sister

1. 基本情報と概要

単語: sister

品詞: 名詞 (countable noun: 加算名詞)

意味（英語）: a female sibling

意味（日本語）: 姉または妹のこと

「家族内の女性のきょうだい」を指す語で、実の姉妹のほか、親しい女性同士の呼び方としても用いられることがあります。

活用形

名詞のため、主に数によって変化します。

• 単数形: sister
  


• 複数形: sisters
  

他の品詞形

• sisterly (形容詞)「姉妹のような」「姉妹らしい」
  
  例: sisterly love（姉妹愛）
  

難易度 (CEFR): A1（超初心者レベル）

→ 家族に関する単語なので、初級学習者が最初に覚える語のひとつです。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 接頭語や接尾語は特にありません。語根「sister」がそのまま全体の形です。

詳細な意味とニュアンス

• 基本的に「姉妹」の意味で使われ、本当の血縁関係だけでなく、修道院などのコミュニティに所属する女性同士を呼ぶときにも「Sister ○○」のように用いられます。
  


• 親しい女友達同士や女性同士の連帯を強調するときに、カジュアルかつ親愛の情をこめて使われることもあります。

よく使われるコロケーション（共起表現）や関連フレーズ（10個）

1. older sister（年上の姉）
   


2. younger sister（年下の妹）
   


3. younger/elder sister（妹/姉）
   


4. big sister（お姉さん）
   


5. little sister（妹）
   


6. sister city（姉妹都市）
   


7. sister company（姉妹会社）
   


8. stepsister（異父/異母の姉妹、継姉妹）
   


9. half sister（片親が同じ姉妹）
   


10. nun/sister（修道女を指すときに使う）
    

3. 語源とニュアンス

語源

• 「sister」は古英語「sweostor」やゲルマン祖語にさかのぼる言葉で、古くから「血縁関係にある女性兄弟」を意味する語として使われてきました。

ニュアンス

• 家族やコミュニティ内での絆を強調するようなニュアンスを持ちます。
  


• カジュアルな会話では「Hey, sister!」のように、仲の良い女性同士がお互いをフランクに呼ぶ表現としても使われます。
  


• フォーマルな文脈では、「sister company」や「sister city」のように、比喩的に「密接なつながりのある存在」を示します。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞 (countable): a sister / two sisters のように、数によって形が変わります。
  


• 名詞としての用法が主ですが、「Sister ○○」のように人名に添えて呼称にする場合、特に修道女を指すときは敬称のように扱われます。

一般的な構文・イディオム

• “She is my sister.”（彼女は私の姉[妹]です。）
  


• “We are like sisters.”（私たちは姉妹のような仲です。）
  


• “Sister city.”（姉妹都市。）
  

フォーマル/カジュアル

• カジュアル: “Hey, sis!” と呼びかけたり、女性同士の親しい表現で “You’re like a sister to me.”
  


• フォーマル: 文書などで “Our sister company announced a new partnership.” など。

5. 実例と例文

日常会話の例 (カジュアル)

1. “I’m going shopping with my sister this weekend.”
   
   （今週末、姉[妹]と買い物に行くんだ。）
   


2. “My little sister always borrows my clothes without asking.”
   
   （私の妹はいつも断りなしに私の服を借りるの。）
   


3. “Hey, sis, have you seen my phone?”
   
   （ねえ、姉ちゃん[妹よ]、私の携帯見なかった？）
   

ビジネスの例 (ややフォーマル)

1. “We have a meeting with our sister company on Monday.”
   
   （私たちの姉妹会社との会議が月曜日にあります。）
   


2. “The firm plans to open a sister branch in New York.”
   
   （その会社はニューヨークに姉妹支店を開設する予定だ。）
   


3. “Our sister organization supports the same cause.”
   
   （私たちの関連団体は同じ目的を支援しています。）
   

学術的な文脈（フォーマル寄り）

1. “Several sister institutions across the country collaborated on this research.”
   
   （国内多くの関連機関がこの研究に協力した。）
   


2. “A sister principle in physics explains the same phenomenon.”
   
   （物理学の類似の原理が同じ現象を説明している。）
   


3. “Our department’s sister project has just received funding.”
   
   （私たちの学科の連携プロジェクトが資金を得ました。）
   

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. sibling（きょうだい：性別を問わず）
   
   
   
   • ★ニュアンス: 細かい性別の違いは話さないが、きょうだいを総称で表す。
     
   
   


2. female sibling（女性のきょうだい）
   
   
   
   • ★ニュアンス: sisterの意訳に近いが、やや説明的でフォーマル。
     
   
   

反意語 (Antonyms)

• brother（兄/弟）
  
  
  
  • ★ニュアンス: 性別が違うきょうだいを指す。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA): /ˈsɪs.tər/ (アメリカ英語), /ˈsɪs.tə/ (イギリス英語)
  


• 強勢（アクセント）の位置: “sis” の部分に強勢があります。
  


• 発音の違い
  
  
  
  • アメリカ英語: /ˈsɪs.tər/ （語尾の “r” をはっきり発音）
    
  
  
  • イギリス英語: /ˈsɪs.tə/ （語尾の “r” が弱く、曖昧母音に近い）
    
  
  

よくある間違い

• “sister” の最初の音を /si-/ ではなく /shi-/ のように発音するミスがあるので注意。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: siter, sistar, sisterr など。
   


2. 同音異義語との混同: とくにありませんが、”cistern” (/ˈsɪs.tərn/)「水槽」と音の一部が似ているため注意。
   


3. 試験対策: 家族を表す語彙は英検やTOEICなど初級レベルで頻出です。単数・複数などに気を付けて正確に綴りと発音を覚えましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「SIS = シス」と略称を頭の中で覚えておくと、気軽に「姉妹」を思い出しやすいです。
  


• 「兄弟 (brother)」より短いので、いつも一緒に書き出して対比すると覚えやすいです。
  


• 家族に関する単語は自分の家族構成を想像しながら覚えるとイメージが定着しやすくなります。