最終更新日:2025/10/17

〈C〉親 / 《複数形で》両親

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元となった辞書の項目

parent

名詞

〈C〉親 / 《複数形で》両親

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解説

1. 基本情報と概要

単語: parent

品詞: 名詞(可算名詞)

意味(英語): a father or a mother

意味(日本語): 親(お父さんまたはお母さん)

「誰かの父あるいは母となる人物」を指す、とても基本的な単語です。家族構成を説明するときに、子どもを持つ人(母や父)を指す言葉として使われます。日常会話からビジネス文脈、学術的な文脈に至るまで幅広く使われます。


  • 活用形: 基本的には可算名詞のため、複数形は parents です。


    • 例: My parent (私の親) / My parents (私の両親)


  • 他の品詞形:


    • parent (動詞): 「子どもを育てる」「親として振る舞う」という動詞としても使われる(ただし、あまり一般的ではありません)。

    • 例: How to parent effectively? (効果的に子育てをするには?)

    • parental (形容詞): 「親の」「親としての」

    • 例: parental guidance (親の指導・保護)

    • parenthood (名詞): 「親である状態」「子育ての責任・立場」


  • CEFRレベル: A1(超初心者)


    • 家族に関する単語なので、英語学習初期の段階から頻繁に学びます。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「par-」や「parent」というまとまりで見ることが多く、はっきりした接頭語・接尾語の区分はありません。

  • 関連語: 「parental, parenthood, parenting」など

  • コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. single parent(ひとり親)

  2. biological parent(生物学的な親)

  3. foster parent(里親)

  4. adoptive parent(養親)

  5. legal parent(法的な親)

  6. parent company(親会社)

  7. parent organization(親組織)

  8. overprotective parent(過保護な親)

  9. parent–child relationship(親子関係)

  10. parent meeting(保護者会/保護者面談)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「parent」はラテン語の “parēns” (生む、産むを意味する “parere” から) に由来し、古フランス語を経由して英語に取り入れられました。

  • 歴史的使用: 主に血縁関係・生物学的な繋がりを示す意味合いで用いられてきましたが、現代では養子関係や法的に保護者の立場にある人にも使われます。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「parent」はカジュアル・フォーマルを問わず使える便利な単語です。

    • 見知らぬ相手に「Your parent?」と聞くのは少し直接的かもしれませんが、一般的に問題ありません。

    • 親会社(parent company)のように比喩的に「上位にあるもの」を意味することもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞なので、単数形・複数形どちらも使います。1人の親を言及するときは a parent、両親を言うときは parents

  • 動詞としての parentは少しフォーマル・書き言葉寄りで、「子育てをする・親として行動する」という意味で使われます。


    • 例: It’s challenging to parent teenagers. (ティーンエイジャーを育てるのは大変だ。)


  • イディオムや慣用表現はそれほど多くありませんが、“the parent of…” は「~を生み出す要因」や「~の元となるもの」として比喩的に用いられる場合があります。


5. 実例と例文

① 日常会話の例文


  1. “I’m visiting my parent this weekend.”

    (今週末は親に会いに行くんだ。)


  2. “My parents are really supportive of my career choice.”

    (私の両親は私のキャリア選択をすごく応援してくれているよ。)


  3. “Are you a parent?”

    (あなたは親御さんですか?)


② ビジネスシーンの例文


  1. “We had a meeting with the parent company to discuss the new strategy.”

    (新しい戦略について話し合うために親会社と会議をしました。)


  2. “The parent organization will fund smaller subsidiaries.”

    (親組織が小規模の子組織に資金援助をする予定です。)


  3. “Communication between the parent and subsidiary is crucial for success.”

    (親会社と子会社のコミュニケーションは成功のために重要です。)


③ 学術的な文脈の例文


  1. “Researchers are studying the bonding process between parent and child.”

    (研究者たちは親子の絆が形成される過程を研究している。)


  2. “The study highlights the role of the parent in early language development.”

    (その研究は、幼児期の言語発達における親の役割を強調している。)


  3. “Parent involvement in education can significantly boost academic performance.”

    (教育への親の関与は、学業成績を大きく向上させる可能性がある。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語(Synonyms)


    1. mother(母)

    2. father(父)

    3. guardian(保護者)

    4. caregiver(世話人)


これらは「親」「保護者」のようなイメージですが、文脈によっては意味合いが異なります。


  • mother/father: 性別が特定される。

  • guardian: 法的に保護者と認められている人(親とは限らない)。

  • caregiver: 高齢者や病人、障害を持った人の世話をする人を主に指す。


    • 反意語(Antonyms)


  • 分かりやすい反意語としては「child(子ども)」がありますが、厳密には直接の「反意語」というわけではなく、対になる関係です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈpɛr.ənt/ または /ˈpeər.ənt/

    • イギリス英語: /ˈpeə.rənt/


  • 強勢(アクセント)の位置: 最初の音節「par-」に強勢があります。

  • よくある発音の間違い: 「ペアレント」と母音を曖昧に発音しすぎると通じにくくなる場合があります。「ペァ(あるいはペア)」の部分をはっきり発音すると良いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “perant” や “parant” と綴ってしまう間違い。しっかり “parent” と書きましょう。

  • “parents” の “s” の抜け落ち: 「両親」を言いたいときに parent と単数形にしてしまわないよう注意。

  • 同音異義語との混同: 近い音の単語はあまり多くありませんが、“parrot (オウム)” と聞き間違えが起こることが稀にあります。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、家族構成を問う問題や、企業間関係を表す“parent company”というビジネス文脈での使用が出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「母や父」を意味する単語なので、自分の両親や身の回りの家族をイメージすると覚えやすいです。

  • 「親会社」(parent company)というビジネス用語も押さえておくと、企業関連の文脈でもスムーズに理解できるようになります。

  • 発音は「ペア・レント」としっかり二重母音を意識し、つづりは pa + rent とイメージすると綴りを覚えやすいです。


以上が 名詞 “parent” の詳細解説です。家族やビジネス、学術分野など様々な文脈で登場するため、多角的に押さえておきましょう。

意味のイメージ
parent
意味(1)

〈C〉(父または母);《複数形で》両親

意味(2)

〈C〉親代りの人,保護者

意味(3)

《複数形で》《文》先祖,祖先

意味(4)

〈C〉《文》源,起源,原因

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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