最終更新日:2025/10/06

『妖精』(ようせい) / 妖精の / 妖精のような,優美な

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元となった辞書の項目

fairy

名詞

『妖精』(ようせい) / 妖精の / 妖精のような,優美な

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小さな女の子は、妖精の力を信じていた。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: fairy

品詞: 名詞 (可算名詞)


意味(英語): A small, magical being in folklore or fantasy stories, often depicted as having wings and enchanting powers.

意味(日本語): 民話やファンタジーに登場する、小さくて魔法の力を持った存在(しばしば翼を持つ妖精)。


「fairy(フェアリー)」は、童話や伝承によく出てくる小さな妖精のことです。子どもの絵本やディズニー作品に出てくるイメージが強いですね。小さくて可愛らしい姿や、魔法を使う魅力的な雰囲気をもつ単語です。


  • 主な活用(複数形): fairies

  • 他の品詞形:


    • 形容詞的に用いられる例: “fairy-like” (妖精のような), “fairy-tale” (おとぎ話の、の意で形容詞的に使うことがある)


CEFRレベル目安: B1(中級)

おとぎ話やファンタジーに触れるときに出てくる単語としては基礎的ですが、日常会話での使用頻度はそこまで高くないため、B1レベル程度と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成

    「fairy」という単語には明確な接頭語や接尾語はありませんが、別形として「faery」「faerie」といった詩的・古風な綴りがあります。


  • 派生語や関連表現


    • faerie(古風な綴り、詩的表現)

    • fairy-like(妖精のような)

    • fairy-tale(おとぎ話、もしくはおとぎ話のような状態を指す形容表現)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. fairy tale(おとぎ話)

    2. fairy godmother(おとぎ話に出てくる妖精の教母)

    3. fairy dust(妖精の粉)

    4. fairy wings(妖精の翼)

    5. fairy ring(キノコが円状に生える“妖精の輪”)

    6. fairy land(妖精の国)

    7. tooth fairy(歯の妖精〈子どもの抜けた歯を集める存在〉)

    8. fairy queen(妖精の女王)

    9. fairy realm(妖精たちの世界)

    10. fairy-like creatures(妖精のような生き物)



3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • 古フランス語の “faerie” が語源で、そこから中英語 “faierie” を経て “fairy” になったとされています。

    • “faerie” はラテン語で運命を意味する “fata” に由来するとも言われ、伝承や魔法とのつながりが強い言葉です。


  • ニュアンスや使用時の注意点


    • 童話やファンタジー文脈でよく使われる、可愛らしく夢のある単語です。

    • 口語よりも物語や絵本、ファンタジー小説などで多く使われます。

    • ごく稀にスラング的に使われる(差別的文脈の)場合があるので注意が必要ですが、一般的な学習の範囲では、妖精の意味を中心に理解して問題ありません。


  • シーン


    • 【カジュアル】 日常会話で子どもやファンタジーの話をするとき

    • 【ややフォーマル/文語】 物語文や文学的表現の中



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算


    • “fairy” は可算名詞です。

      例) one fairy, two fairies


  • 一般的な構文・イディオム


    • “believe in fairies” (妖精を信じる)

    • “fairy-tale ending” (おとぎ話のような結末)

    • “away with the fairies” (考えが夢想的/現実離れしている、イギリス英語の口語表現)


  • 使用シーンの特徴


    • ファンタジー・童話文脈が中心。日常会話では、たとえ表現として「夢見がちな状態」を表す際などにカジュアルに使われることもあります。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My daughter says she saw a fairy in the garden this morning.”

    (娘が今朝、庭で妖精を見たって言うのよ。)


  2. “I used to believe in fairies when I was a child.”

    (子どもの頃は妖精を信じていたよ。)


  3. “We’re decorating the tree with tiny fairy ornaments for the party.”

    (パーティーのために、小さな妖精の飾りを木につけているの。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our new children’s product is inspired by fairy tales to spark imagination.”

    (新しい子ども向け商品のコンセプトは、おとぎ話からインスピレーションを得て、想像力をかき立てるものです。)


  2. “The marketing campaign uses a fairy-tale theme to attract a younger audience.”

    (このマーケティングキャンペーンでは、より若い層を引きつけるためにおとぎ話のテーマを活用しています。)


  3. “We added a ‘fairy dust’ effect to the website’s design for a whimsical touch.”

    (ウェブサイトのデザインに“妖精の粉”のような演出を加えて、幻想的な雰囲気を出しています。)


(3) 学術的・文献的な例文


  1. “The folklore study examines how belief in fairies shaped rural traditions.”

    (民俗学の研究では、妖精信仰がいかに地方の伝統を形作ったかを検証しています。)


  2. “References to fairy creatures frequently appear in medieval European literature.”

    (中世ヨーロッパ文学には、しばしば妖精の生き物に関する言及が見られます。)


  3. “Analyses of fairy lore provide insight into cultural perceptions of magic and nature.”

    (妖精伝承の分析は、魔法と自然に対する文化的な認識を知る手がかりを与えてくれます。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. elf (エルフ) - 神話やファンタジーに登場する、人間より小さく耳の尖った存在。

    2. pixie (ピクシー) - 北欧伝承の小さな妖精。ややいたずら好きというイメージ。

    3. sprite (スプライト) - 水や森など自然に宿る小精霊。

    4. nymph (ニンフ) - ギリシャ神話で自然界に住む精霊(妖精的存在)。


いずれも「小さく愛らしい、または神秘的な存在」という点では似ていますが、fairyはより広く「魔法をもつ小さな妖精」を指し、童話や伝承全般でイメージされやすい単語です。


  • 反意語 (Antonyms)

    厳密な反意語はありませんが、妖精と対比的に「巨人 (giant)」や「トロール (troll)」など巨大で荒々しい伝説上の生き物を挙げると、正反対のイメージになります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • イギリス英語 (BrE): /ˈfeəri/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈferi/


  • 強勢(アクセント)


    • 最初の音節 “fair” にアクセントがきます。

    • イギリス英語では “fair” をやや長めに “フェアリー” と読む傾向があり、アメリカ英語では “フェリ” に近い発音になることがあります。


  • よくある発音の間違い


    • “ferry” (フェリー、渡し船) と混同してしまう場合があります。スペルも発音も微妙に異なるので注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “fairy” を “faery” “faerie” と綴る場合もありますが、それらは古風/詩的表現なので日常的には “fairy” が基本です。

    • “ferry” (渡し舟) と混同しないようにしましょう。意味が全く異なります。


  • 同音異義語との混同


    • “fairy” と “ferry” は聞き分けが難しいこともあるため、前後の文脈で区別しましょう。


  • 試験対策


    • 英語検定やTOEICなどの試験では、物語を扱う長文読解や単語問題で出題される程度で、頻出度は高くありません。しかし、レベル別の単語集にも掲載されることが多いため知っておくと安心です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: ディズニー映画に出てくる小さな羽根のはえた妖精(例: ティンカー・ベル)をイメージすると覚えやすいです。

  • 関連ストーリー: 「シンデレラ」に登場するフェアリー・ゴッドマザー(魔法使いのおばあさん)も有名ですね。

  • 勉強テクニック:


    1. “fairy tale” (おとぎ話) をセットで覚えると自然に覚えられます。

    2. “fairy” と “ferry” を対比して書き比べ、スペルの違いを意識する。

    3. 「羽のあるかわいい妖精、fair(美しい)なイメージ」と関連づけると記憶に残りやすいです。



以上が「fairy」の詳しい解説です。

夢のある単語ですので、物語やファンタジーを読む際にはぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
fairy
意味(1)

妖精(ようせい)

意味(2)

妖精の

意味(3)

妖精のような,優美な

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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