最終更新日:2025/10/07

ほほえむ,にっこりする / 〈好運・神などが〉(…に)好意を示す《+on(upon)+名》 / 《a+形容詞+smileを目的語にして》…‘な'笑い方をする / …‘を'ほほえんで示す / 〈人〉‘に'ほほえみかけて(…)させる(させない)《+名〈人〉+into(out of)+名(doing)》

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元となった辞書の項目

smile

動詞

ほほえむ,にっこりする / 〈好運・神などが〉(…に)好意を示す《+on(upon)+名》 / 《a+形容詞+smileを目的語にして》…‘な'笑い方をする / …‘を'ほほえんで示す / 〈人〉‘に'ほほえみかけて(…)させる(させない)《+名〈人〉+into(out of)+名(doing)》

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彼は微笑んで去っていった。

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解説

1. 基本情報と概要

“smile” は「微笑む」という意味をもつ 動詞 (verb) です。

英語では “to make a happy or friendly expression on the face by curling up the corners of the mouth” のように説明されます。

日本語で言うと「口の両端をやや上にあげて穏やかな表情を作る」という意味合いです。日常会話で「にこっとする」「ほほえむ」と表現される場合もあります。ポジティブで、やわらかく、あたたかいニュアンスが含まれる単語です。


  • CEFRレベル: A2(初級)

    → 初歩的な英語学習の段階で、相手に気持ちを伝えたり、自分の感情を表現するのに便利な単語です。

品詞と活用形


  • 品詞: 動詞 (intransitive verb: 自動詞として使われることが多い)

  • 活用:


    • 原形: smile

    • 三人称単数現在形: smiles

    • 現在分詞/動名詞: smiling

    • 過去形: smiled

    • 過去分詞: smiled


他の品詞


  • 同じスペルで 名詞 として使われる場合もあります。例: “He gave me a bright smile.” (彼は輝くような微笑みを私に向けてくれた)

  • 形容詞的に「smiley」という派生形もあります(“smiley face” = にこやかな顔など)。


2. 語構成と詳細な意味

語幹 (root): “smile”


  • 接頭語・接尾語はありません。比較的短くシンプルな単語です。

派生語/類縁語:


  • smiley (形容詞/名詞) :にこやかな、スマイリーマーク (絵文字での“☺”)

  • smilingly (副詞) :ほほえみながら

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. smile at someone – 「(人)に微笑む」

  2. give a smile – 「微笑みかける」

  3. smile broadly – 「満面の笑みを浮かべる」

  4. smile happily – 「嬉しそうに微笑む」

  5. smile back – 「(相手が微笑んだので)微笑み返す」

  6. a wry smile – 「苦笑い」

  7. forced smile – 「作り笑い」

  8. smile from ear to ear – 「耳まで届くような笑みを浮かべる(とても嬉しそうに笑う)」

  9. smile of relief – 「安心の表情(ほっとした微笑み)」

  10. smile politely – 「丁寧に微笑む/愛想笑いをする」


3. 語源とニュアンス

語源:


  • “smile” は中英語(Middle English)の “smilen” に由来し、古ノルド語で “smíla” に関連があるとも言われています。

  • 古くから「穏やかに笑う」「口元を緩める」行為を指して使用されてきました。

使用上のニュアンス:


  • やわらかく温かい感情を示す場合が多いですが、「wry smile(苦笑)」など皮肉混じりのニュアンスで使われることもあります。

  • カジュアルな日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使える表現です。ただし、あまりに複雑な感情を表すときは「grin(にやりと笑う)」など他の動詞を使うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞 (intransitive verb): 一般的に目的語をとらずに「微笑む」という状態を表します。

    例: “She smiled.” (彼女は微笑んだ)

  • 他動詞としての用法 (稀): “smile something” の形で「〜を微笑んで表す」とする場合もありますが、非常に限定的です。日常的には「smile at 〜」を使う方が普通です。

  • よく使われる構文:


    • “smile at + [名詞/代名詞]” – 「〜に向かって微笑む」

    • “smile + 副詞” – “smile happily/broadly/politely”等、笑い方のニュアンスを加える。


フォーマル/カジュアル:


  • カジュアルな会話でもフォーマルな文章でも使われます。感謝の気持ちや好意を伝えるための基本表現として幅広く使用できます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I always smile when I see a cute puppy.”

    「かわいい子犬を見ると、いつも微笑んでしまうよ。」

  2. “Could you smile for the photo?”

    「写真を撮るから、笑ってくれない?」

  3. “She smiled at me and waved goodbye.”

    「彼女は微笑みながら手を振って別れのあいさつをしてくれた。」

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Try to smile during the presentation to appear more confident.”

    「プレゼンテーションでは自信を感じさせるために微笑むように心がけましょう。」

  2. “The manager always smiles at new clients to make a good first impression.”

    「そのマネージャーは初対面の顧客に好印象を与えるためにいつも微笑む。」

  3. “Please smile when you greet the customers; it helps them feel welcome.”

    「お客様に挨拶するときは微笑んでください。それが歓迎の気持ちを伝える助けになります。」

(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Researchers have found that smiling can reduce stress levels.”

    「研究者たちは、微笑むことがストレスレベルを下げる可能性があると発見しました。」

  2. “In many cultures, a friendly smile is considered a sign of respect.”

    「多くの文化において、親しみのある微笑みは敬意のしるしとみなされています。」

  3. “Smiling during a negotiation can help establish a more positive rapport.”

    「交渉の場で微笑むことは、より良好な関係を築くのに役立ちます。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. grin(にやりと笑う)


    • よりおもしろがったり、あるいは皮肉っぽい笑いに近いニュアンス。


  2. beam(顔を輝かせてにっこり笑う)


    • “smile” よりも、さらに嬉しそうな表情を強調。


  3. smirk(薄笑い、にやにや笑う)


    • 自信満々・皮肉・意地悪さがこもった笑いに近いイメージ。


反意語 (Antonyms)


  1. frown(しかめ面をする)

  2. scowl(眉をひそめて不機嫌そうな顔をする)

どちらも「顔をしかめる」「不機嫌な表情を見せる」という点で “smile” とは逆の意味を持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA) : /smaɪl/

  • アメリカ英語 (AE) / イギリス英語 (BE) で大きな違いはありませんが、AEでは [smaɪ(ə)l] と母音がやや曖昧になる傾向もあります。

  • アクセント (stress): “smile” は一音節の単語なため、全体を均等に発音します。

よくある間違い:


  • “i” の部分を「スミール」のように伸ばしてしまう場合がありますが、正しくは “ai” の二重母音です。「スマイル」とはっきり発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “smill”や“smil”などと書き間違える例が見られます。

  • 同音異義語: 特にありませんが、慣れないうちは “small” (小さい) との混同に注意してください。

  • TOEIC・英検などでの出題傾向:


    • リスニングで “smile” と発音され、「誰がどんな態度を取ったか」を問う問題などに登場します。

    • スピーキングテストでも、感情表現を説明する際に使いやすい単語です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「S」は「Sun」のような陽射しを想像し、それが顔に当たって自然に口角が上がるイメージで覚えると良いでしょう。

  • 「smile」は「sm + i + le」という綴りです。中間の “i” の音は /aɪ/ (“アイ”)と意識して発音すると覚えやすいです。

  • 「Smile and the world smiles with you.」という英語のことわざもあり、「あなたが微笑めば、世界も微笑み返してくれる」というポジティブなイメージで単語を連想できます。


以上が動詞 “smile” の詳細解説です。微笑むことで、コミュニケーションをより円滑に、相手との距離を近づけることができますので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
smile
意味(1)

ほほえむ,にっこりする / 〈好運・神などが〉(…に)好意を示す《+on(upon)+》 / 《a+形容詞+smileを目的語にして》…‘な'笑い方をする / …‘を'ほほえんで示す / 〈人〉‘に'ほほえみかけて(…)させる(させない)《+〈人〉+into(out of)+(do*ing*)》

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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