行われたことを示す表現。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈæksɪdənt/

    • イギリス英語: /ˈæksɪd(ə)nt/


  • アクセント(強勢)位置: 最初の “ac” の部分 (AC-cident) に強勢がきます。

  • よくある間違い:


    • “accident” の “c” は2つ重なっていますが、スペルミス(acident, accidant など)に注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “accident” の「c」が2回、「i」の直後に「d」が来ることを意識する。

  • 同音異義語ではありませんが、incident(出来事・事件)と混同されやすいので、内容やニュアンスの違いに注意。

  • TOEIC や英検などでも、基本的な単語として事故に関する内容でよく出題されるため、「by accident」「have an accident」などの表現をしっかり覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージすると、「何かが自分のところへ落ちてくる(ad + cadere)」ように突然起こるイメージです。

  • 「accident」の綴り: “ac-c-i-d-e-n-t” と区切りながら確認すると混乱を防ぎやすいです。

  • 日常でもよく使われるため、“by accident”というフレーズごと覚えると便利です。

以上が名詞「accident」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的な場面まで幅広く使える語なので、コロケーションや例文と合わせてしっかり身につけておきましょう。

意味のイメージ
accident
意味(1)

〈C〉偶然,偶発,めぐり合わせ

意味(2)

〈C〉事故,災難

英和選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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