guest

1. 基本情報と概要

単語: guest

品詞: 名詞 (一部状況で動詞として使われる場合あり)

意味（英語）: A person who is invited to visit or stay at someone’s home or attend an event.

意味（日本語）: 招待された人、訪問者、宿泊客。パーティーや家に呼ばれて来る人、ホテルに泊まる人などを指します。「招待されて来る人」というニュアンスを持っていて、基本的には好意や歓迎を伴う場面で使われることが多いです。

• 活用形（名詞）

  
  
  • 単数形: guest
    
  
  
  • 複数形: guests
    
  
  



• 他の品詞としての例

  
  
  • 動詞 (自動詞・他動詞的用法): “to guest” = （テレビやラジオ番組などに）ゲスト出演する
    
  
  
  • 例: He occasionally guests on talk shows. (彼は時々トークショーにゲスト出演します。)
  
  



• CEFRレベルの目安: A2（初級）

  
  
  • A2レベルは日常的に使う基本的な語彙を学び始める段階です。
  
  

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 接頭語や接尾語は特に無く、単体の語として使用されます。

関連する派生語・類縁語など

• “guesthouse” (ゲストハウス / 名詞): 簡易的な宿泊施設
  


• “guestroom” (ゲストルーム / 名詞): 客室
  

よく使われるコロケーション（共起表現）・関連フレーズ（10個）

1. “guest speaker” – (ゲストスピーカー) 招待講演者
   


2. “guest list” – (ゲストリスト) 招待者リスト
   


3. “guest appearance” – (ゲスト出演) 番組やイベントへのゲストとしての出演
   


4. “guest room” – (客室) 家やホテルの宿泊用の部屋
   


5. “hotel guest” – (ホテルの宿泊客)
   


6. “guest of honor” – (主賓) イベントや式典の中心的ゲスト
   


7. “frequent guest” – (常連客) よく来るお客さん
   


8. “unexpected guest” – (予期しない来客) 突然来たお客
   


9. “distinguished guest” – (来賓) 名誉あるゲスト
   


10. “invite a guest” – (ゲストを招待する)
    

3. 語源とニュアンス

• 語源: 古フランス語の “gueste” や 中英語の “gest” に由来し、さらにラテン語・ゲルマン語の影響を受けたと考えられています。もともと「外から来た人」「一時的に滞在する人」という意味合いが強かったとされています。


• ニュアンス: 一般的に歓迎される来訪者という肯定的な響きを持ち、フォーマル・カジュアルどちらでも使える単語です。結婚式、パーティー、ホテルなど正式な場から、友人宅への気軽な訪問など日常的なシーンでも使われます。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞: 「1人のゲスト」「複数のゲスト」を指します。

  
  
  • 例: “He is our guest.” / “We had many guests at the party.”
  
  



• 動詞用法（ゲスト出演する）: 口語的に用いられることが多いです。

  
  
  • 例: “He guested on the radio show yesterday.” （彼は昨日そのラジオ番組にゲスト出演した。）
  
  



• 一般的な構文例:

  
  
  1. “We invited many guests to the ceremony.”
     
  
  
  2. “He served tea to his guests.”
     
  
  
  3. “She was a guest on the talk show last night.”
  
  



• 使用シーンの幅: パーティーや冠婚葬祭、ビジネス上の会議などフォーマルな場面でも使えますが、友人同士のカジュアルな食事会でも使います。

5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “I have a guest coming over for dinner tonight.”
   
   
   
   • 今夜、夕食に来客があるんだ。
     
   
   


2. “Feel free to help yourself to a drink— make yourself a guest.”
   
   
   
   • 遠慮なく飲み物を取って、くつろいでね。
     
   
   


3. “Is it okay if I bring a guest to the party?”
   
   
   
   • パーティーにゲストを連れて行っても大丈夫？
   
   

ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “We have a guest from our partner company visiting today.”
   
   
   
   • 今日はパートナー企業からの来客があります。
     
   
   


2. “Please prepare the conference room for our guest.”
   
   
   
   • お客様のために会議室を準備してください。
     
   
   


3. “Our guest speaker will share insights on global marketing strategies.”
   
   
   
   • ゲストスピーカーがグローバルマーケティング戦略について見識を共有してくださいます。
   
   

学術的な文脈での例文（3つ）

1. “The university invited a renowned scholar as a guest lecturer.”
   
   
   
   • 大学は名高い学者をゲスト講師として招いた。
     
   
   


2. “He was a guest critic at the art symposium.”
   
   
   
   • 彼はアートシンポジウムでゲスト批評家として参加した。
     
   
   


3. “Our department often hosts guest researchers.”
   
   
   
   • わたしたちの学科はしばしば客員研究者を招いています。
   
   

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. “visitor” (訪問者)
   
   
   
   • 「一時的に訪れる人」という点ではほぼ同義ですが、guest は「招待されている・歓迎されている」ニュアンスがより強いです。
     
   
   


2. “invitee” (招待客)
   
   
   
   • 公式な招待状を受け取った人を指すため、フォーマル度が高めです。
     
   
   


3. “company” (来客、連れ)
   
   
   
   • “We have company coming tonight.” のように親しいニュアンスやカジュアル感を含み、少し口語的です。
   
   

反意語

• “host” (ホスト)
  
  
  
  • 招く側を指し、“guest” と対になる表現です。
    
  
  


• “intruder” (侵入者)
  
  
  
  • 歓迎されていない来訪者、まったく反対の意味合いになり治安やプライバシーの問題を示唆します。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）: /ɡest/
  


• アクセント: “g” を強めに発音し、“e” は短く /e/ と発音します。
  


• アメリカ英語とイギリス英語での発音: 大きな違いはほとんどなく、どちらも /ges(t)/ のようによく似た発音です。
  


• よくある発音ミス:
  
  
  
  • “guess (推測する)” と混同して /gʌs/ のように母音を変えてしまう間違いに注意しましょう。
    
  
  
  • “guest” の母音は /e/ (ゲ) に近い発音です。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス:
  
  
  
  • “guest” を “gust” (強い風) と間違えないように。
    
  
  
  • “guess” (推測する) と綴りを間違えやすいので注意しましょう。
    
  
  


• 同音異義語との混同: “guest” と “guessed (推測した)” は発音が同じように聞こえる場合があるので文脈で判断が必要です。
  


• 試験対策: TOEICや英検などの基礎的なリスニング・リーディングで出題される語彙です。文脈を読み取り、ホストとゲストの立場を間違えないように留意しましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「guest」は “g” + “est” とシンプルな構成。つづりが似ている “guess (推測する)” と間違えやすいため、気をつけてください。
  


• 覚える際は「お客さんが『e』に来た (e = 入るイメージ)」など、頭文字 “g” の強い音と母音 “e” の短さを意識すると混同を防ぎやすいです。
  


• 実際にホームステイや海外旅行でホストに「あなたはゲストです」と言われる状況をイメージしながら学ぶと、長く記憶に残ります。

以上が “guest” の詳細解説です。結婚式やパーティー、ホテルや自宅への来客など、多くのシーンで使いやすい単語ですので、ぜひマスターしてみてください。