最終更新日:2025/10/13
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元となった辞書の項目

trousers

名詞

『ズボン』

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新しいズボンを買いました。

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解説

以下では、英単語 trousers をできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語表記: trousers

品詞: 名詞(主に複数形で使う)

意味(英語):

• Trousers are an outer garment covering the lower part of the body from the waist to the ankles, divided into separate parts for each leg.

意味(日本語):

• 「ズボン」「パンツ(主に英・豪英)」を指し、腰から足首までを覆う衣服のことです。

• 「pants」とほぼ同じですが、イギリス英語では「trousers」の方が一般的に使われます。アメリカ英語では通常「pants」が対応します。

「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」

• 基本的に「腰から下を覆う、脚が2本に分かれた衣服」を指し、日常会話からビジネスまで広く使われる単語です。

• イギリス英語話者にとっては最も一般的な言い方です。

活用形:


  • 「trousers」は1種類の形で使われますが、基本的には複数形扱いです。「a pair of trousers」として数えることが多いです。

他の品詞になった場合:


  • 「trouser」(単数形)は主に形容詞的(限定詞的)に使われることがあります(例:trouser pocket)。しかし日常会話では、ふつう「trousers」と複数形のみで用いられます。

CEFRレベルの目安: A2(初級)

• 衣服の基本単語として、初級レベル(A2)程度で頻出する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • この単語は特に顕著な接頭語・接尾語がなく、一単語として成立しています。

他の単語との関連性


  • 同義的に「pants」(米)や「slacks」(ややフォーマル)などが挙げられます。

  • 「shorts」(短いパンツ)や「skirts」(スカート)は似た衣服関連ですが形や用途が異なる単語です。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a pair of trousers(ズボン1着)

  2. wear trousers(ズボンを履く)

  3. casual trousers(カジュアルなズボン)

  4. formal trousers(フォーマルなズボン)

  5. trouser pocket(ズボンのポケット)

  6. trouser leg(ズボンの脚の部分)

  7. loose-fitting trousers(ゆったりしたズボン)

  8. tight-fitting trousers(ぴったりしたズボン)

  9. baggy trousers(ダボッとしたズボン)

  10. to iron your trousers(ズボンにアイロンをかける)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「trousers」は、スコットランド・ゲール語の “triubhas” に由来するとされ、当初はひざ丈のズボンを指す意味で使われていたと考えられています。

歴史的背景:


  • かつては男性用の衣服を指すことが多かったですが、現代では男女を問わず着用する一般的な衣服として使われています。

ニュアンスや注意点:


  • イギリス英語では「パンツ (pants)」が「下着」の意味で使われることが多いので、特にイギリス英語圏で「ズボン」を指したいときは「trousers」を使います。

  • フォーマル・カジュアル問わず幅広く使われますが、ややフォーマル感が欲しいときには「slacks」という言い方もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算/不可算:


    • 「trousers」は語形として複数形扱い(複数形名詞)です。

    • 数えるときは「a pair of trousers / two pairs of trousers」という形になります。


  2. 一般的な構文やイディオム:


    • “wear the trousers”


      • (主にイギリス英語)「主導権を握る」「家で主導権をもつ(妻や夫)」を意味するイディオム。


    • “be caught with one’s trousers down”


      • 「不意を突かれる」「油断しているところを見つかる」という意味のイディオム。



  3. フォーマル/カジュアル:


    • 「trousers」はあらたまった場面でも日常でも両方使えます。ビジネスシーンでも問題なく通じます。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文 (3つ)


  1. “I think these trousers are too tight around the waist.”

    (このズボン、ウエストのところがキツすぎるよ。)


  2. “Can you pass me my trousers? I left them on the chair.”

    (椅子の上に置いてきたんだけど、ズボンを取ってくれる?)


  3. “I like wearing loose-fitting trousers when I travel.”

    (旅行のときはゆったりしたズボンを履くのが好きなんだ。)


(B) ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our company policy requires employees to wear formal trousers to the office.”

    (当社の規定では、正装のズボンを着用して出社することが求められています。)


  2. “He always pairs his suit jacket with matching trousers for meetings.”

    (彼は会議のとき、スーツジャケットにおそろいのズボンを合わせて着ます。)


  3. “Wearing well-pressed trousers makes a good first impression.”

    (きちんとプレスされたズボンを履くと好印象を与えます。)


(C) 学術的・フォーマルな文章例 (3つ)


  1. “In historical contexts, trousers were often reserved for the aristocracy in certain cultures.”

    (歴史的に見ると、文化によってはズボンはしばしば貴族階級に限られたものでした。)


  2. “The design of military trousers has evolved significantly over the last century for practical reasons.”

    (軍用ズボンのデザインは、実用的な理由からこの100年で大きく変化してきました。)


  3. “Researchers examined the impact of trouser fit on workplace ergonomics.”

    (研究者たちは、ズボンのフィット感が職場の人間工学に与える影響を調査しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. pants(パンツ)


    • アメリカ英語では「ズボン」、イギリス英語では「下着」を指すので注意が必要です。


  2. slacks(スラックス)


    • ややフォーマルなズボンを指し、ビジネスシーンやドレスコードでもよく使われます。


  3. jeans(ジーンズ)


    • デニム素材で作られたズボン。「trousers」の一種ですがよりカジュアルです。


反意語(衣服として対比的に挙げると)


  1. shorts(ショーツ)


    • 短い丈のズボン。同じ「脚に分かれた衣服」ですが丈が短いので対照的です。


  2. skirt(スカート)


    • 腰から下を覆うが脚の部分に仕切りのない衣服。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • イギリス英語: /ˈtraʊ.zəz/ (地域によっては /ˈtraʊ.zəs/ も)

  • アメリカ英語: /ˈtraʊ.zɚz/

アクセント:


  • 最初の音節 “trou-” が強勢を受けます(「TRAU-zers」のイメージ)。

よくある発音の間違い:


  • “trou-sers” の /ʊ/ が曖昧になりやすいので注意。

  • 語末の “-ers” の発音が弱くなりすぎたり省略されて「trauser」と聞こえないようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “trouser” (単数形) と書きかけで止まらないように、複数形の “trousers” を正確に書きましょう。


  2. イギリス英語とアメリカ英語での意味の違い(pants):


    • イギリス英語で “pants” は「下着」を指すのが普通なので混用に注意。


  3. 常に複数形扱い:


    • “My trousers are new.”(× “My trousers is new.”)。


  4. 試験対策での出題傾向:


    • TOEICや英検などでは、「着用」に絡めた表現(wear, put on)や「a pair of 〜」の数え方などが問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「trousers」は最後に s が付く形が基本で、両足に対応しているイメージです。

  • 語源から考えると「triubhas(トゥリュヴァス)」という少し不思議な響きが由来なので、スコットランドの服装をイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • 覚え方のコツとしては、英米の「pants」との違いをしっかり意識することと、「a pair of trousers」の形で暗記しておくのがおすすめです。


以上が、名詞 trousers に関する詳細な解説です。イギリス英語の「ズボン」を表す代表的な単語であり、特に「pants」との使い分けに気を配るとよいでしょう。

意味のイメージ
trousers
意味(1)

ズボン

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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