long

以下では、形容詞“long”について、できるだけ詳しく解説していきます。

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1. 基本情報と概要

意味（英語・日本語）

• “long” (形容詞)
  
  
  
  • 英語: of great length; extending over a large distance or duration
    
  
  
  • 日本語: 「長い」「時間がかかる」などの意味を指します。
    
  
  

「long」は物理的な長さだけでなく、時間の長さについても使えます。日常的にとてもよく使われる、初級レベルの単語です。

品詞

• 形容詞 (adjective)

活用形

• 原級: long


• 比較級: longer


• 最上級: longest

他の品詞としての例

• 副詞: “long”
  
  例) “How long have you lived here?” (どのくらい長くここに住んでいますか？)
  


• 動詞: “long for 〜” (〜を切望する)
  
  例) “I long for your return.” (あなたが帰ってくることを心から願っている)
  

CEFRレベル

• A1（超初心者）〜A2（初級）程度: 「long」は長さや時間の表現として非常に基礎的でよく使われるため、A1からA2あたりで習得する単語です。

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2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

• “long” はラテン語やゲルマン語に由来しており、はっきりした接頭語・接尾語の分かりやすい構成はありません。語幹として “long” がそのまま機能しています。

関連語（派生語・類縁語）

• “length” (名詞) …「長さ」


• “lengthy” (形容詞) …「非常に長い」「長すぎるくらいの」


• “longish” (形容詞) …「やや長めの」

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. a long time → 長い時間
   


2. a long distance → 長距離
   


3. a long way → 遠い道のり
   


4. a long period → 長い期間
   


5. a long journey → 長い旅
   


6. long hair → 長い髪
   


7. long list → 長いリスト(多数の項目)
   


8. long history → 長い歴史
   


9. a long meeting → 長引く会議
   


10. a long day → 長い一日 (疲れる一日)

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3. 語源とニュアンス

語源

• “long” は古英語の “lang”, “long” に由来し、さらにゲルマン語系にたどることができます。古くから「物理的に長い」「時間がかかる」という意味で使われてきました。

使用時の注意点やニュアンス

• 物理的な長さを表す場合と、抽象的に「時間が長い」「退屈だと感じる長さ」を表す場合の両方に使えます。
  


• フォーマル・カジュアル問わず幅広く使える表現です。

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4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文

• “It took a long time to …” → 「…するのに長い時間がかかった」
  


• “Have a long day” → 「長い(大変な)一日を過ごす」
  

イディオムや定型表現

• “long story short” → 「手短に言うと」
  


• “as long as …” → 「…する限り（条件）」
  
  例) “As long as you’re with me, I’m safe.” (あなたが一緒にいてくれる限り、私は安全です)
  

文法上のポイント

• 形容詞として使用され、可算・不可算という区別は関係ありません。
  


• 副詞としては “long” が「長く」、 “longer”「より長く」、 “longest”「最も長く」の形で使われます。

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5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術の文脈で、それぞれ3つほど例文を挙げます。

日常会話での例文

1. “I’ve had a long day. I just want to relax now.”
   
   (今日は長い一日だったよ。今はただリラックスしたい。)




2. “How long is this movie? I’m worried I might get sleepy.”
   
   (この映画はどのくらいの長さ？ 眠くならないか心配だな。)




3. “It’s a long walk to the station, so let’s take a taxi.”
   
   (駅まで結構距離があるから、タクシーに乗ろうよ。)

ビジネスでの例文

1. “The meeting was too long; we need to shorten the agenda next time.”
   
   (会議が長すぎたので、次回は議題を短くまとめる必要があります。)




2. “We’ve had a long discussion on this project. Let’s reach a decision today.”
   
   (このプロジェクトについて長い議論をしてきました。今日結論を出しましょう。)




3. “It took a long time to finalize the contract, but we are happy with the result.”
   
   (契約をまとめるのに時間がかかりましたが、結果には満足しています。)

学術的な文脈での例文

1. “The study covers a long period in history, from the Middle Ages to the modern era.”
   
   (その研究は中世から現代までの長い時代を扱っています。)




2. “A long timeline allowed researchers to track changes in population dynamics.”
   
   (長いタイムラインのおかげで、研究者は人口動態の変化を追跡できました。)




3. “Evidence suggests a long evolution of this species over millions of years.”
   
   (証拠によれば、この種は数百万年にわたって長い進化を遂げてきたことが示されています。)

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. “extended” (かなり長い / 拡張された)
   
   
   
   • 「時間・期間・範囲を延ばす」という意味合いで、フォーマル寄り。
     
   
   


2. “lengthy” (長ったらしい / 長すぎる)
   
   
   
   • 「長すぎる」というネガティブなニュアンスを伴うことが多い。
     
   
   


3. “prolonged” (長引く / 延長された)
   
   
   
   • 予想以上に続いた、ネガティブなニュアンスを含む場合も。
     
   
   

反意語

1. “short” (短い)
   
   
   
   • 最も一般的な対義語。
     
   
   


2. “brief” (短時間の / 手短な)
   
   
   
   • 時間的に手短な表現。
   
   

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7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号: /lɔːŋ/ (イギリス英語), /lɑːŋ/ または /lɔːŋ/ (アメリカ英語)
  


• アクセント: 単音節のため、単語全体を一まとまりとして発音します。
  


• アメリカ英語では [lɑːŋ] と /ɑ/ に近い音で発音されることが多く、イギリス英語では [lɔːŋ] と唇をやや丸める /ɔː/ 音になります。
  


• /ŋ/ の音が濁らないようにするのがポイントです。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: 「logn」や「lomg」などと間違えないよう注意。
  


• 同音異義語: 形容詞“一切なし”。ただし「long」と「lung（肺）」のように似たスペルの単語とは混同しやすいかもしれません。
  


• 試験対策: TOEICや英検などでは、比較級や最上級 (“longer” “the longest”) を使った空所補充問題が頻出。
  


• “long” と “tall” の使い分け: 人の身長を表すときには “tall” を使うのが一般的。一方で髪・モノの長さを表すときは “long”。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “long” という単語から、「長い線が伸びている」イメージを頭に思い浮かべましょう。文字”l”は縦方向にスッと伸びているので、そのまま「長さ」を連想するのも覚えやすいです。
  


• また、“long” が含まれる表現をたくさん音読・リスニングで覚えると、自然に口をついて出るようになります。例えば “a long road,” “a long time,” “long hair” など。

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以上が形容詞 “long” の詳細な解説です。物や時間の長さを表す、とても基本的だけど重要な単語ですので、ぜひしっかり覚えておきましょう。