最終更新日:2025/10/07

〈人〉を紹介する / 《…に》…を初めて取り入れる, を導入する《to, into ...》 / 《…を》〈人〉に手ほどきする,初めて経験させる《to ...》 / 《…に》〈議案など〉を提出する《into ...》 / 《…に》…を持ち込む《into ...》 / 《…で》…を始める《with ...》

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元となった辞書の項目

introduce

動詞

〈人〉を紹介する / 《…に》…を初めて取り入れる, を導入する《to, into ...》 / 《…を》〈人〉に手ほどきする,初めて経験させる《to ...》 / 《…に》〈議案など〉を提出する《into ...》 / 《…に》…を持ち込む《into ...》 / 《…で》…を始める《with ...》

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解説

動詞「introduce」の徹底解説


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: to bring something (or someone) into use or practice for the first time; to present someone by name to another person.

  • 日本語: ① 新しいものや制度を初めて導入する、持ち込む ②(人を)紹介する

「introduce」は、「新しいものを導入する」「初めて何かを取り入れる」「初対面の人を人に紹介する」といった場面で使われる動詞です。会議などで新しい議題を“持ち込む”、初めて会う人を“紹介する” など、日常会話からビジネス、さらに学術的な場面でも幅広く使われます。


  • 品詞: 動詞 (verb)

活用形


  • 原形 (infinitive): introduce

  • 三人称単数現在形 (third-person singular): introduces

  • 現在分詞・動名詞 (present participle / gerund): introducing

  • 過去形 (past tense): introduced

  • 過去分詞 (past participle): introduced

他の品詞への派生


  • introduction (名詞): 「紹介、導入、序文」など

  • introductory (形容詞): 「導入の、紹介の」など

CEFRレベルの目安


  • B1 (中級): 日常生活で使われる重要な単語であり、会話や文書でも比較的よく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語「intro-」: 「内へ、内側へ」という意味。「inward」を表すラテン語由来。

  • 語幹「-duce」: ラテン語 ducere(導く)から。「リードする」「導く」というニュアンスを持つ。

▼例:


  • introduce = 「中へ導く」 → 「(新しい人・事・物)を初めて入れて紹介する、導入する」というイメージ。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. introduce someone to somebody

    (人を別の人に紹介する)

  2. introduce a product to the market

    (製品を市場に投入する)

  3. introduce a new law

    (新しい法律を導入する/法案を提出する)

  4. introduce a topic

    (話題を持ち出す)

  5. introduce changes

    (変更を導入する)

  6. introduce measures

    (対策を導入する)

  7. introduce oneself

    (自己紹介をする)

  8. introduce new technology

    (新技術を導入する)

  9. introduce a guest speaker

    (ゲストスピーカーを紹介する)

  10. introduce an idea

    (アイデアを提示する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 introducere: 「中へ(intro) + 導く(ducere)」が由来。

  • 古フランス語などを経由して中英語に入り、やがて現代英語の introduce になりました。

ニュアンス


  • 「introduce」は新たにもたらす・初めて示すニュアンスがあります。

  • 人間関係においては誰かを他の人に「紹介する」柔らかな印象もあり、割と丁寧かつフォーマルにも使える単語です。

  • 場面:


    • 日常的な自己紹介から、ビジネスでの新製品導入、学術的な新概念の提示まで幅広く使えます。

    • カジュアルからフォーマルまで対応可能です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): 目的語(導入するもの・紹介する人)としばしば、間接目的語や前置詞 to などの併用が多い。

  • 例: “introduce A to B” (AをBに紹介する/導入する)

  • カジュアル・フォーマルどちらでもOK。ただし、ビジネス文書やスピーチなどでは「introduce」という表現が定番でフォーマルな印象を与えます。

  • 他の一般的な構文:


    • introduce + 名詞: “We introduced a new policy.”

    • introduce + (人)to + (人/モノ/アイデア): “Let me introduce you to our team.”



5. 実例と例文

A) 日常会話での例文(3つ)


  1. “Let me introduce myself: I’m Ken from Tokyo.”

    (自己紹介させてください。私は東京出身のケンです。)


  2. “I’d love to introduce you to my best friend sometime.”

    (いつか私の親友を紹介したいな。)


  3. “Could you introduce a fun game we can play tonight?”

    (今晩できる楽しいゲームを何か紹介してもらえる?)


B) ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We plan to introduce a new software solution next quarter.”

    (来四半期に新しいソフトウェアソリューションを導入する予定です。)


  2. “I’d like to introduce our new project manager, Ms. Davis.”

    (新しいプロジェクトマネージャーのデイビスさんを紹介させていただきます。)


  3. “We should introduce a more efficient process for handling customer feedback.”

    (顧客フィードバックを処理するために、より効率的なプロセスを導入すべきです。)


C) 学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “This paper aims to introduce a novel approach to data encryption.”

    (本論文の目的は、データ暗号化における新しい手法を提示することです。)


  2. “Researchers often introduce a working hypothesis that drives initial experiments.”

    (研究者はしばしば、最初の実験を導く作業仮説を提示する。)


  3. “We will introduce new methodologies to improve the accuracy of the study.”

    (研究の正確さを高めるために、新しい方法論を導入します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. present(提示する・紹介する)


    • “present”は「公式の場で発表する」というニュアンスが強め。


  2. launch(新製品を上市する、始動させる)


    • 新たに“立ち上げる”ニュアンス。ビジネスシーンでよく使われる。


  3. bring in(持ち込む)


    • 遂行するイメージで、口語より。


  4. show(見せる)


    • 「見せる」という広義の意味で、フォーマル度は低め。


反意語(Antonyms)


  • withdraw(撤回する)


    • 「導入」の逆で「取り消す、引っ込める」という意味。


  • remove(除去する)


    • 「取り除く」という意味で抽象的に対立する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌɪn.trəˈduːs/


    • アメリカ英語: /ˌɪn.trəˈduːs/ (イントゥルドゥース)

    • イギリス英語: /ˌɪn.trəˈdjuːs/ (イントゥルヂュース)のように “du” の音が “dju” になることが多い。


  • アクセント: 「in-tro-DUCE」の「duce」に強勢があり、第3音節に強調。

  • よくある間違い


    • “イントロダクス”など、中間の音を省略してしまわないよう注意。

    • “introduce” の “duce” を /dus/ ではなく /duːs/ と伸ばすところがポイント。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミスで「intorduce」としてしまう誤りが多い。

  • 発音の際、「in-to-duse」のように短く切って発音する人もいるので注意。

  • 似た発音単語 “introduction” や “reducing” などとの混同に気をつける。

  • TOEICなどのビジネス英語テストでは“to introduce a new product/service”といった形でよく見かける。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源ヒント: “intro” + “duce” = 「中へ + 導く」→ 誰かを“場に引き入れる”イメージを思い浮かべると忘れにくい。

  • 勉強テクニック: 自己紹介のたびに、 “Let me introduce myself.” というフレーズを声に出してみると自然に身につく。

  • スペリングのコツ: “in-tro-duce”と3つのパーツに分解して覚えると間違いにくい。


以上が動詞「introduce」の詳細解説です。新しい人や物、概念を場に“導き入れる”イメージで、日常からビジネス、学術まで幅広く使える基本動詞として押さえておきましょう。

意味のイメージ
introduce
意味(1)

(…に)…‘を'初めて取り入れる《++to(into)+

意味(2)

(…に)〈議案など〉‘を'提出する,持ち出す《++into+

意味(3)

(…に)…‘を'差し込む,持ち込む《++into+

意味(4)

(…で)…‘を'始める《++with+

意味(5)

〈人〉‘を'紹介する,引き合わせる

意味(6)

(…を)〈人〉‘に'手ほどきする,初めて経験させる《++to+

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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