最終更新日:2025/10/13
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元となった辞書の項目

smoke

名詞

〈U〉煙,霧 〈C〉喫煙

このボタンはなに?

空は火事による濃い煙で満たされていた。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: smoke

品詞: 名詞 (可算 / 不可算両方の用法あり)

英語での意味:


  • The visible vapor or gases given off by a burning or smoldering substance.

日本語での意味:


  • 何かが燃えたりくすぶったりするときに発生する煙。

    「煙」という意味で、火が燃えている場所から立ち上る白っぽい(または黒っぽい)空気状のものを表します。普段の生活でも、バーベキューや料理の時などに出る煙について話すときに使う、ごく日常的な単語です。

「smoke」は名詞のほか、動詞(to smoke: タバコを吸う、煙を出す など)としても使われる形があります。


  • 名詞の活用形: 通常、複数形は “smokes” ですが、一般的には物質的な煙として不可算扱いも多いです。(例: “a cloud of smoke” のように「煙のかたまり」などと限定して数える場合を除きます)


  • 他の品詞例:


    • 形容詞: smoky (煙のような、煙った)

    • 動詞: smoke (タバコを吸う、燻製にする)


CEFRレベル目安:


  • B1(中級): 一般的な日常会話や文章にバリエーションをつけるために覚えると良い単語。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 特に明確な接頭語・接尾語はありません。語幹は “smoke” 自体です。


  • 派生語や関連語:


    1. smoky (煙のような、煙たい)

    2. smoker (喫煙者、燻製装置など)

    3. smoking (喫煙、煙を出す行為)


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選:


    1. “a cloud of smoke”(煙のかたまり)

    2. “smoke alarm”(煙探知機)

    3. “smoke detector”(煙探知機)

    4. “secondhand smoke”(受動喫煙)

    5. “thick smoke”(濃い煙)

    6. “smoke signals”(のろし、狼煙)

    7. “go up in smoke”((計画などが)失敗に終わる)

    8. “smoke inhalation”(煙の吸入)

    9. “smoke screen”(煙幕、比喩的にごまかしの手段)

    10. “smoke-free area”(禁煙エリア)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    古英語の “smoca” から来ており、煙を指す意味で、古くから火のある生活に密着していた表現です。


  • 歴史的な使われ方:

    昔から火や燃焼と切り離せない単語として、日常生活でたびたび登場し、また比喩的に「うまくいかないもの」「実態のないもの」を表すときにも使われます。


  • 使用時の注意点 / ニュアンス:


    • カジュアル、フォーマル問わず幅広く使用される日常的な単語。

    • “go up in smoke” のように比喩で使われるときは「すべて台無しになる」という否定的なニュアンスが強いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算の使い分け:


    • 煙全般を指す場合は不可算 (例: “Smoke filled the room.”)

    • 複数形にするときは “smokes” が形式上可能ですが、例えば「いろいろな種類の煙」や「一服」という表現で使う際に限定的に可算扱いされる場合があります。


  • よく使うイディオム・構文例:


    1. “go up in smoke” → (計画が) 失敗に終わる

    2. “there’s no smoke without fire” → 火のないところに煙は立たない(うわさには必ず何らかの根拠がある)

    3. “smoke someone out” → (隠れている人などを)炙り出す、暴く


  • フォーマル / カジュアル: ともに使用可能。ただし、レポートや学術的文脈であれば “smoke inhalation” や “combustion by-product” など、より専門用語を使う場合があります。



5. 実例と例文

A) 日常会話での例文


  1. “There’s too much smoke in the kitchen. Did you burn something?”

    (キッチンに煙が多いんだけど、何か焦がしたの?)


  2. “I can’t breathe with all this smoke around.”

    (こんなに煙があると息ができないよ。)


  3. “Please open the window to let the smoke out.”

    (煙を出すために窓を開けてくれる?)


B) ビジネスシーンでの例文


  1. “The smoke detector needs to be tested regularly for safety.”

    (安全のために煙探知機は定期的にテストする必要があります。)


  2. “We should ensure our restaurant is smoke-free to attract more customers.”

    (もっとお客さんを呼ぶために、レストランは禁煙にすべきだね。)


  3. “The factory’s thick smoke has become an environmental concern.”

    (その工場の濃い煙が環境問題になっているんです。)


C) 学術・専門的な文脈での例文


  1. “Excessive smoke inhalation can lead to respiratory complications.”

    (過度な煙の吸入は呼吸器系の合併症を引き起こす可能性があります。)


  2. “Researchers conducted tests on the chemical composition of wildfire smoke.”

    (研究者たちは山火事の煙の化学組成についてテストを行いました。)


  3. “Smoke particles are significant contributors to air pollution in urban areas.”

    (煙の粒子は都会の大気汚染の主な原因の一つです。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms):


    1. “fumes”(有害・刺激性のある煙・ガス)

    2. “haze”(もや、かすみのような煙)

    3. “vapor”(蒸気、気化したもの)


【ニュアンス・使い分け】


  • “fumes” は特に化学物質や有毒ガスをイメージしやすく、煙というよりもちょっと刺激性があるガス寄り。

  • “haze” は煙と霧が混ざったようなぼんやりした状態で、大気汚染によるかすみも指す。

  • “vapor” は加熱や蒸発に焦点があり、必ずしも火による煙とは限らない。


    • 反意語 (Antonym):


  • “fresh air”(新鮮な空気)


  • 「煙がない状態」という意味合いでよく対比されます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /smoʊk/

    • イギリス英語: /sməʊk/


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 1音節の単語なので特に強勢の位置というより、単語全体をはっきりと発音します。


  • 発音の違い(米 vs 英):


    • アメリカ英語は “oʊ” と二重母音気味に発音し、イギリス英語では “əʊ” に近い音になります。


  • よくある発音ミス:


    • “s” をはっきり発音せずに「モーク」のように聴こえてしまう場合があるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “smock” (上っ張り衣服) と混同しないように注意。

  • 同音異義語との混同: “smoke” と同音異義語は特にありません。

  • 試験対策: TOEICや英検では比較的初級〜中級で出題されやすく、「禁煙」「受動喫煙」など社会問題を扱う文章でも出てきます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のヒント:


    • 火が燃えていると必ず出るもの → “smoke”

    • “smoke” は 1 音節なので、とりあえず “スモーク” とカタカナで意識すると覚えやすいです。

    • “go up in smoke” のイメージは、煙のように消えてしまう → 計画が台無しになる、で日本語の “泡と消える” と似ている感覚。


  • 勉強テクニック:


    • タバコの描写や料理番組の英語字幕を見ていると「smoke」が頻出するので、コンテクストでイメージをつかむと定着しやすいです。


以上が名詞 “smoke” の詳細解説です。日常的にも比喩的にも使える、幅広いシーンで便利な単語として、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
smoke
意味(1)

〈U〉;煙状のもの

意味(2)

〈C〉たばこの一服,喫煙

意味(3)

〈C〉《話》たばこ,(特に)紙巻きたばこ

意味(4)

煙を出す,煙る;湯気を立てる

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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