元となった辞書の項目
exciting
解説
1. 基本情報と概要
英単語: exciting
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): causing great enthusiasm and eagerness
意味(日本語): 大きな興奮や熱意を引き起こす、わくわくさせる
「わくわくするような」「興奮するような」というニュアンスを持ち、ポジティブな感情を表す形容詞です。スポーツの試合や新しい体験など、心が躍るような状況を表現するときに使われます。
活用形:
形容詞なので、直接的な活用変化(時制による変化など)はありません。ただし、副詞形は “excitingly”、動名詞/現在分詞形は “exciting” 自体(動詞 “excite” の -ing 形)となります。
他の品詞になった時の例:
- 動詞: “excite” (興奮させる)
- 名詞: “excitement” (興奮、わくわくする気持ち)
- 副詞: “excitingly” (わくわくするように)
CEFRレベル(推定目安): B1(中級)
「exciting」は日常会話やニュース、娯楽関連など幅広い場面で目にするため、頻繁に出てきます。初級レベルでは「興奮する」を別表現で学ぶことが多いですが、中級以降の学習者は積極的に使えるようになると自然です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語根 (root): “excite”
- 接尾語 (suffix): “-ing”
- 動詞から形容詞を作る -ing。
- 「〜している」「〜させるような」というイメージを持ちます。
- 動詞から形容詞を作る -ing。
派生語・類縁語
- excite (動詞): 興奮させる
- excitement (名詞): 興奮、わくわくする気持ち
- excitingly (副詞): わくわくするように
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- exciting game → わくわくする試合
- exciting news → ワクワクする知らせ
- exciting adventure → スリル満点の冒険
- extremely exciting → ものすごくワクワクする
- find something exciting → 何かを面白い・刺激的だと感じる
- an exciting opportunity → 興味をそそる機会
- make something exciting → 何かを面白く・刺激的にする
- sound exciting → 面白そうに聞こえる
- exciting event → エキサイティングなイベント
- truly exciting → 本当にわくわくする、心躍る
3. 語源とニュアンス
語源
- “excite” はラテン語の “excitare” (目覚めさせる、駆り立てる) に由来し、それが古フランス語を経て英語に入ってきました。
- “exciting” は “excite” の進行形から来ており、「興奮させている状態」のニュアンスを形容詞化したものです。
ニュアンス・使用時の注意
- “exciting” は非常にポジティブで感情を盛り上げる響きを持ちます。
- 口語でも文章でも広く使い、比較的カジュアルですが、フォーマルな場面でも使える便利な形容詞です。
- 強調したいときには “really exciting” や “truly exciting” などを使います。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞 + 名詞: an exciting movie / an exciting idea
- be動詞 + exciting: The show was exciting.
- find + 目的語 + 形容詞: I found the trip extremely exciting.
- look/sound/feel + exciting: It sounds exciting!
可算・不可算の区別について
- “exciting” 自体は形容詞なので、名詞の可算/不可算とは直接関係しません。
- 対応する名詞 “excitement” は不可算名詞として使われることが多い(「興奮」の状態を表すときは概念として扱うため)ですが、文脈によっては可算的な使い方も可能です (例えば “some new excitements” のように「興奮する出来事」の一つとして見る場合はまれに可算扱いにもなることがあります)。
5. 実例と例文
5.1 日常会話で使われる例文(3つ)
- “That new theme park ride is so exciting! I can’t wait to try it.”
(あの新しいアトラクションはすごくワクワクするよ!早く乗りたいな。) - “It’s exciting to meet new people at parties, isn’t it?”
(パーティーで新しい人に会うのはわくわくするよね?) - “I find learning a new language really exciting.”
(新しい言語を学ぶのって本当にわくわくすると思う。)
5.2 ビジネスシーンで使われる例文(3つ)
- “This is an exciting opportunity for our company to expand overseas.”
(これは、我が社が海外進出するのにわくわくするような機会です。) - “The idea of collaborating with them is exciting and could lead to new innovations.”
(彼らとのコラボはとても刺激的で、新たなイノベーションにつながる可能性があります。) - “We’re planning an exciting product launch next month.”
(来月、わくわくするような新商品の発売を計画しています。)
5.3 学術的あるいはフォーマルな文脈で使われる例文(3つ)
- “The findings of this groundbreaking study are truly exciting for the scientific community.”
(この画期的な研究の成果は、科学界にとって非常に興味深いものです。) - “It is exciting to explore the potential impact of artificial intelligence in various fields.”
(さまざまな分野でAIの潜在的な影響を探求するのは刺激的です。) - “Her lecture provided exciting insights into the future of renewable energy.”
(彼女の講演は再生可能エネルギーの未来に関する刺激的な見解を提供してくれました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- thrilling (わくわくする、スリル満点の)
- “exciting” よりもスリル感が強調される。
- “exciting” よりもスリル感が強調される。
- stimulating (刺激的な)
- 知的好奇心を刺激するような文脈で使われることが多い。
- 知的好奇心を刺激するような文脈で使われることが多い。
- exhilarating (非常に楽しくて爽快な)
- 喜びや高揚感が強いニュアンス。
- 喜びや高揚感が強いニュアンス。
- engaging (惹きつける、魅力的な)
- 人の注意や興味を強く引きつける意味合い。
反意語 (antonyms)
- boring (退屈な)
- dull (鈍い、つまらない)
- uninteresting (面白みのない)
- “exciting” の反対概念で、一切の刺激が感じられないような状況を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ɪkˈsaɪtɪŋ/ または /ɛkˈsaɪtɪŋ/
- イギリス英語: /ɪkˈsaɪtɪŋ/
アクセントの位置:
- ex-CI-ting のように “-ci-” の部分 (第二音節) に主アクセントがきます。
よくある発音ミス:
- “エクサイティング” の “k” + “s” の次の母音を明確に発音しきれず、曖昧になることがあります。
- 語中の “t” が北米英語だと “d” に近い発音 (フラップT) になることもあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスに注意: “exciting” の “c” と “t” の位置を入れ替えて “exicting” と書いてしまうミスがよくあります。
- 動詞と形容詞の混同: “excite” (動詞) と “exciting” (形容詞) の区別をして使う必要があります。
- TOEICや英検など試験対策:
- ビジネスシーンで使われることが多いため、TOEIC Part 7(読解問題)などで出やすい単語です。
- 英検の作文でも「わくわくする」というニュアンスを表現する際に使うと自然に伝わります。
- ビジネスシーンで使われることが多いため、TOEIC Part 7(読解問題)などで出やすい単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音感で覚える: 「エクサイティング(e-k-sa-i-ti-ng)」と、少しリズムをつけて言うと覚えやすいです。
- 関連を意識: excite(興奮させる) + -ing で、まさに「興奮している・させるような」のイメージです。
- ポジティブなシーンをイメージ: 自分が一番ワクワクした瞬間(例えば初めての海外旅行や絶叫マシンに乗るとき)を思い出すと、単語のニュアンスがしっかり頭に残ります。
以上が “exciting” の詳細な解説です。スポーツやイベントを紹介するときだけでなく、日常会話やビジネスシーンでも気軽に使える便利な形容詞なので、ぜひ積極的に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(物事が)興奮させる