最終更新日:2025/10/06
《集合的に》家族,家庭 / 〈U〉《時にa family》(一家の)子供たち / 〈C〉(血縁に関係ある)親族,身内,一族,一門 / 〈U〉家柄;(特に)名門 / 〈C〉(関係ある人・物の)一団,一群,(生物分類の)科《+of+名》
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元となった辞書の項目
family
名詞
《集合的に》家族,家庭 / 〈U〉《時にa family》(一家の)子供たち / 〈C〉(血縁に関係ある)親族,身内,一族,一門 / 〈U〉家柄;(特に)名門 / 〈C〉(関係ある人・物の)一団,一群,(生物分類の)科《+of+名》
解説
1. 基本情報と概要
単語: family
品詞: 名詞 (名詞形:family, 複数形:families)
CEFR レベル: A1(超初心者向け)
意味 (英語)
- “Family” refers to a group of people related to each other, especially parents and their children.
意味 (日本語)
- 家族、親族のこと。特に親と子供を中心とした「家族」を指す単語です。家族という身近な人々を意味するので、日常的にとてもよく使われます。友人同士の会話でも「家族的な雰囲気」などを表すときに使われることがあります。
品詞の特徴
- 名詞: 「私の家族(my family)」「家族が大事だ(family is important)」のように使われます。
- 形容詞的用法: 「family business (家族経営)」「family tradition (家族の伝統)」など形容詞的に名詞を修飾する場合もあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語や接尾語が特に付いている形ではありませんが、「famil-」はラテン語の「familia」(家族、家の人)に由来しています。
関連語や派生語
- familiar (形容詞): 親密な、よく知られている
- familiarity (名詞): 親しみ、よく知っていること
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- nuclear family(核家族)
- extended family(拡大家族)
- close-knit family(仲の良い家族)
- family member(家族の一員)
- family tradition(家族の伝統)
- family reunion(家族の再会)
- family dinner(家族そろっての夕食)
- family background(家柄、家族の背景)
- blended family(ステップファミリーなど、再婚による複合家族)
- single-parent family(片親の家庭)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “familia” に由来し、家族や家の構成員全体を指す言葉でした。
- 歴史的用法: 英語では、Middle English(中英語)期までさかのぼり、「家のしきたりやしもべを含めた家の単位」を意味していました。現代では親族・近しい人を表す言葉として使われます。
- 使用時の注意点・ニュアンス:
- 「family」はとても温かみのある単語で、絆や親近感を強調する場面でよく使われます。
- フォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、カジュアルな会話でも「fam」と略して使うこともあります(口語表現)。
- 英米問わず頻繁に使われる単語なので、幅広いシーンで使いやすいです。
4. 文法的な特徴と構文
- 単数扱い・複数扱い:
- アメリカ英語では「My family is…」のように単数扱いが一般的です。
- イギリス英語では「My family are…」と複数扱いすることもあります(集団を構成する個々のメンバーを意識している場合)。
- アメリカ英語では「My family is…」のように単数扱いが一般的です。
- 可算・不可算:
- 「family」は可算名詞です。「家族」が複数ある場合には “families” となります。
- 一般的な構文例:
- “I have a big family.”(私は大きな家族がいます)
- “He comes from a wealthy family.”(彼は裕福な家族出身です)
- “I have a big family.”(私は大きな家族がいます)
- イディオム的表現:
- “a family man” → 家族思いの男性
- “one big happy family” → とても仲の良い集団や関係
- “a family man” → 家族思いの男性
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I’m having dinner with my family tonight.”
(今夜は家族と夕食をとる予定です) - “My family always supports me when I’m stressed.”
(ストレスがあるときは、家族がいつも支えてくれます) - “We’re planning a family vacation this summer.”
(この夏に家族旅行を計画しています)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our company values a family-friendly work environment.”
(当社は家族に優しい職場環境を大切にしています) - “He can’t attend the meeting due to a family emergency.”
(家族の緊急事態のため、彼は会議に出席できません) - “We encourage a family-like culture among our team members.”
(私たちはチーム内で家族のような文化を築くことを奨励しています)
(3) 学術的/フォーマルな文脈での例文
- “This study examines the effects of social policies on family structures.”
(この研究は社会政策が家族構造に与える影響を検証しています) - “Family dynamics play a crucial role in early childhood development.”
(家族の力関係は幼児の発達に非常に重要な役割を果たします) - “In sociology, the term ‘family’ can encompass various household forms.”
(社会学では、「家族」という用語は多様な家庭形態を含むことがあります)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “household” (家計、世帯)
- 物理的に同じ家で暮らしている人全体を指すイメージが強い
- 物理的に同じ家で暮らしている人全体を指すイメージが強い
- “relatives” (親戚)
- 血縁関係に重きを置く表現
- 血縁関係に重きを置く表現
- “kin” (親族)
- やや文語的・古風なニュアンスがある
- やや文語的・古風なニュアンスがある
- “clan” (一族)
- 大きな血縁・一族を指す場合や、スコットランドなどの氏族を表す場合に使われる
反意語 (Antonym)
- “stranger” (他人)、“outsider” (部外者)
- 血縁・親しみとは無関係の相手というニュアンス
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- イギリス英語 (BrE): /ˈfæm.əl.i/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈfæm.ə.li/
- イギリス英語 (BrE): /ˈfæm.əl.i/
- アクセント: 第1音節 “fam” に強勢があります。
- 注意点: “family” の “a” は「ア」に近い発音を強く意識するとよいです。
- /ə/ は曖昧母音(シュワー)で、弱く発音されます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “familiy” と書いてしまう間違い。
- 同音異義語との混同: “familiar” (親しい) と混同しないように注意。
- TOEICや英検などの試験対策:
- 家族構成や自己紹介の文脈で非常に頻出。
- 「家族で旅行へ行く」「家族関係を示す」など、基本的な例文がよく読解問題やリスニングなどで出題されます。
- 家族構成や自己紹介の文脈で非常に頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “family” → “fam + ily” と分けて「ファム+リ」を意識してみると覚えやすいかもしれません。
- 覚え方: 親しみを込めて、“fam” と略す表現もあるので、そこから「家族=一番近い人達」というイメージを結びつけると記憶に残りやすいです。
- 勉強テクニック: 親しい友人同士でも「How’s your fam?」と聞くことがあるので、短縮形を知っておくとリスニング・会話力強化に役立ちます。
以上が “family” の詳細解説です。家族という身近なテーマですが、場面によって言い回しや文法(単数・複数扱い)が異なるので、ぜひ例文と合わせて学習してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
《集合的に》家族,家庭
意味(2)
〈U〉《時にa family》(一家の)子供たち
意味(3)
〈C〉(血縁に関係ある)親族,身内,一族,一門
意味(4)
〈U〉家柄;(特に)名門
意味(5)
〈C〉(関係ある人・物の)一団,一群,(生物分類の)科《+of+名》