最終更新日:2025/10/10

〈C〉語,単語 / 《しばしば複数形で》(表現された)言葉;(自分の考えに基く)言葉 / 〈C〉《しばしば複数形で》短い会話,ひと言 / 《単数形で;one's word》約束,保証 / 〈U〉《冠詞をつけずに》知らせ,伝言 / 《the word》合い言葉 / 〈C〉《the word, one's》命令,指図 / 《複数形で》口論,論争 / 《the Word》聖書,(聖書に書かれた)神の言葉 /

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元となった辞書の項目

word

名詞

〈C〉語,単語 / 《しばしば複数形で》(表現された)言葉;(自分の考えに基く)言葉 / 〈C〉《しばしば複数形で》短い会話,ひと言 / 《単数形で;one's word》約束,保証 / 〈U〉《冠詞をつけずに》知らせ,伝言 / 《the word》合い言葉 / 〈C〉《the word, one's》命令,指図 / 《複数形で》口論,論争 / 《the Word》聖書,(聖書に書かれた)神の言葉 /

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解説

1. 基本情報と概要

単語: word

品詞: 名詞 (時に動詞としても使われる)

英語での意味: a single distinct meaningful element of speech or writing

日本語での意味: 「単語」「言葉」「一語」

「word」は、「話し言葉や書き言葉の中で意味を持つ最小の要素」を表す単語です。日常会話でよく使われ、「一つの単語」「言葉」を指し示します。また、「発言」「約束」「忠告」「うわさ話」など、広いニュアンスで使われることもあります。

英語学習者としては、まず「word = 単語」と覚えておけばOKですが、文脈によっては「発言」や「約束」などを意味する場合もあるので注意が必要です。

活用形(名詞の場合): 名詞なので基本的には変化しませんが、複数形はwordsです。

他の品詞例:


  • 動詞 (to word): 「言い表す」「表現する」の意味で使われる場合があります。例: “He worded his statement carefully.”(彼は慎重に言葉を選んでコメントした。)

CEFRレベル: A1(超初心者)

日常会話や学習教材で最初のほうに登場する頻出語で、非常に基本的な単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 / 接尾語 / 語幹:

    「word」自体は古い英語から受け継がれた単語で、直接的に「接頭語」「接尾語」に分けられる構造ではありません。

  • 派生語 / 類縁語:


    • wording (名詞): 言い回し、表現

    • wordy (形容詞): 文章や発言が回りくどい、冗長な

    • understatement (関連語): 言葉数を抑える(控えめな言葉)


よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. a single word


    • (一語、たった一つの単語)


  2. word for word


    • (一語一句、逐語的に)


  3. have a word with someone


    • (誰かと少し話をする)


  4. in other words


    • (つまり、言い換えると)


  5. spread the word


    • (情報を広める、口コミで広げる)


  6. word of mouth


    • (口コミ、評判)


  7. a man of his word


    • (約束を守る男、信頼できる人)


  8. lost for words


    • (言葉を失う、つい無言になる)


  9. word on the street


    • (巷でのうわさ、世間の評判)


  10. final word


    • (最終的な決定あるいは発言)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「word」は古英語の “WORD” (wēord, wurd など) という形から来ており、さらにはゲルマン祖語やインド・ヨーロッパ祖語にもさかのぼる古い歴史をもつ単語です。


  • 歴史的な使われ方:

    古英語の時代から「言葉層を形成する最小単位」を指す概念として使われてきました。年代を経るにつれ、「約束」「宣言」「誓い」という拡張された意味が加わりました。


  • 使用時の注意点(ニュアンスなど):


    • 「word」は非常に一般的で口語・文語問わず幅広く用いられます。

    • 「I give you my word.」はややフォーマルな響きがあり、「約束する」「確約する」という意味です。

    • 「Word on the street is...」はカジュアルな言い方で、「噂によると...」というニュアンスです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞の可算/不可算: 「word」は通常可算名詞で使われます。(例: one word, two words)

  • 文法上のポイント:


    • 「word」を使う熟語表現が多いので、フレーズとして学んでおくと会話でスムーズに使いやすいです。

    • 「in a word」= 「一言で言えば」など文章的に使う言い回しもあります。


  • 一般的な構文・イディオム:


    • to have words (with someone): (誰かと揉める、口論になる)

    • to eat one’s words: (自分の言ったことを撤回する)


  • フォーマル/カジュアル:


    • 「word」を使った表現は全体的に幅広いシーンで使えますが、文語では「in short」「in sum」などを使うことも多いです。

    • 口語では「What’s the word?」= 「何の話?」「どういうこと?」のような砕けた表現があります。



5. 実例と例文

日常会話


  1. “Do you have a word for how you feel right now?”

    「今の気持ちを表す言葉はある?(何て言えばいいか思いつく?)」


  2. “Can I have a quick word with you?”

    「ちょっとお話いいですか?」


  3. “I’m lost for words. That was an amazing performance!”

    「言葉が出ないよ。あれはすごい演技だったね!」


ビジネス


  1. “We need to spread the word about the new product launch.”

    「新製品の発売について情報を広める必要があります。」


  2. “Please keep your word and send me the report by Friday.”

    「約束を守って、金曜日までにレポートを送ってください。」


  3. “I’ll have a word with the client regarding the contract.”

    「契約については、その顧客と話をしてみます。」


学術的な文脈


  1. “The word ‘culture’ has various definitions depending on the field of study.”

    「“culture”という単語は、研究分野によってさまざまな定義があります。」


  2. “The hypothesis relies on the precise meaning of each word in the legal text.”

    「その仮説は、法文における各単語の正確な意味に依存しています。」


  3. “Please analyze the word distribution in the corpus to identify key terminology.”

    「キーワードを特定するため、コーパス内での単語の分布を分析してください。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. term(専門用語)


      • 「term」はやや専門的・技術的な用語を指すことが多い。一方「word」はもっと一般的に使われる。


    2. expression(表現)


      • 「表現」全般を指す単語で、「word」はもっと具体的かつ最小単位の意味を持つ。


    3. phrase(句)


      • 「phrase」は単語の集まりを指すため、単数の「word」とは単位が異なる。



  • 反意語


    • 「word」自体に明白な反意語はありませんが、「silence」など、「言葉がない状態」を表す概念が対照的に使われることがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /wɜːrd/ (イギリス英語), /wɝːd/ (アメリカ英語)


  • 強勢(アクセント)の位置:

    「word」はひと音節なので、特に複雑なアクセントはありませんが、/wɜːrd/ の /ɜː/ は少し長めの音に注意します。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /wɝːd/ (rの音が明確)

    • イギリス英語: /wɜːd/ (rが弱く巻き舌にならない)


  • よくある発音ミス:


    • 「w」音を「v」に近い音で言ってしまう場合があります。

    • /ɜː/ の母音があいまいになり、「ワード」ではなく「ワッド」に近くなることがあるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「sword(剣)」は“sw-”で似たスペリングですが意味も発音も異なるので注意が必要です。

  • 同音異義語: ほぼありませんが、アメリカ英語では “world” と近い発音だと思い混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリーディングで頻出する単語ですが、特に目立った難しさはありません。派生表現(wording, wordy など)が出ることはあるのであわせて覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「word = 言葉のかたまり」として絵にしてイメージすると覚えやすい。

  • 関連ストーリー: 「一つの ‘word’ が大きな物語のはじまりになる」イメージで、単語は小さくても意味の源泉という感覚を持つと頭に残りやすいです。

  • 暗記テクニック: 「one word at a time(1度に一単語ずつ)」というフレーズを使って、コツコツ覚える姿勢にリンクさせるとよいでしょう。


以上が名詞「word」の詳細です。「word」は日常会話やビジネス、学術的文脈まですべての場面で登場する非常に基本的かつ重要な単語です。ぜひ例文やコロケーションをそのまま会話に取り入れてみてください。

意味のイメージ
word
意味(1)

〈C〉,単語

意味(2)

《しばしば複数形で》(表現された)言葉;(自分の考えに基く)言葉

意味(3)

〈C〉《しばしば複数形で》短い会話,ひと言

意味(4)

《単数形で;one's word》約束,保証

意味(5)

〈U〉《冠詞をつけずに》知らせ,伝言

意味(6)

《the word》合い言葉

意味(7)

〈C〉《the word, one's》命令,指図

意味(8)

《複数形で》口論,論争

意味(9)

《the Word》聖書,(聖書に書かれた)神の言葉

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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