最終更新日:2025/10/10

技師,技術家 / 《米》(特に鉄道の)機関士 / 巧みに事を処理する人,手腕家 / (陸軍の)工兵;(海軍の)機関士官

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元となった辞書の項目

engineer

名詞

技師,技術家 / 《米》(特に鉄道の)機関士 / 巧みに事を処理する人,手腕家 / (陸軍の)工兵;(海軍の)機関士官

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彼はソフトウェア開発を専門とする才能あるエンジニアです。

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解説

以下では、名詞 “engineer” について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: engineer

品詞: 名詞 (動詞としても使われる場合があります)


  • 英語の意味: A person who designs, builds, or maintains engines, machines, or other technical structures.

  • 日本語の意味: エンジニア、技術者、工学者

「エンジニア」や「技術者」を指して使われます。たとえば、機械の設計や開発を行う人を指します。また、ITや建築など、幅広い分野にも応用される単語です。

主な活用形 (動詞として使う場合)


  • 原形: engineer

  • 三人称単数形: engineers

  • 現在分詞 (動名詞含む): engineering

  • 過去形/過去分詞形: engineered

名詞形としては、単数形は “engineer”、複数形は “engineers” になります。

動詞としては「~を巧みに設計・調整する」という意味で、「to engineer a plan (計画を立案する)」のように使います。

他の品詞例


  • 動詞 (to engineer)


    • 例) He engineered the new software system. (彼は新しいソフトウェアシステムを設計した)


  • 形容詞形は直接はありませんが、「engineering」という名詞形が形容詞的に使われることがあります (例: engineering project = 工学プロジェクト)。

CEFRレベルの目安


  • B1 (中級): 一般的な業界用語としてはやや専門的ですが、日常でも「エンジニア」という言葉として認知されており、B1程度の学習者であれば自然に理解できるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): “engine” (機械、エンジン)

  • 接尾辞 (suffix): “-er” (~する人、専門家を表す)

“engineer” はもともと「engine(エンジン・機械)」に “-er”(~する人・職業などを表す接尾語)がついた語です。つまり、「機械などを扱う人」というニュアンスが基になっています。

関連する派生語


  • engineering (n.): 工学、エンジニアリング

  • engine (n.): エンジン、機関

  • RE (Reverse Engineering): 逆アセンブルや構造解析などを指す「リバースエンジニアリング」の略

よく使われるコロケーション10選


  1. software engineer (ソフトウェアエンジニア)

  2. mechanical engineer (機械エンジニア)

  3. civil engineer (土木エンジニア)

  4. electrical engineer (電気エンジニア)

  5. chemical engineer (化学エンジニア)

  6. field engineer (フィールドエンジニア)

  7. project engineer (プロジェクトエンジニア)

  8. sound engineer (サウンドエンジニア・音響エンジニア)

  9. systems engineer (システムエンジニア)

  10. to engineer a solution (解決策を生み出す / 巧みに設計する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “ingenium” (生来の才能、発明の才) が元になり、古フランス語の “engin” (巧みな発明物) を経て “engine” という形に発展。「機械を扱う」「創造的に設計する」という発想が含まれています。

  • ニュアンス: 技術や創造力で問題を解決する専門家をイメージする言葉です。一般的にはポジティブで専門的な響きがあります。

  • 使用シーン:


    • 日常会話でも「うちの兄はエンジニアをしているんだよ」といった形で使われる

    • ビジネス・フォーマルな場面では「software engineer」「electrical engineer」という肩書としてよく見られます



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞の可算扱い: 「an engineer」「several engineers」のように可算名詞として扱います。

  • 動詞としての用法: “to engineer something” は「~を設計する」「~を巧みに生み出す」という意味。


    • 例) “She engineered a plan to reduce costs.” (彼女はコスト削減の計画を巧みに立案した)


  • 形式: フォーマル~カジュアルどちらでも比較的使われますが、ビジネスや専門的な会話で頻出です。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “My friend is an engineer who builds robots for fun.”

    (私の友達は趣味でロボットを作るエンジニアです。)

  2. “I’m thinking about becoming an engineer because I love fixing things.”

    (私は物を修理するのが好きなので、エンジニアになろうかと考えています。)

  3. “Did you know her father is an aerospace engineer?”

    (彼女のお父さんが航空宇宙エンジニアだって知ってた?)

(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “We hired a new software engineer to optimize our system.”

    (私たちはシステムを最適化するために新しいソフトウェアエンジニアを雇いました。)

  2. “Our chief engineer is responsible for overseeing all technical projects.”

    (私たちの主任エンジニアは、すべての技術プロジェクトを監督する責任があります。)

  3. “We need to engineer a better workflow to meet customer demands.”

    (顧客の需要を満たすために、より良いワークフローを設計する必要があります。)

(C) 学術・専門分野での例文


  1. “This civil engineer specializes in earthquake-resistant structures.”

    (この土木エンジニアは耐震構造を専門としています。)

  2. “The university’s engineering department focuses on renewable energy research.”

    (その大学の工学部は再生可能エネルギーの研究に力を入れています。)

  3. “Geneticists work with bioengineers to develop new medical treatments.”

    (遺伝学者はバイオエンジニアと協力して新しい医療技術を開発しています。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. technician (技術者)


      • 実務ベースで機器の操作やメンテナンスを行う人というニュアンスが強い。


    2. designer (デザイナー)


      • 外観や仕様の設計に特化することが多く、より創造的なイメージ。


    3. architect (建築家)


      • 建築物を専門に設計する人。



  • 反意語 (Antonyms)


    • “layperson” (素人、専門外の人) など、専門家ではない人を示す語が反意語的立ち位置になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語 (UK): /ˌen.dʒɪˈnɪə/

    • アメリカ英語 (US): /ˌen.dʒəˈnɪr/


  • アクセント (強勢)


    • “en-gin-eer”の第3音節に強勢があります。


  • よくある間違い: /en-gi-nir/ のように強勢や母音を誤って発音することがあるので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “engeneer”, “enginear” など、スペルが崩れやすい。第一音節 “engi” のあとに “n” と “e” が続く部分に注意。

  • 同音異義語との混同: 特に “engine” と混同しがちなので、名詞としての形と動詞としての使い方をセットで覚えるとよいでしょう。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などでは、職業や役職を問う問題、または文脈把握で「設計する」という動詞用法が問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント: 「エンジン + 〜する人 = エンジニア」と覚える。

  • イメージ: 何か発明しそうな人、大きな機械や複雑なシステムを扱う人を連想すると記憶しやすいです。

  • 勉強テクニック: 動詞形 “engineer” の用法もあわせてイメージしておくと、文脈に応じた使い分けがしやすくなります。


以上が名詞 “engineer” の詳細な解説です。専門や業種によって、ソフトウェア、機械、建築など、さまざまな使われ方をしますが、基本的には「問題解決をする技術者・専門家」という意味合いで覚えておくと便利です。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
engineer
意味(1)

(陸軍の)工兵;(海軍の)機関士官

意味(2)

《米》(特に鉄道の)機関士

意味(3)

巧みに事を処理する人,手腕家

意味(4)

技師,技術家

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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