最終更新日:2025/10/07
(砂糖のように)甘い;砂糖の入った / 心地よい,香りのよい,美しい,おいしい / 新鮮な,腐っていない / (性質などが)人好きのする,気だてのよい,優しい,親切な / (酒が)甘口の /
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元となった辞書の項目
sweet
形容詞
(砂糖のように)甘い;砂糖の入った / 心地よい,香りのよい,美しい,おいしい / 新鮮な,腐っていない / (性質などが)人好きのする,気だてのよい,優しい,親切な / (酒が)甘口の /
解説
1. 基本情報と概要
単語: sweet
品詞: 形容詞 (時に名詞、副詞などの形でも用いられます)
意味(英語)
- Pleasant in taste, especially sugary or honeyed.
- Kind or thoughtful in manner or behavior.
- Pleasing to the senses; delightful.
意味(日本語)
- 甘い味がする。
- 優しい・親切な、感じの良い。
- 快い、心地よい、といったニュアンスを表す単語です。
「sweet」は、食べ物や飲み物が「甘い」時に使う以外にも、人や行動に対して「優しい」「思いやりがある」といった意味で使われる、とても頻繁に登場する形容詞です。「甘い」は味覚だけでなく、「素敵だね」「ありがたいな」といった感覚的にも使えます。
品詞と活用形
- 形容詞: sweet
- 比較級: sweeter
- 最上級: sweetest
- 副詞形: sweetly
- 名詞形: sweetness
他の品詞になった時の例
- 名詞 (可算): 「(英) sweets」…「お菓子」や「甘いもの」の意味で使われます。
- 副詞 (sweetly): 「甘く」「優しく」「心地よく」という意味になります。
例) She smiled sweetly. (彼女は優しくほほえんだ)
CEFRレベル:A2(初級)
基本的な形容詞の一つで、日常会話でも頻繁に使うため比較的早い段階で学ぶ単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: sweet
- 古英語の “swēte” に由来し、「甘い」「愛らしい」を指す意味をもっています。
- 接頭語・接尾語: 形容詞そのものなので特定の接頭語は基本的になく、接尾語に -ly を付けて “sweetly”、-ness を付けて “sweetness” となります。
関連・派生語
- sweeten (動詞): 「甘くする」「~を和らげる」
- sweetener (名詞): 「甘味料」
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- sweet taste(甘い味)
- sweet smell(甘い香り)
- sweet tooth(甘いもの好きの人)
- sweet dreams(良い夢を)
- sweet home(快適な家)
- sweet voice(優しい声)
- sweet memory(甘い思い出)
- sweet moment(幸せなひととき)
- sweet gesture(思いやりのある行為)
- sweet revenge(痛快な仕返し)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語 swēte → ゲルマン祖語 swōtijaz → 印欧祖語 (s)wād- “甘い、心地よい”。
- 歴史的特徴: 食べ物の甘さを指すだけでなく、比喩的に「優しさ」や「愛らしさ」を表す意味合いが広く使われてきました。
- 使用時の注意点: 「甘ったるい」「感傷的すぎる」と捉えられる場合があるため、文脈に応じて意味を取り違えないように気をつけましょう。
- 対応する場面や文体:
- カジュアル: “That’s so sweet of you!”(とても優しいね)
- フォーマル: 味や香りの描写で “The dessert had a sweet aroma.”
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞の用法: 通常は名詞を修飾する位置に置きます(例: a sweet fruit)。
- 補語としての用法: be 動詞などの後ろに続けて「~が甘い」「~が優しい」(例: This tea is sweet.)
- 可算・不可算の区別: 形容詞のため特に可算・不可算はありませんが、名詞の “sweets” (お菓子) は可算名詞として扱われる場合があります。
- 口語表現: “That’s sweet of you” は「あなた優しいね」「ありがたいね」というニュアンスで、口語でよく使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “This candy is really sweet!”
(このキャンディー、すごく甘い!) - “Your gesture was so sweet. Thank you.”
(あなたの行為は本当に優しかった。ありがとう。) - “I love the sweet smell of freshly baked bread.”
(焼きたてパンの甘い香りが大好きです。)
ビジネスシーンでの例文
- “We received a sweet deal on that contract.”
(あの契約はとても有利な取引になりました。) - “It was sweet of our client to send us a thank-you note.”
(お客様からお礼のメモをいただけるなんて、ありがたいですね。) - “The outcome of the negotiation was sweet success for our team.”
(交渉の結果は、私たちのチームにとって最高の成功でした。)
学術的・フォーマルな文脈
- “The fruit is characterized by its sweet flavor and high sugar content.”
(この果物の特徴は甘い風味と高い糖度です。) - “Such sweet behavior in primates suggests strong social bonding.”
(霊長類のこのような優しい行動は、強い社会的絆を示唆しています。) - “The sweet aroma identified in the experiment proved crucial for consumer preference.”
(実験で確認された甘い香りは、消費者の好みにとって重要であることが証明されました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- lovely(愛らしい)
- pleasant(心地よい)
- charming(魅力的な)
- delightful(とても楽しい/うれしい)
- kind(優しい)
- “lovely” は「見た目や雰囲気がかわいらしい」「心地よい」など幅広く使われます。
- “pleasant” はもう少しフォーマルで、心地よさや快適さを表します。
- “charming” は「魅力的」な雰囲気が強調されます。
- “delightful” は「非常に喜ばしい」「とても楽しい」など、強めのポジティブ感があります。
- “kind” は「優しい」「思いやりがある」というときに直接的に使われます。
反意語 (Antonyms)
- bitter(苦い)
- sour(酸っぱい)
- unkind(不親切な)
- unpleasant(不快な)
- 味に関しては “bitter” や “sour” が反対の味を示します。
- 態度・感情面では “unkind” や “unpleasant” が対比されます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /swiːt/
- アクセント: 語頭の “sw” に焦点がありますが、特に大きくずれることはありません。
- アメリカ英語 / イギリス英語: いずれも基本的に /swiːt/ と同じ発音で、大きな差はありません。
- よくある間違い: 語末の “t” が無声音であり、日本語で「スウィート」とのばしすぎると不自然になるので気をつけましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sweat” (汗) と “sweet” を混同しやすいので注意。
- 同音異義語の混同: “suite” (/swiːt/) は「ひと続きの部屋」や「組曲」の意味で、スペルが異なりますが発音が同じです。
- 試験対策: TOEICや英検などでも、「基本的な形容詞を問う問題」や「同音異義語の区別問題」でよく出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “SWEET” を分解してイメージ: “S” + “WEET” → “S”mileすると思いきや “WE EAT” で「甘いものを食べる」イメージなど、語呂合わせで楽しんで覚える。
- 音の連想: “sweet” は「スイーツ」と日本語でも使われ、甘いイメージが強いので関連づけて覚えやすいです。
- ストーリーで覚える: 「とても優しい人がお菓子をくれた、なんて “sweet” な人なんだ」というシーンを想定すると、「甘い」と「優しい」の両方の意味をセットでイメージできます。
以上が、形容詞 “sweet” の詳細な解説です。日常会話でも非常によく登場する単語なので、味や感情面、両方の文脈で使いこなしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(砂糖のように)甘い;砂糖の入った
意味(2)
心地よい,香りのよい,美しい,おいしい
意味(3)
新鮮な,腐っていない
意味(4)
(性質などが)人好きのする,気だてのよい,優しい,親切な
意味(5)
(酒が)甘口の