最終更新日:2025/10/07

〈他〉〈服・装飾品など〉を身につけている / 〈ある表情・態度など〉を示している / (使用して)…をすり減らす / 〈自〉すり減る / 〈品物などが〉長もちする /

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元となった辞書の項目

wear

動詞

〈他〉〈服・装飾品など〉を身につけている / 〈ある表情・態度など〉を示している / (使用して)…をすり減らす / 〈自〉すり減る / 〈品物などが〉長もちする /

このボタンはなに?

パーティーには新しい服を着て行きました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: wear

品詞: 動詞 (一部の用法では名詞としても使われることがあります)


  • 意味(英語): To have or use something on your body, such as clothes, accessories, or makeup. It can also mean “to deteriorate” or “to become damaged over time.”

  • 意味(日本語): 服やアクセサリーなどを身につけること、または物が使われて摩耗することを表します。「服を着る」「メガネをかける」のように、身に着けるイメージの強い単語です。

「服やアクセサリーを身につける」という場面で頻繁に使います。また、物が“すり減っていく”意味でも使われるため、状況によっては抽象的に“耐久性”や“使い古し”のニュアンスにもなります。

活用形


  • 原形: wear

  • 過去形: wore

  • 過去分詞形: worn

  • 現在分詞形/動名詞: wearing

他の品詞例


  • 名詞 (wear): 「衣料品」「使い古し」など(“sportswear,” “footwear,” など)

CEFRレベル


  • A2(初級)〜B1(中級)程度:

    日常的な行動である“服を着る”を表すため、比較的早い段階で学習する単語ですが、派生的な用法(摩耗するなど)は中級レベルで学ぶことが多いです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 「wear」は、古英語の“werian”に由来し、「着用する」「身にまとう」という意味を持つ語幹を含んでいます。

  • 接頭語・接尾語は特になく、一語で成立しています。

関連語・派生語


  • wearable (形容詞): 身につけられる

  • wearer (名詞): 身につけている人

  • unwearable (形容詞): 着られないほどボロボロの、または不適切な

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. wear clothes(服を着る)

  2. wear a hat(帽子をかぶる)

  3. wear makeup(化粧をする)

  4. wear glasses(メガネをかける)

  5. wear a uniform(制服を着る)

  6. wear out(使い古す、疲れ果てさせる)

  7. wear away(すり減る、浸食する)

  8. wear thin(薄くなる、我慢が限界を迎える)

  9. wear a smile(笑顔を浮かべる)

  10. wear headphones(ヘッドホンを身につける)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語 “werian” (身につける) → 中英語 “weren” を経て現在の “wear” へと変化しました。

  • 歴史的使用: 主に身体に着用する行為を示す動詞として長い歴史を持ちますが、同時に物が長期間の使用で“すり減る”というニュアンスも古くから存在します。

  • ニュアンスの注意点:


    • 「身につける」意味でもっとも一般的な単語。

    • 口語でも文章でも使える、非常に幅広いシチュエーションで使われる動詞です。

    • 物が時間とともに摩耗していく様子を表すときはやや抽象的な響きになります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として使用: 目的語に身につけるものを取る。

    例: “I wear a jacket.” (私はジャケットを着る)

  • 状態動詞的にも使われる: “I’m wearing a jacket right now.” (今ジャケットを着ています)

  • 不可算名詞 (ウェア) として、「衣料品」を指す場面もあります。(例: “women’s wear,” “sportswear”)

一般的な構文・イディオム


  • wear out → 「(物を)使い古す」「(人を)疲れ果てさせる」

    例: “These shoes are completely worn out.”

  • wear off → 「(感覚などが)徐々に消える」

    例: “The painkillers are wearing off.”

  • wear down → 「(相手を)弱らせる」「(抵抗を)徐々に落とす」

    例: “He slowly wore down his opponent’s defense.”

フォーマル/カジュアル:


  • 「wear」はあらゆるシーンで使える非常に汎用的な単語。カジュアルな会話からフォーマルな文書まで、表現内容によって幅広く使えます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I usually wear jeans and a T-shirt on the weekend.”

    (週末はたいていジーンズとTシャツを着ます。)


  2. “Don’t you get hot wearing that jacket in the summer?”

    (夏にそのジャケット着てたら暑くないの?)


  3. “She wears sunglasses even on cloudy days.”

    (彼女は曇りの日でもサングラスをかけています。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “All employees are required to wear formal attire at the conference.”

    (会議では、全社員がフォーマルな服装を着用することが必要です。)


  2. “He wears a suit to work every day to maintain a professional image.”

    (彼はプロフェッショナルなイメージを保つため、毎日スーツで出勤しています。)


  3. “Please ensure you wear your ID badge at all times in the office.”

    (オフィス内では常にIDバッジを着用するようにしてください。)


学術的・文章での例文


  1. “Constant friction will wear the surface of the metal.”

    (絶え間ない摩擦によって、金属の表面がすり減るでしょう。)


  2. “Excessive use of this equipment may wear its components more quickly.”

    (この装置を過度に使用すると、構成部品がより早く磨耗する可能性があります。)


  3. “The study focuses on how environmental factors cause rocks to wear down over time.”

    (この研究は、環境要因がどのようにして岩を長い時間をかけて浸食するかに注目しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. put on(着る)


    • 「着始める」という動作を強調するときに使われやすい。


  2. dress in(服を着ている)


    • よりフォーマル・やや書き言葉寄り。


  3. don((ややフォーマルに) 着用する)


    • 文語的表現。日常会話ではあまり使われない。


反意語 (Antonyms)


  1. take off(脱ぐ)


    • 身につけているものを脱ぐ行為。


  2. remove(取り外す)


    • 帽子や装飾品を外すなど、フォーマルにも使える。


ニュアンスの違い:


  • 「wear」は“現在着ている状態”にフォーカスするのに対し、「put on」は“着る動作”そのものを指す。

  • 「don」は格式ばった表現、日常ではあまり使われない。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /wɛər/ (米), /weər/ (英)

  • 強勢 (アクセント): “wear” の単音節なので、単語全体にアクセント。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /wɛər/(“ウェア”に近い)

    • イギリス英語: /weər/(より曖昧母音寄りに聞こえることが多い)


  • よくある間違い: “where” (どこ) と混同してしまうことがある。スペルや意味を混同しないよう注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “were” (be動詞の過去形) や “where” (どこ) と綴りや発音を混同しがち。

  • 同音異義語との混同: “where” (どこ), “ware” (商品) など。

  • 試験対策: TOEICや英検では基本動詞として頻繁に出題。特にイディオム表現(wear out, wear offなど)や派生的意味に注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “WEAR” = “身につける” → 「身につける」時は “put on”, 「着ている状態」は “wear” とセットで覚えると便利。

  • 同音異義語(where / wear / ware)の区別は、文脈とスペルで確実に押さえる。

  • 自身や周囲が何を着ているかを英語で言う練習をすることで、自然と覚えやすくなります。


学習者にとって日常会話でも必須の単語であり、多くの派生的な意味を持つ“wear”ですが、基本は「“身につける”状態」を表す――という点をしっかりと抑えておきましょう。ぜひ日常生活の身の回りのものを観察しながら使ってみてください。

意味のイメージ
wear
意味(1)

〈服・靴・帽子・装飾品・ひげなど〉‘を'身につけている , を着ている

意味(2)

〈ある表情・態度など〉‘を'表している,示している

意味(3)

(使用して)…‘を'すり減らす,使いふるす;(摩擦などで)…‘を'を損なう

意味(4)

〈穴・みぞなど〉‘を'すり減らして作る(あける)

意味(5)

(使用・摩擦などで)すり減る,すり切れる

意味(6)

《様態・時間を表す副詞[句]を伴って》〈品物などが〉長もちする

意味(7)

着用,使用

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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