P.M.
1. 基本情報と概要
単語: P.M.
品詞: 形容詞(ただし、実際には「p.m.」は時間表記の略語として使われることが多いです)
- 英語の意味: “P.M.” stands for “post meridiem,” meaning “after midday.”
- 日本語の意味: 「午後」を示します。
日本語でいう「午後」を示しており、主に時間を表す際に使われる略語です。「2 p.m.」や「3:30 p.m.」というように時刻の後ろにつけて、正午(12:00)から深夜(23:59)までの時間を表します。
普段は「午後○時」というような表現として扱われますが、英語では略語をアポイントメントやスケジュールで駆使して、時刻をスッキリと示す場合が多いです。
- 活用形: “P.M.”は省略表記のため、一般的な形容詞のような比較級・最上級などの活用はありません。表記ゆれとして “p.m.” “pm” などもあります。
他品詞での例: “post meridiem”をフルスペルで使うことは通常ほとんどありませんが、もともとはラテン語由来です。同じく「午前」を表す “a.m.” は “ante meridiem” の略です。
CEFRレベル目安: A1(超初心者)
→ 時刻表現は英語学習の超初期段階で学ぶ内容なので、A1(超初心者)レベルと考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語源構成:
- “post” = 「後」
- “meridiem” = 「正午」
したがって “post meridiem” は「正午の後」という意味になります。
- “post” = 「後」
派生語や類縁語:
- “a.m.”(ante meridiem, 午前)
- “a.m.”(ante meridiem, 午前)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10選)
- “2 p.m. meeting” → 「午後2時の会議」
- “p.m. hours” → 「午後の時間帯」
- “late p.m. show” → 「遅い時間(午後遅い時間~夜)のショー」
- “early p.m. appointment” → 「午後早めのアポイント」
- “p.m. shift” → 「午後勤務シフト」
- “p.m. schedule” → 「午後のスケジュール」
- “p.m. slot” → 「午後の枠」
- “p.m. routine” → 「午後の日課」
- “p.m. session” → 「午後のセッション」
- “p.m. start time” → 「午後スタートの時間」
- “2 p.m. meeting” → 「午後2時の会議」
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “post meridiem” に由来し、歴史的には中世ヨーロッパの時刻表記から英語にも取り入れられました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- 午後の時間帯を指すため、正午以降の出来事や予定を示すときに使われます。
- 口語・カジュアル・フォーマルどちらでも問題なく使えますが、ビジネス文書や正式な招待状などでは “2:00 p.m.” のようにきちんと表記されることが多いです。
- アメリカ英語、イギリス英語ともに “p.m.” の書き方自体はほぼ同じです。
- 大文字・小文字のゆれ(“P.M.”, “p.m.”など)はある程度許容されていますが、一貫性を保つと見た目が整います。
- 午後の時間帯を指すため、正午以降の出来事や予定を示すときに使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- “(数字) + p.m.” → “2 p.m.”, “3:30 p.m.” など。
- 形容詞的に「午後〜の」という用法で “p.m. flights” や “p.m. schedule” のように使われることもあります。
- “(数字) + p.m.” → “2 p.m.”, “3:30 p.m.” など。
フォーマル/カジュアル: どちらのシーンでも時刻表記として簡潔に使用されます。
名詞・動詞的用法はほぼなし: “p.m.” 単体のまま名詞として使うケースはまれで、「午後の時間帯」という意味で “in the p.m.” と砕けた言い方をする人もいる程度です。
可算・不可算: いずれの扱いも特に発生せず、時刻の表記としての機能が主です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Let’s meet at 5 p.m. so we have enough time to prepare for dinner.”
(夕食の準備をする時間があるように、午後5時に会おう。) - “The store closes at 8 p.m., so we should hurry.”
(そのお店は午後8時に閉まるから、急がないとね。) - “I usually get home around 7 p.m. after work.”
(仕事の後、普段は午後7時くらいに帰宅します。)
ビジネスでの例文(3つ)
- “Our conference call is scheduled for 2 p.m. tomorrow.”
(明日の会議電話は午後2時に予定されています。) - “The p.m. shift will cover customer service until midnight.”
(午後のシフトは深夜までカスタマーサービスをカバーします。) - “The project deadline has been set for 5 p.m. on Friday.”
(プロジェクトの締め切りは金曜日の午後5時に設定されました。)
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “The seminar will begin at 3:00 p.m. in the main auditorium.”
(セミナーは午後3時に大講堂で開始します。) - “Please submit your paper by 4 p.m. on the due date.”
(提出期限の午後4時までに論文を提出してください。) - “Lab tests are only conducted between 1 p.m. and 5 p.m.”
(研究室でのテストは午後1時から午後5時の間のみ行われます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “afternoon”(午後)
- 「午後」という時間帯そのものを指す名詞。より幅広く日常会話で使える。
- 「午後」という時間帯そのものを指す名詞。より幅広く日常会話で使える。
- “evening”(夕方)
- 夕方の時間帯を指し、通常は5時~6時頃から夜を指すことが多い。
- 夕方の時間帯を指し、通常は5時~6時頃から夜を指すことが多い。
- “afternoon”(午後)
反意語
- “A.M.”(午前)
- 午前(0:00~11:59)を表し、正午前に使われる。
- 午前(0:00~11:59)を表し、正午前に使われる。
- “A.M.”(午前)
これらの単語は時間帯を表すという点で似ていますが、 “p.m.” は正午から深夜までと幅広い午後の時間を含みます。 “afternoon” は主に昼過ぎから夕方あたりまで、 “evening” は夕方から夜、というように少しずつ時間帯のニュアンスが異なります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌpiːˈem/
- アメリカ英語・イギリス英語いずれもおおむね同じ発音です。
- 強勢(アクセント)は “em” の部分に置かれやすいです。「ピー-エム」のように“エム”を強調します。
- アメリカ英語・イギリス英語いずれもおおむね同じ発音です。
- よくある間違い: /piːˈem/ のように子音をはっきり発音せず、ただ「ピーエム」と流してしまうと不明瞭になることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスや表記揺れ: “pm,” “p.m.”, “PM,” “P.M.”など、さまざまな書き方がありますが、公式文書の場合は「p.m.」が最も一般的です。
- 同音異義語との混同: “pm” と “Pm” (元素プロメチウムの化学記号) は全く別物ですが、通常の英語学習では混同しないと思われます。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「時刻の表記」に関する設問で出る可能性があります。午前・午後の区別を問う問題や、リスニングで「Two a.m.」か「Two p.m.」かを聞き取らせるなどが典型です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “p”が「post」(後ろに)という響きがあるので「昼(12:00)の後ろ」と覚えるとスムーズです。
- 覚え方のコツ: a.m. は「朝=ante(前)」、p.m. は「午後=post(後)」とラテン語由来でセットで覚えると記憶に残りやすいでしょう。
- 勉強テクニック: スマホやパソコンの設定を12時間表記にして生活すると「午前/午後」の感覚が自然と身に付きます。
以上が “P.M.”(p.m.)の詳細な解説になります。普段使う英語の時刻表記として必須の単語なので、しっかり理解しておくと便利です。
午後(ラテン語post meridiem(after noon)の略;数字の後につける):例えば「P.M.2:00」と書くのは日本式です。おそらく「午後2時」と表記することから連想しての語法と思われます。英語式には「2:00P.M.」と書きます。