最終更新日:2025/10/14

歌う人,(特に本職の)歌手

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

singer

名詞

歌う人,(特に本職の)歌手

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: singer

品詞: 名詞 (person noun)

意味 (英語): A person who sings, especially professionally or as a performer.

意味 (日本語): 歌う人、特に職業的に歌を歌う人、またはパフォーマーとして歌う人のことです。

「singer」は「歌を歌う人」を指します。一般的には職業的に歌唱を行う人を思い浮かべますが、趣味で歌う人に対しても使えます。「歌手」といったニュアンスです。普段の会話でも、「He’s a great singer!(彼は歌が上手だよ)」のように気軽に使われます。


  • 活用形:


    • 「singer」は名詞なので時制による変化はありません。

    • 複数形は「singers」になります。


  • 他の品詞例:


    • 動詞形: sing (歌う)

    • 例: I love to sing.(私は歌うのが大好きです)

    • 形容詞形: (直接的な形容詞形はありませんが、「singing ○○」のような形で形容詞的に使う例はあります)

    • 例: The singing bird was very beautiful.(その歌う鳥はとても美しかった)


  • CEFRレベルの目安: A2(初級)

    「singer」は身近な単語であり、日常的にもよく使われるため、比較的初級レベル(A2)から出てくる単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 語幹: sing(歌う)

    • 接尾辞: -er(「~する人」という意味を持つ接尾辞)


「-er」は動詞に付くと「〜する人・〜するもの」を意味します。「sing」に「-er」を付けることで、「歌う人(歌手)」という意味の名詞ができます。


  • 派生語/類縁語:


    • sing (動詞)

    • song (名詞: 歌)

    • singing (動名詞または形容詞的用法: 歌うこと / 歌う)


  • よく使われるコロケーション10選:


    1. professional singer → プロの歌手

    2. opera singer → オペラ歌手

    3. folk singer → フォーク歌手

    4. lead singer → バンドのリードボーカル

    5. backup singer → バックコーラス(バックアップシンガー)

    6. aspiring singer → 歌手志望の人

    7. famous singer → 有名な歌手

    8. talented singer → 才能ある歌手

    9. singer-songwriter → シンガーソングライター

    10. jazz singer → ジャズ歌手



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「singer」は古英語の「singer」または「sangere」に由来し、「歌う人」を意味していました。動詞の「sing(歌う)」に「-er」という接尾辞が付いた形で、非常に古くから英語圏で使われています。


  • ニュアンスや使用時の注意点:


    • 「singer」はフォーマル・カジュアル問わず使える単語です。

    • ただし「vocalist」はよりフォーマルや専門的な印象を与えることがあります(特にジャンルを限定しないで「ボーカリスト」と言う場合など)。

    • 歌のうまい人を称賛するときは「He’s a great singer.」などのようにカジュアルに使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:

    「singer」は人を指す可算名詞です。複数形は「singers」となります。

    例: There are many talented singers in this competition.


  • 一般的な構文やイディオム:


    • “X is a singer in a band.”(Xはバンドのボーカルだ)

    • “to make one’s debut as a singer” (歌手としてデビューする)

    • “an up-and-coming singer” (新進気鋭の歌手)


  • フォーマル / カジュアル:


    • 日常会話からビジネス、広告、雑誌のインタビュー記事など幅広く使われる。

    • 書き言葉でも十分使えるが、より専門的な場面では“vocalist”や“performer”を使う場合もある。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My sister wants to become a famous singer someday.”

    (私の妹はいつか有名な歌手になりたいと思っています。)


  2. “He’s such a good singer! I love listening to him.”

    (彼は本当に歌が上手だよね! 聴いていて大好きだよ。)


  3. “There’s a new singer performing at the local pub tonight.”

    (今夜、地元のパブで新しい歌手が歌うらしいよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We invited a professional singer to perform at our company’s anniversary event.”

    (会社の記念イベントに、プロの歌手を招待しました。)


  2. “As a singer, she has secured several sponsorship deals.”

    (歌手として、彼女はいくつものスポンサー契約を得ています。)


  3. “Our marketing campaign will feature a popular singer to attract a younger audience.”

    (若い層を惹きつけるために、私たちのマーケティングキャンペーンでは人気歌手を起用します。)


(3) 学術・専門分野での例文


  1. “In ethnomusicology, the role of the folk singer is crucial to preserving cultural heritage.”

    (民族音楽学において、フォーク歌手の役割は文化的遺産を守る上で重要です。)


  2. “A singer’s vocal range can significantly affect the style of music they perform.”

    (歌手の声域は、その人が演奏できる音楽のスタイルに大きく影響します。)


  3. “Research on classical singers shows the importance of breath control in professional training.”

    (クラシック歌手に関する研究は、プロのトレーニングにおいて呼吸法が重要であることを示しています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. vocalist(ボーカリスト)


      • 「singer」に比べて、演奏やバンド活動など音楽シーンでより専門性を感じます。


    2. performer(パフォーマー)


      • 歌手に限らず演者全般を指します。歌だけでなくダンスや演技もする人を含むことあり。


    3. musician(ミュージシャン)


      • 楽器演奏者も含む広い意味ですが、歌手も「音楽家」の一人として含まれます。



  • 反意語:


    • 明確な反意語はありませんが、強いて言えば「audience(聴衆)」或いは「listener(聴き手)」と対比的な立場にあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈsɪŋər/

    • イギリス英語: /ˈsɪŋə/


  • 強勢(アクセント)の位置: 第1音節 “SIN-ger”


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • 大きな違いは語末の “r” の発音。アメリカ英語では /-ər/ の音が明確に発音されるのに対し、イギリス英語ではほとんど発音されないか、曖昧になります。


  • よくある発音の間違い:


    • “Singer” を “singer(シンガー)” と発音する際、/ɡ/ の濁音が強すぎて “シンガー” とならないように注意。/ŋ/ の鼻音を意識すると自然に近づきます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “singer” の “g” をダブルにして “singger” としてしまう人がいるため気をつけましょう。

  • 同音異義語: “singer” に類似の同音異義語は特にありませんが、語幹の “sing” は “thing” や “ring” のような同じ語尾を持つ単語と混同しないように注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などのリスニングでは、職業を問う問題で「She’s a singer.」などと説明が流れやすいです。

    • スペリング確認や、複数形の「singers」を求められる場合もあるので注意してください。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ・ストーリー:

    「sing」(歌う) + 「-er」(人) → “歌う人” という構造をイメージすると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    1. 同じような接尾辞 “-er” の例 “teacher, player, writer” などとまとめて覚えると便利です。

    2. “Singer” と聞けば、お気に入りの歌手や音楽ジャンルを思い浮かべるようにすると、単語と実際のイメージが結びつき、一層記憶に残ります。



以上が「singer」の詳細解説です。歌うのが好きな人であれば特に覚えやすい単語ですので、ぜひいろいろな場面で使ってみてください。

意味のイメージ
singer
意味(1)

歌う人,(特に本職の)歌手

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★