元となった辞書の項目
tomorrow
解説
1. 基本情報と概要
単語: tomorrow
品詞: 名詞(「明日」という意味)、副詞(「明日に」という意味)
CEFRレベルの目安: A1(超初心者)
- 英語の意味: the day after today
- 日本語の意味: 「明日」
- 「今日の次の日」を指す、日常生活で非常によく使われる言葉です。日常会話でもビジネスシーンでも使いやすい、ごく基本的な単語です。
活用形:
- 名詞としての「複数形」は基本的にありません(不可算名詞扱いに近い感覚で使用されます)。
- 副詞としては特に変化しません。
他品詞形:
- 副詞として使う場合も同じつづり「tomorrow」で「明日」という時や期間を示します。
- 例: “I’ll see you tomorrow.”(また明日会いましょう。)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語・接尾語というよりは、古英語からの派生形です(後述の語源参照)。
派生語・類縁語
- 「morrow」という古い表現(詩的な文脈では「morning」や「翌日」のような意味でも使われる)。
- 「tomorrow’s (形容詞的に使う例)」: “tomorrow’s plan”(明日の計画)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- tomorrow morning(明日の朝)
- tomorrow afternoon(明日の午後)
- tomorrow evening(明日の夕方/夜)
- tomorrow night(明日の夜)
- tomorrow’s schedule(明日のスケジュール)
- tomorrow’s meeting(明日の会議)
- plan for tomorrow(明日の計画)
- due tomorrow(明日が期限の)
- tomorrow is another day(「明日は明日の風が吹く」、気を取り直すときのフレーズ)
- look forward to tomorrow(明日を楽しみにする)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 古英語で「on (the) morrow(翌朝・翌日)」を意味する “to morgenne” が変化して “to morrow” → “tomorrow” となったとされています。
- 古英語で「on (the) morrow(翌朝・翌日)」を意味する “to morgenne” が変化して “to morrow” → “tomorrow” となったとされています。
- 歴史的用法:
- 中英語期を通じて、次の日、翌日という意味でずっと使われ続けてきました。
- 中英語期を通じて、次の日、翌日という意味でずっと使われ続けてきました。
- ニュアンスや使用上の注意:
- 日常会話でもビジネスでも頻繁に使われる、ごくカジュアルな単語です。フォーマルな文書でも問題なく使えますが、丁寧度を高めたい場合は “the following day” などを使うこともあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞として:
- 不可算名詞のように扱われ、通常は冠詞 “a” “the” を伴いません。
- 例: “Tomorrow is my birthday.”(明日は私の誕生日です。)
- 不可算名詞のように扱われ、通常は冠詞 “a” “the” を伴いません。
- 副詞として:
- 前置詞を必要とせず、単独で「明日に」を表します。
- 例: “I’ll do it tomorrow.”(明日それをやります。)
- 前置詞を必要とせず、単独で「明日に」を表します。
- 使われるシーン:
- 非常にカジュアルな会話からビジネス文書まで幅広く使用可能です。
5. 実例と例文
① 日常会話
- “Tomorrow is my only day off this week!”
- 「今週は明日しか休みがないんだ!」
- 「今週は明日しか休みがないんだ!」
- “Let’s go to that new café tomorrow.”
- 「明日あの新しいカフェに行ってみようよ。」
- 「明日あの新しいカフェに行ってみようよ。」
- “I’ll return the book tomorrow, I promise.”
- 「明日にはその本を返すよ、約束する。」
② ビジネスシーン
- “The deadline for the project is tomorrow.”
- 「プロジェクトの締め切りは明日です。」
- 「プロジェクトの締め切りは明日です。」
- “We have a meeting scheduled for tomorrow morning.”
- 「明日の朝、会議が予定されています。」
- 「明日の朝、会議が予定されています。」
- “Could you please send me the final draft by tomorrow evening?”
- 「明日の夕方までに最終稿を送っていただけますか?」
③ 学術的な文脈やフォーマルな用法
- “The seminar will conclude tomorrow evening.”
- 「セミナーは明日の夕方に終了します。」
- 「セミナーは明日の夕方に終了します。」
- “The results of the experiment will be disclosed tomorrow.”
- 「実験結果は明日公開される予定です。」
- 「実験結果は明日公開される予定です。」
- “Please submit your research proposal by tomorrow at the latest.”
- 「研究計画書は遅くとも明日までに提出してください。」
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語
- the next day(翌日)
- 「文脈に応じて、予定日の“翌日”を指す」
- “I decided to leave the next day.”(翌日に出発することに決めた。)
- 「文脈に応じて、予定日の“翌日”を指す」
- the next day(翌日)
- 反意語
- yesterday(昨日)
- 明日ではなく「昨日」を表す。
- 明日ではなく「昨日」を表す。
- today(今日)
- 今日が基準で、明日はその次の日。
- yesterday(昨日)
ニュアンスの違い:
“tomorrow” はあくまでも“現在から見て次の日”を指す自然な言い方。一方 “the next day” は文章の中でストーリー展開をするときに使われがちな表現です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(米): /təˈmɑːroʊ/
- IPA(英): /təˈmɒrəʊ/
- アクセントの位置: 第二音節 “-mor-” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- アメリカ英語では “tomáhr-row” のように “ɑː” の音。
- イギリス英語では “tomóh-row” のように “ɒ” に近い音。
- アメリカ英語では “tomáhr-row” のように “ɑː” の音。
- よくある発音ミス: /tomorow/ のように /o/ が連続してズレてしまう、あるいは /tɔː/ のようになる。強勢を正しい位置に置くようにしましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tommorow”, “tomorow”, “tommorrow” など。
- 「m」は1つ、「r」は2つです。
- 「m」は1つ、「r」は2つです。
- 同音異義語との混同: 特になし。ただし “to borrow (借りる)” と発音が近いわけではありませんが、音がパッと聞いて似ていると思い込む初学者がいるかもしれません。
- 試験対策: TOEICや英検などでもリスニングやライティングで「日付・予定・スケジュール」に関して使用頻度が高いので、しっかりスペルと発音をおさえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 綴りのポイント:
- “to” + “mor” + “row” を組み合わせて覚えると「tomor+row」の流れを意識しやすいです。
- 「m」は1回、「r」は2回と覚えると混同しにくいです。
- “to” + “mor” + “row” を組み合わせて覚えると「tomor+row」の流れを意識しやすいです。
- イメージ: “tomorrow”には常に希望や可能性のイメージがつきまとい、「次の日」がやってくる感じを連想すると覚えやすいかもしれません。
- 勉強テクニック: 明日の予定を英語で書き出すときに、必ず “tomorrow” を使って予定をリストアップすると自然と身につきます。
以上が名詞「tomorrow」の詳細解説です。日常からビジネスまで幅広く使う基本単語なので、しっかりスペルと発音を身につけておきましょう。
意味のイメージ