最終更新日:2025/10/09

犬 / 雄犬;イヌ科の動物(特にイタチ・オオカミ・カワウソ)の雄 / 《話》《形容詞を伴って》やつ / 《話》くだらない男,下劣なやつ / 《米俗》粗悪な物,くだらない物 / つかみ道具(氷づかみ,掛けかぎなど) / 《the dogs》《英》競犬

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元となった辞書の項目

dog

名詞

犬 / 雄犬;イヌ科の動物(特にイタチ・オオカミ・カワウソ)の雄 / 《話》《形容詞を伴って》やつ / 《話》くだらない男,下劣なやつ / 《米俗》粗悪な物,くだらない物 / つかみ道具(氷づかみ,掛けかぎなど) / 《the dogs》《英》競犬

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解説

1. 基本情報と概要

単語: dog

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベル: A1 (超初心者)

英語での意味

A “dog” is a domesticated animal often kept as a pet or for work, known for its loyalty and friendly nature.

日本語での意味

「犬」のことです。ペットとして飼われたり、番犬や盲導犬として活躍したり、人間とのつながりが深い動物です。基本的にはとても身近で、友好的なイメージを持つ単語です。

形態


  • 単数形: dog

  • 複数形: dogs

  • 所有格: dog’s(単数)、dogs’(複数)

他の品詞形


  • 形容詞: doggy(くだけた表現で「犬のような」、「小犬のような」)

  • 動詞: (スラング的に)“to dog”「つきまとう、邪魔をする」という意味もあります。例: “Stop dogging my steps!” ただし、日常的にはあまり使わない表現です。


2. 語構成と詳細な意味

“dog” は特に接頭語や接尾語を持たない、固有の語です。

関連性・派生語


  • canine(形容詞・名詞: 犬の、犬科の動物)

  • doggy / doggie(名詞: 子どもっぽい言い方で「わんちゃん」)

  • underdog(名詞: 勝ち目のない弱い立場の人やチーム)

よく使われるコロケーション10選


  1. dog owner(犬の飼い主)

  2. dog breed(犬種)

  3. dog food(ドッグフード)

  4. stray dog(野良犬)

  5. guard dog(番犬)

  6. guide dog(盲導犬)

  7. dog park(ドッグラン、犬用公園)

  8. dog lover(犬好きの人)

  9. dog house(犬小屋)

  10. big dog / small dog(大型犬・小型犬)


3. 語源とニュアンス

語源

“dog” は古英語で “docga” とされる単語に由来すると考えられています。古い形では “hund” のような語もありましたが、徐々に “dog” が一般的に使われるようになりました。

ニュアンス・使用上の注意


  • “dog” はとても基本的な単語で、フォーマル・インフォーマルを問わず幅広く使われます。

  • しかし、人に対して “dog” と呼ぶのは非常に失礼な意味合いになる場合があります。スラングとしてネガティブな響きを持つため、注意が必要です。

  • 「犬のように扱う」というニュアンスで動詞として使われる場合もあり、しつこく付きまとう・嫌がらせをするイメージがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a dog, two dogs のように数えられる。

  • 一般的な構文・イディオム


    • “dog-eat-dog world” (弱肉強食の世界)

    • “let sleeping dogs lie” (余計なことはしない、いらぬ波風を立てない)

    • “Every dog has its day.” (だれにでもチャンスは巡ってくる)

    • “top dog” (トップに立つ人、勝者)

    • “underdog” (負けそうな側)


フォーマル・カジュアルを問わず、「犬」を指すときは単に “dog” と言えば問題ありませんが、文章語よりは日常会話のほうが頻出です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I just got a new dog. She’s so cute!”

    →(訳)「新しく犬を飼い始めたの。すごくかわいいのよ!」

  2. “Let’s take the dog for a walk after dinner.”

    →(訳)「夕食後、犬の散歩に行こうよ。」

  3. “Do you know any good dog parks around here?”

    →(訳)「この辺りにいいドッグラン、知ってる?」

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We sometimes use the term ‘top dog’ in the office to describe the team leader.”

    →(訳)「オフィスでは、チームリーダーのことを ‘top dog’ と呼ぶことがあります。」

  2. “He’s working like a dog to finish the project on time.”

    →(訳)「彼はプロジェクトを期限内に終わらせるため、必死に働いています。」

  3. “We’re organizing a charity event for guide dogs.”

    →(訳)「盲導犬のためのチャリティイベントを企画しています。」

(3) 学術的・専門的文脈での例文


  1. “The domestic dog (Canis lupus familiaris) is closely related to wolves.”

    →(訳)「イエイヌ(学名 Canis lupus familiaris)はオオカミに近縁です。」

  2. “Studies show that dogs exhibit complex social behaviors.”

    →(訳)「研究によると、犬は複雑な社会的行動を示すそうです。」

  3. “Working dogs are trained to assist humans in various tasks.”

    →(訳)「作業犬は、人間が行うさまざまな作業を手助けするよう訓練されています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. canine(犬科の動物、または「犬の」)


    • 例: “Canine species include wolves, foxes, and dogs.”

    • “dog” より生物学的・専門的なニュアンス。


  2. hound(猟犬)


    • 例: “He bred hunting hounds for sport.”

    • 猟犬の種類を指すなど、やや限定的。


  3. pooch(口語で「わんちゃん」)


    • カジュアルで愛情のこもった言い方。


  4. pup / puppy(子犬)


    • 「子犬」の意味。


反意語


  • “dog” の明確な反意語はありませんが、人は例えば “cat” を犬の対極的存在と見ることもあります。ただし厳密には反意語とは言えません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dɒɡ/ (主にイギリス英語), /dɔːɡ/ または /dɑːɡ/ (アメリカ英語)

  • アクセント: “dog” は一音節なので、音節における強勢は特に問題ありません。

  • イギリス英語では “dɒg” のように「オ」の音がやや短く発音されます。さらに地域差で /dɔːɡ/ のように引き延ばされる地域もあります。

  • アメリカ英語では “dɑːg” など、「アー」に近い母音になることが多いです。

  • よくある間違い: 日本語の「ドッグ」に引きずられると、/doɡ/ のようにはっきりオ段にならず、母音があいまいになる場合があります。意識して口をしっかり開いて発音するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dog” を “dok” や “bog” と誤って書くこと。

  • 同音異義語: 特になし。しかし “dock” (船着き場) とか “dig” (掘る) などと聞き間違いが起きやすいかもしれません。

  • 試験対策: A1レベルの非常に基本的な単語で、TOEIC や英検などでもリスニングやリーディングの最初の方に登場する可能性が高いです。

  • 文法上は可算名詞であることをしっかり押さえましょう。a dog / the dog / dogs という使い分けが大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “dog” は「忠実な友だち」のイメージを持つと覚えやすいです。

  • スペリングは “do + g” と分解すると覚えやすいかもしれません。

  • “god” と逆順になるため、スペリングを取り違えないように注意しましょう(“dog” ↔ “god”)。ジョークや語呂合わせで覚えるのも一つの手です。

以上が名詞 “dog” の詳細解説です。日常会話・ビジネス・学術のどんな場面でも登場する可能性が高い重要単語なので、基本の用法や文法的特徴を押さえ、スムーズに使いこなしましょう。

意味のイメージ
dog
意味(1)

意味(2)

雄犬;イヌ科の動物(特にイタチ・オオカミ・カワウソ)の雄

意味(3)

《話》《形容詞を伴って》やつ

意味(4)

《話》くだらない男,下劣なやつ

意味(5)

《米俗》粗悪な物,くだらない物

意味(6)

《the dogs》《英》競犬

意味(7)

つかみ道具(氷づかみ,掛けかぎなど)

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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