最終更新日:2025/10/07

これらの,この,こちらの / 現在までの, 最近の / 次の, 次に述べる

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

these

限定詞

これらの,この,こちらの / 現在までの, 最近の / 次の, 次に述べる

このボタンはなに?

これらの本は私のものです。

このボタンはなに?
解説

以下では、限定詞「these」について、9つの観点からできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

品詞

・Determiner(限定詞)

・代名詞的にも使われる(主語や目的語として These are... など)

意味(英語・日本語)

・英語: “these” = plural form of “this”

・日本語: 「これらの〜」または「これらは〜」という意味。近くにある複数のものを示すときや、すでに言及された複数のものを改めて指すときに使います。会話では、「(手元やすぐ近くにあるものを指し示して)これらの○○は…」というようなイメージで使われる、とても基本的な単語です。

活用形

this(単数形) → these(複数形)

・同様に that(単数形) → those(複数形)

他の品詞になった時の例

・「these」自体は原則限定詞または代名詞として用いられますが、形容詞的用法(demonstrative adjective)として These books are mine. のように名詞を修飾する場合と、代名詞的用法(demonstrative pronoun)として These are my books. のように単独で使われる場合があります。

CEFRレベル

・A2(初級)レベル


  • “this” や “that” とともに、基礎的な指示表現として初級段階から学習される単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「these」は「this」の複数形で、一語まるごとで示す限定詞です。接頭語や接尾語を含む形ではなく、もともと「this」の語形変化として使われるため、派生や合成はありません。

詳細な意味と用法


  1. 近くの複数のものを指す — 物理的に話し手の近くにあるものを示す。

  2. 話題として直前に示された複数のものを指す — 会話や文章の流れで、すでに述べられた複数を改めて指示をしたいときに使う。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. these days → 「近頃は」

  2. these people → 「これらの人々」

  3. these things → 「これらの物事」

  4. these problems → 「これらの問題」

  5. these items → 「これらの品物」

  6. these documents → 「これらの書類」

  7. these factors → 「これらの要因」

  8. these ideas → 「これらのアイデア」

  9. these symptoms → 「これらの症状」

  10. these questions → 「これらの質問」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「these」は古英語の þās(the plural of this)に由来するといわれています。時代を経て書き方や発音が変化し、現代英語では “these” になりました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • デモンストレーション(指し示す)効果が強く、「そこにある(または話題に出ている)複数のもの」をはっきりと指示します。

  • 「these」と「those」は、「these」は近いものを、「those」は遠いものを示すという点で使い分けが必要になります。

  • 会話・文章いずれでも大変よく使われる表現です。カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. Determiner(限定詞)として名詞を修飾する場合


    • 例: These books are interesting.


      • 「これらの本は面白い」


    • 数えられる名詞の複数形に合わせて使われます。


  2. 代名詞(指示代名詞)として主語・目的語になる場合


    • 例: These are my favorite shoes.


      • 「これは私のお気に入りの靴です」


    • 名詞を後ろにつけずに「もの・人」ごと置き換えて指し示せます。


  3. 口語・文語問わず使用可能


    • ただし、極端にカジュアルな場面で略されることはあまりなく、むしろ正確な指示表現として頻繁に出現します。


  4. 可算名詞のみに対応


    • 「these」は可算名詞の複数形と組み合わさるのが基本です。不加算名詞には使いません。



5. 実例と例文

A. 日常会話での例文(3つ)


  1. Hey, could you pass me these plates on the table?

    (ねえ、テーブルにあるそのお皿を取ってくれる?)

  2. These are my keys. I thought I lost them.

    (これらは私の鍵だよ。無くしたと思ってた。)

  3. I love these new shoes! They’re so comfortable.

    (この新しい靴いいね!すごく履き心地がいいよ。)

B. ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. Could you review these documents before our meeting?

    (ミーティングの前にこれらの書類を確認してもらえますか?)

  2. These numbers indicate a steady rise in sales.

    (これらの数字は売上が着実に伸びていることを示しています。)

  3. We need to address these issues as soon as possible.

    (できるだけ早くこれらの問題に対処する必要があります。)

C. 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. These findings suggest a new approach to the research.

    (これらの発見は新しい研究アプローチを示唆しています。)

  2. In this study, we focus on these specific variables.

    (本研究では、これらの特定の変数に着目します。)

  3. These theories have been debated among scholars for decades.

    (これらの理論は、数十年にわたり学者の間で議論されてきました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • 直接的な「類義語」はあまりありませんが、言い換えとしては “the following” (以下のもの)や “the ones here” (ここのもの)などが状況に応じて使われることがあります。


    • 例) the following ideas → 「以下のアイデア」

    • ただし、「these」のように指し示すニュアンスは弱まります。


反意語


  • those → 「あれらの・あちらの」


    • 「手元や身近なところ」ではなく、離れた場所または少し距離感がある対象を指すときに使います。

    • 例) Those apples over there belong to Sarah. → 「向こうにあるあのリンゴはサラのものです。」



7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /ðiːz/


  • アメリカ英語(米音)・イギリス英語(英音)ともに、ほぼ同じように /ðiːz/ と発音します。

  • 強勢(アクセント)は語の冒頭の子音 “th” 直後の長母音 /iː/ に自然と置かれます。

  • “th” の音(歯の間に舌先を置き、息を出しながら声を出す)は日本人学習者にはやや難しい発音のひとつです。 /z/ の音もしっかりと濁るようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “this” と “these” の混同


    • 単数か複数かで使い分けます。「1つ」なら “this”、「複数」なら “these”。


  2. “those” との誤用


    • 話し手にとって近いか遠いかを判断します。


  3. スペリングミス


    • “these” のつづりを “thease” や “thes” と間違えることに注意しましょう。


  4. 資格試験での出題傾向


    • 基本文法問題で、“this/that”→単数形と “these/those”→複数形 の対応を問われることが多いです。

    • TOEICや英検などのリーディングで代名詞が指す内容を問う問題などにも関連します。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「this(1つ)」が「these(複数)」になったときに「e」が増えた → 複数のイメージが “e” で増えている、とイメージすると覚えやすくなります。

  • 視覚的に「すぐ近くにある複数の物」を指差して「These!」と声に出して言ってみる練習をすると印象に残りやすいです。

  • スペリングは “th + e + s + e” と区切って覚えるとミスを防げます。


以上が限定詞「these」の詳細解説です。実際に自分の身近なものを指して声に出してみることで、ぜひ定着を図ってみてください。

意味のイメージ
these

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★