最終更新日:2025/10/11

〈C〉(…への)贈り物,寄贈品,寄付金《+to(for)+名》 / 〈C〉(…に対する)生まれつきの才能,天賦の才《+for(of)+名(doing)》 / 〈U〉《古》与えること,贈与;(権力者などが持つ地位などを)与える権限

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元となった辞書の項目

gift

名詞

〈C〉(…への)贈り物,寄贈品,寄付金《+to(for)+名》 / 〈C〉(…に対する)生まれつきの才能,天賦の才《+for(of)+名(doing)》 / 〈U〉《古》与えること,贈与;(権力者などが持つ地位などを)与える権限

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彼の誕生日に彼にプレゼントをあげた。

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解説

以下では、名詞“gift”について、学習者にもわかりやすい形で詳細に解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語

“gift”

品詞

名詞 (Noun)

意味(英語・日本語)


  • 英語: “gift” – something that is given to someone voluntarily without payment; a present. It can also mean a special talent or natural ability.

  • 日本語: 「贈り物」あるいは「才能」という意味の名詞です。


    • 「贈り物」の意味では、誰かに無料であげる物、特に誕生日やイベントで渡すプレゼントとして使われることが多いです。

    • 「才能」の意味では、生まれつき持っている優れた能力を指すニュアンスで用いられます。


CEFRレベルの目安


  • A2 (初級)レベル

    日常会話や身近な話題で頻繁に登場する単語で、覚えておくと便利です。

活用形

名詞のため、形そのものに大きな活用変化はありませんが、複数形では“gifts”となります(例:I received many gifts.)。

他の品詞への派生例


  • adjective: “gifted” (才能のある、天賦の)

    例:She is a gifted pianist.

  • verb: “to gift” (~を贈る)

    例:They gifted me a book on my birthday.


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “gift”は短い単語で明確な接頭語や接尾語は含まれません。語幹 “gift” のみで成り立っています。

  • ただし“gifted”のように「-ed」がつくと形容詞化し、「才能を授かった」「非常に優れた」という意味合いになります。

派生語や類縁語


  • “gifted” (形容詞): 才能がある

  • “giftwrap” (動詞/名詞): 贈り物を包装する/ギフト用包装紙

  • “re-gift” (動詞): 贈られた物をさらに別の人に贈り直す

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a birthday gift(誕生日プレゼント)

  2. a Christmas gift(クリスマスプレゼント)

  3. a wedding gift(結婚祝いの品)

  4. a gift card(ギフトカード)

  5. a gift for languages(語学に関する才能)

  6. a gift from the heart(心のこもった贈り物)

  7. a farewell gift(送別の品)

  8. a corporate gift(企業からの贈答品)

  9. a housewarming gift(新築祝いの贈り物)

  10. a small token gift(ちょっとしたお礼の品)


3. 語源とニュアンス

語源

“gift”は古英語の“gift”や“gieft”に由来し、もともと「与えること」「贈与」を意味していました。さらに遡ると、ゲルマン語派の“geban(与える)”と関連があります。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「贈り物」の意味はフォーマル・カジュアル両方で広く使われます。

  • 「才能」の意味ではややフォーマル寄りで、ビジネスやアカデミックな文脈でも見られます。

  • カジュアルな場面で「プレゼント」を言い換えるなら“present”でもOKですが、特に何かを無償で贈る場合は“gift”が自然です。

  • 「才能」の場合は“talent”とほぼ同じように使われますが、“gift”はより“天賦”に近く、“talent”は訓練で得られる部分を含むことがあります。


4. 文法的な特徴と構文

可算/不可算

“gift”は可算名詞(countable noun)です。


  • 単数形:a gift

  • 複数形:gifts

一般的な構文やイディオム


  • “give someone a gift”: 誰かに贈り物をする

  • “be gifted at/with something”: ~に才能がある

  • “the gift of gab”: おしゃべりの才能、話術

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • フォーマル: “This is a token of our appreciation. Please accept this gift.”

  • カジュアル: “Here’s a little gift for you!”


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I got you a small gift for your birthday.”

    (誕生日にちょっとしたプレゼントを買ったよ。)

  2. “She received so many gifts at her wedding.”

    (彼女は結婚式でたくさんの贈り物を受け取りました。)

  3. “Don’t forget to bring a gift for the housewarming party.”

    (新築祝いのパーティーに贈り物を忘れずに持ってきてね。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our company often sends gifts to our top clients during the holidays.”

    (当社はよく年末年始に主要顧客に贈答品を送ります。)

  2. “We’d like to present this gift to express our gratitude for your partnership.”

    (パートナーシップへの感謝の意を表すために、この贈り物を差し上げたいと思います。)

  3. “He has a remarkable gift for negotiation.”

    (彼には交渉に関して並外れた才能があります。)

学術的な文脈・フォーマルな文脈(3つ)


  1. “Her gift for mathematics became apparent at an early age.”

    (彼女の数学の才能は幼い頃から明らかでした。)

  2. “The professor recognized his gift for creative thinking.”

    (教授は彼の創造的思考の才能を認めました。)

  3. “His literary gift was evident in his academic papers.”

    (彼の文学的才能は学術論文にも明らかに示されていました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “present” (プレゼント)


    • 「贈り物」を意味する点では同義。日常的・カジュアルに使われやすい。


  2. “talent” (才能)


    • 「才能」という意味では似た使い方。giftの方が“授かった”ニュアンスが強いことがあります。


  3. “ability” (能力)


    • 「才能」とほぼ同義。ただし“ability”はより広い概念で、訓練で得た能力にも使われます。


反意語

“gift”に直接的な反意語はありませんが、あえて挙げるなら「欠如」「不足」を表す“lack”や“deficiency”が、“才能”を意味する場合の反対概念となります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (GenAm): /ɡɪft/

  • イギリス英語 (RP): /ɡɪft/

アクセント


  • アクセントは1音節目(“gift”全体)に置かれます。

  • 短母音 /ɪ/ の音に注意して、“ギフト”に近い音を意識しましょう。

よくある発音ミス


  • /ɡiːft/ のように /iː/ (長い「イー」) で伸ばして発音しないようにしましょう。短い /ɪ/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “gift”を“gife”や“giftu”などとミススペルしないように注意。

  2. “give”との混同: “to give”は動詞「与える」、名詞“gift”は「贈り物」なので、使い分けを間違えないように。

  3. 意味の取り違え: “gift”が「才能」の意味でも使われる点を忘れずに。

試験対策


  • TOEICや英検などのリスニング・リーディングで、“gift”が「才能」の意味で出題される場合があります。文脈をよく読み取って意味を判断しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “gift”と“give”はつづりが似ています。それは元々「与える」という同源から来ているからです。“gift”は誰かに“give”するもの、と考えると覚えやすいです。

  • 「才能」をギフトとしてもらった、と考えると、一生の“プレゼント”のイメージになり、自然に定着します。


以上が名詞“gift”の詳細解説です。日常生活のプレゼントシーンから、自分や他人の才能を表すときまで、幅広い場面で使用できますので、ぜひ使い方をマスターしてみてください。

意味のイメージ
gift
意味(1)

〈C〉(…への)贈り物,寄贈品,寄付金《+to(for)+

意味(2)

〈C〉(…に対する)生まれつきの才能,天賦の才《+for(of)+(do*ing*)》

意味(3)

〈U〉《古》与えること,贈与;(権力者などが持つ地位などを)与える権限

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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