最終更新日:2025/10/13

特別な / (他と異なって) 特殊な / (人・物事に)独特の

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元となった辞書の項目

special

形容詞

特別な / (他と異なって) 特殊な / (人・物事に)独特の

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彼には特別な能力がある。

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解説

以下では、形容詞「special」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: special

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): different from what is usual, better or more important than others, or intended for a particular purpose.

意味(日本語): いつもとは違った、特別に重要であったり価値があったりする、あるいは特定の目的のために用いられる。


「通常と違って特別な存在であることを示すのが“special”です。大切な人や物ごとを “special” だと言うことで、特別感や重要性を強調します。」


活用形

形容詞なので、動詞のように時制変化はありません。


  • 原形: special

  • 比較級: more special (文脈としてはあまり使われない場合も多い)

  • 最上級: most special (「最も特別な」という意味)

他の品詞形


  • 名詞形: specialty (主に「専門分野、得意技」や「名物料理」の意)

  • 副詞形: specially (「特別に」「特に」という意味)

  • 例:


    • specialty (名詞) → “Cooking is her specialty.”(料理が彼女の得意分野だ。)

    • specially (副詞) → “This dish was specially prepared for you.”(この料理は特別にあなたのために調理されました。)


CEFRレベルの目安: A2(初級)


「special」は日常会話でも頻出の単語なので、比較的早い段階(A2程度)で覚えておきたい単語です。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 英単語「special」は、ラテン語の “speciālis” に由来します。

  • 接頭語・接尾語がはっきり分かる単語ではありませんが、語幹 “speci-” は「種類、種」などを含意することがあります(例: species, specimen)。

派生語や関連語


  • specific (形容詞) 「特定の、明確な」

  • especially (副詞) 「特に」

  • specialize (動詞) 「専門とする、専攻する」

よく使われるコロケーション(10個)


  1. special occasion → 特別な行事

  2. special offer → 特別割引、特価提供

  3. special attention → 特別な配慮

  4. special event → スペシャルイベント、特別イベント

  5. special guest → 特別ゲスト

  6. special care → 特別な注意・ケア

  7. special needs → 特別な支援が必要な人や状況

  8. special edition → 特別版

  9. make someone feel special → 誰かを特別だと感じさせる

  10. special treatment → 特別扱い


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「special」はラテン語の “speciālis” (=of a particular kind) に遡ります。もともと「ある種類に固有なもの、特別なもの」という意味がありました。

ニュアンス


  • “special” は「他と区別される」「他よりも重要である」「特別な目的のために用いられる」というニュアンスを含みます。人や行事、アイテムを特別扱いするときなど、ポジティブな語感で用いられます。

  • 口語でも文章でも幅広く使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで登場します。


4. 文法的な特徴と構文

使用シーン


  • カジュアル: 日常会話で頻繁に使用

  • フォーマル: ビジネス文書やスピーチなどでも使われる

  • 書き言葉/話し言葉のどちらでも使いやすい形容詞

特徴


  • 可算・不可算の区別は、形容詞なので必要ありません。

  • 名詞を修飾して「特別な○○」の形を作ります。


    • 例: “special prize” (特別賞)、 “special meeting” (臨時会合/特別会合)


一般的な構文やイディオム


  • “all the special touches” → 特別な細部のこだわり

  • “nothing special” → 特に大したことはない


5. 実例と例文

さまざまな場面ごとに例文を紹介します。

日常会話シーン(3つ)


  1. “This cake is really special. My grandma made it just for me!”

    (このケーキは本当に特別なんだ。おばあちゃんが私のために作ってくれたんだよ。)

  2. “I want to do something special for my mom’s birthday.”

    (母の誕生日に何か特別なことがしたいな。)

  3. “He always makes me feel special when I’m with him.”

    (彼と一緒にいると、いつも私を特別に感じさせてくれるの。)

ビジネスシーン(3つ)


  1. “We have a special offer running this week for our premium service.”

    (今週はプレミアムサービスの特別割引を行っています。)

  2. “The company held a special meeting to discuss the new policy.”

    (新しい方針について話し合うため、会社で特別会合が開かれました。)

  3. “He received a special commendation for his outstanding sales performance.”

    (彼は優れた営業成果で特別表彰を受けました。)

学術・フォーマルシーン(3つ)


  1. “The researcher presented a special report on climate change.”

    (その研究者は気候変動に関する特別レポートを発表した。)

  2. “A special task force was formed to investigate the issue.”

    (その問題を調査するため、特別調査団が結成された。)

  3. “We organized a special symposium to discuss the recent findings.”

    (最近の研究結果を検討するため、特別シンポジウムを企画しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. unique(ユニークな、唯一の)


    • 「世界でたった一つ」というニュアンスが強い。


  2. extraordinary(並外れた、非常に優れた)


    • 通常のレベルを超えていて、驚きを伴う。


  3. exceptional(例外的な、非常に優れた)


    • 何かの基準を大きく上回るようなすぐれた様子。


反意語


  • ordinary(普通の、平凡な)


    • 「日常的で特別ではない」という意味。


  • common(一般的な、よくある)


    • 「多くの人・場所に見られる」という意味。



“special” は「特別である」というプラスのニュアンスを持つが、 “ordinary” や “common” は「ありきたり・平凡」という対比を表わす。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: [ˈspɛʃ.əl]

  • イギリス英語: [ˈspɛʃ.əl]

強勢(アクセント)の位置


  • 頭の “spe-” の部分にアクセントがあります。

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 大きな違いはありません。アメリカ英語では /ˈspɛʃ.əl/、イギリス英語でも /ˈspɛʃ.əl/ で、どちらもほぼ同じ発音です。

よくある発音の間違い


  • 「スペシャル」と日本語カタカナ発音が残り、“-al” の部分が弱くならないように注意することが重要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “specal” や “spacial” と間違えやすいので、「spe + c + i + a + l」であることをしっかり覚えましょう。


  2. 同音異義語との混同


    • “spatial” (空間の) という単語とスペルが似ていますが、意味も発音も異なるので要注意です。


  3. 試験対策


    • TOEICや英検などでも「特別なオファー」や「特別会議」など、ビジネスシーンや日常表現で頻出するため覚えておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「special」は「スペシャル番組」「スペシャル企画」など、日本語でもカタカナで日常的に使われています。だから日本語の「スペシャル」と大きく意味は変わりません。

  • スペルを覚えるとき: 「S + PE + C + I + A + L」、頭文字を取って「SPecIAl」と覚えても良いでしょう。

  • “special” を使うときは「いつもとは違う特別感」をイメージしておくと、自然な使い方ができます。


以上が、形容詞「special」の詳細な解説です。日常生活からビジネス、学術的な場面まで幅広く使える便利な単語ですので、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
special
意味(1)

特別な,並はずれた,例外的な

意味(2)

(他と異なって)特殊な,特別な

意味(3)

(人・物事に)独特の,専門の

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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