〈人〉を紹介する / 《…に》…を初めて取り入れる, を導入する《to, into ...》 / 《…を》〈人〉に手ほどきする,初めて経験させる《to ...》 / 《…に》〈議案など〉を提出する《into ...》 / 《…に》…を持ち込む《into ...》 / 《…で》…を始める《with ...》
introduce
〈人〉を紹介する / 《…に》…を初めて取り入れる, を導入する《to, into ...》 / 《…を》〈人〉に手ほどきする,初めて経験させる《to ...》 / 《…に》〈議案など〉を提出する《into ...》 / 《…に》…を持ち込む《into ...》 / 《…で》…を始める《with ...》
動詞「introduce」の徹底解説
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 英語: to bring something (or someone) into use or practice for the first time; to present someone by name to another person.
- 日本語: ① 新しいものや制度を初めて導入する、持ち込む ②(人を)紹介する
「introduce」は、「新しいものを導入する」「初めて何かを取り入れる」「初対面の人を人に紹介する」といった場面で使われる動詞です。会議などで新しい議題を“持ち込む”、初めて会う人を“紹介する” など、日常会話からビジネス、さらに学術的な場面でも幅広く使われます。
- 品詞: 動詞 (verb)
活用形
- 原形 (infinitive): introduce
- 三人称単数現在形 (third-person singular): introduces
- 現在分詞・動名詞 (present participle / gerund): introducing
- 過去形 (past tense): introduced
- 過去分詞 (past participle): introduced
他の品詞への派生
- introduction (名詞): 「紹介、導入、序文」など
- introductory (形容詞): 「導入の、紹介の」など
CEFRレベルの目安
- B1 (中級): 日常生活で使われる重要な単語であり、会話や文書でも比較的よく登場します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語「intro-」: 「内へ、内側へ」という意味。「inward」を表すラテン語由来。
- 語幹「-duce」: ラテン語
ducere
(導く)から。「リードする」「導く」というニュアンスを持つ。
▼例:
- introduce = 「中へ導く」 → 「(新しい人・事・物)を初めて入れて紹介する、導入する」というイメージ。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- introduce someone to somebody
(人を別の人に紹介する) - introduce a product to the market
(製品を市場に投入する) - introduce a new law
(新しい法律を導入する/法案を提出する) - introduce a topic
(話題を持ち出す) - introduce changes
(変更を導入する) - introduce measures
(対策を導入する) - introduce oneself
(自己紹介をする) - introduce new technology
(新技術を導入する) - introduce a guest speaker
(ゲストスピーカーを紹介する) - introduce an idea
(アイデアを提示する)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語
introducere
: 「中へ(intro) + 導く(ducere)」が由来。 - 古フランス語などを経由して中英語に入り、やがて現代英語の introduce になりました。
ニュアンス
- 「introduce」は新たにもたらす・初めて示すニュアンスがあります。
- 人間関係においては誰かを他の人に「紹介する」柔らかな印象もあり、割と丁寧かつフォーマルにも使える単語です。
- 場面:
- 日常的な自己紹介から、ビジネスでの新製品導入、学術的な新概念の提示まで幅広く使えます。
- カジュアルからフォーマルまで対応可能です。
- 日常的な自己紹介から、ビジネスでの新製品導入、学術的な新概念の提示まで幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞 (transitive verb): 目的語(導入するもの・紹介する人)としばしば、間接目的語や前置詞 to などの併用が多い。
- 例: “introduce A to B” (AをBに紹介する/導入する)
- カジュアル・フォーマルどちらでもOK。ただし、ビジネス文書やスピーチなどでは「introduce」という表現が定番でフォーマルな印象を与えます。
- 他の一般的な構文:
- introduce + 名詞: “We introduced a new policy.”
- introduce + (人)to + (人/モノ/アイデア): “Let me introduce you to our team.”
- introduce + 名詞: “We introduced a new policy.”
5. 実例と例文
A) 日常会話での例文(3つ)
“Let me introduce myself: I’m Ken from Tokyo.”
(自己紹介させてください。私は東京出身のケンです。)“I’d love to introduce you to my best friend sometime.”
(いつか私の親友を紹介したいな。)“Could you introduce a fun game we can play tonight?”
(今晩できる楽しいゲームを何か紹介してもらえる?)
B) ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We plan to introduce a new software solution next quarter.”
(来四半期に新しいソフトウェアソリューションを導入する予定です。)“I’d like to introduce our new project manager, Ms. Davis.”
(新しいプロジェクトマネージャーのデイビスさんを紹介させていただきます。)“We should introduce a more efficient process for handling customer feedback.”
(顧客フィードバックを処理するために、より効率的なプロセスを導入すべきです。)
C) 学術的・専門的な文脈での例文(3つ)
“This paper aims to introduce a novel approach to data encryption.”
(本論文の目的は、データ暗号化における新しい手法を提示することです。)“Researchers often introduce a working hypothesis that drives initial experiments.”
(研究者はしばしば、最初の実験を導く作業仮説を提示する。)“We will introduce new methodologies to improve the accuracy of the study.”
(研究の正確さを高めるために、新しい方法論を導入します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- present(提示する・紹介する)
- “present”は「公式の場で発表する」というニュアンスが強め。
- “present”は「公式の場で発表する」というニュアンスが強め。
- launch(新製品を上市する、始動させる)
- 新たに“立ち上げる”ニュアンス。ビジネスシーンでよく使われる。
- 新たに“立ち上げる”ニュアンス。ビジネスシーンでよく使われる。
- bring in(持ち込む)
- 遂行するイメージで、口語より。
- 遂行するイメージで、口語より。
- show(見せる)
- 「見せる」という広義の意味で、フォーマル度は低め。
反意語(Antonyms)
- withdraw(撤回する)
- 「導入」の逆で「取り消す、引っ込める」という意味。
- 「導入」の逆で「取り消す、引っ込める」という意味。
- remove(除去する)
- 「取り除く」という意味で抽象的に対立する。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˌɪn.trəˈduːs/
- アメリカ英語: /ˌɪn.trəˈduːs/ (イントゥルドゥース)
- イギリス英語: /ˌɪn.trəˈdjuːs/ (イントゥルヂュース)のように “du” の音が “dju” になることが多い。
- アメリカ英語: /ˌɪn.trəˈduːs/ (イントゥルドゥース)
- アクセント: 「in-tro-DUCE」の「duce」に強勢があり、第3音節に強調。
- よくある間違い
- “イントロダクス”など、中間の音を省略してしまわないよう注意。
- “introduce” の “duce” を /dus/ ではなく /duːs/ と伸ばすところがポイント。
- “イントロダクス”など、中間の音を省略してしまわないよう注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミスで「intorduce」としてしまう誤りが多い。
- 発音の際、「in-to-duse」のように短く切って発音する人もいるので注意。
- 似た発音単語 “introduction” や “reducing” などとの混同に気をつける。
- TOEICなどのビジネス英語テストでは“to introduce a new product/service”といった形でよく見かける。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源ヒント: “intro” + “duce” = 「中へ + 導く」→ 誰かを“場に引き入れる”イメージを思い浮かべると忘れにくい。
- 勉強テクニック: 自己紹介のたびに、 “Let me introduce myself.” というフレーズを声に出してみると自然に身につく。
- スペリングのコツ: “in-tro-duce”と3つのパーツに分解して覚えると間違いにくい。
以上が動詞「introduce」の詳細解説です。新しい人や物、概念を場に“導き入れる”イメージで、日常からビジネス、学術まで幅広く使える基本動詞として押さえておきましょう。
(…に)…‘を'初めて取り入れる《+名+to(into)+名》
(…に)〈議案など〉‘を'提出する,持ち出す《+名+into+名》
(…に)…‘を'差し込む,持ち込む《+名+into+名》
(…で)…‘を'始める《+名+with+名》
〈人〉‘を'紹介する,引き合わせる
(…を)〈人〉‘に'手ほどきする,初めて経験させる《+名+to+名》