最終更新日:2025/10/09

〈U〉教養;修養;教化 / 〈C〉〈U〉文化(主として精神面をさし,生活・習慣・物の考え方などを含む)Greek cultureギリシア文化 / 〈U〉(…の)耕作;栽培,養殖,培養《+of+名》

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元となった辞書の項目

culture

名詞

〈U〉教養;修養;教化 / 〈C〉〈U〉文化(主として精神面をさし,生活・習慣・物の考え方などを含む)Greek cultureギリシア文化 / 〈U〉(…の)耕作;栽培,養殖,培養《+of+名》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: culture

品詞: 名詞 (noun)

CEFRレベル: B1〜B2(中級〜中上級レベル)


  • B1: 日常的な話題でよく出てくる程度

  • B2: 社会的・抽象的なテーマでも扱えるレベル

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: Culture refers to the customs, arts, social institutions, and achievements of a particular nation, people, or other social group, as well as the attitudes, values, and habits that characterize them. It can also mean the cultivation of bacteria or cells in a scientific context.

  • 日本語: 「culture」は、ある社会や民族が共有する習慣、芸術、社会制度、価値観、考え方などを指す言葉です。また、生物学や科学の分野では、細菌や細胞を培養することも指します。日常会話から学術的な文脈まで幅広く使われる、大変重要な単語です。

活用形・品詞変化


  • 名詞形 (noun): culture (単数形)、cultures (複数形)

  • 動詞形 (verb): to culture (細菌や細胞を培養する、など。例:We cultured the bacteria in the lab.)

  • 形容詞形 (adjective): cultural (例:cultural differences, cultural heritage)

  • 副詞形 (adverb): culturally (例:culturally diverse)

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “cultur-” … ラテン語の “colere” (耕す、育てる) から派生した語とされています。

  • 接尾語: 「-e」は名詞形の形を保つための要素として捉えられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. popular culture(ポップカルチャー・大衆文化)

  2. corporate culture(企業文化)

  3. cultural heritage(文化遺産)

  4. multicultural society(多文化社会)

  5. culture shock(カルチャーショック)

  6. art and culture(芸術と文化)

  7. traditional culture(伝統文化)

  8. cultural diversity(文化的多様性)

  9. youth culture(若者文化)

  10. culture of innovation(イノベーションの文化)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “colere” から派生し、「耕す」「育む」「整える」という意味を持ちます。そこから、人間が社会的に「育んできたもの」全般を指す語になりました。

  • ニュアンス:


    • 「culture」は、社会・民族の特色、価値観、伝統、精神的な側面などを豊かに表すときに使われます。

    • 生物学の場面では「培養」という意味になり、厳密な科学用語として使用されます。


  • 使用上の注意:


    • 口語/カジュアル: 「ポップカルチャー」「サブカルチャー」などの話題は日常会話でよく使われます。

    • フォーマル/文章: 社会学・歴史学・人類学などの学術的文脈で「文化」を論じる場合、formalな文体でも広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算: 「culture」は多くの場合、不可算名詞として扱われます。ただし、特定の「文化」を指す場合は可算名詞扱い(例:the cultures of Asia)されることもあります。

  • 他動詞/自動詞: 動詞として使う場合 (to culture) は他動詞的に、対象を「培養する」という意味で用います。

  • 構文例:


    • “The culture of a society influences its citizens’ behavior.” (不可算)

    • “Many cultures value familial bonds very highly.” (可算)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I love learning about Japanese culture, especially traditional festivals.”


    • 「日本の文化を学ぶのが好きなんだ。特に伝統的なお祭りに興味があるよ。」


  2. “Have you experienced any culture shock since you moved here?”


    • 「ここに引っ越してからカルチャーショックを受けたことある?」


  3. “Pop culture changes so quickly these days.”


    • 「最近はポップカルチャーの移り変わりが本当に早いよね。」


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company’s corporate culture emphasizes innovation and teamwork.”


    • 「私たちの会社の企業文化は、イノベーションとチームワークを重視しています。」


  2. “It's important to adapt to the local culture when expanding overseas.”


    • 「海外進出の際には、現地の文化に適応することが大切です。」


  3. “We need to foster a culture of open communication in the workplace.”


    • 「職場でオープンなコミュニケーションの文化を育む必要があります。」


学術的な文脈での例文


  1. “Anthropologists study the evolution of human culture across different regions.”


    • 「人類学者は、様々な地域における人間の文化の進化を研究します。」


  2. “Understanding the culture of ancient civilizations requires extensive archaeological research.”


    • 「古代文明の文化を理解するには、大規模な考古学的調査が必要です。」


  3. “Researchers cultured the cells in a controlled environment to observe their growth.”


    • 「研究者たちは細胞の成長を観察するために、制御された環境で培養しました。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. civilization(文明)


    • より大規模・高度な社会構造や技術の発達に焦点を当てる場合に使われる。


  2. society(社会)


    • 人の集まりそのものを指し、「culture」と重なる部分もあるが、社会構造・組織全体を強調する。


  3. tradition(伝統)


    • 「culture」の中でも特に受け継がれる習慣や行事面を強調するときに使われる。


反意語


  • はっきりした直接的な反意語はありませんが、「自然(nature)」が「人が育んだもの vs. 天然のもの」という対比として挙げられる場合があります。

  • また「uncultured(教養のない)」は形容詞として「教養のない傾向」を表すが、名詞としての明確な反意語ではありません。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈkʌl.tʃər/ (アメリカ英語), /ˈkʌl.tʃə/ (イギリス英語)

  • 強勢 (アクセント): 第1音節「cul」にアクセントがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 母音の発音が若干異なり、語尾の “r” をアメリカ英語でしっかり発音するのが一般的です。

  • よくある間違い: “calture”や“colture”のようにスペルを混同しやすいので注意。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス(calture, coulter など)に注意。

  • 「culture shock」は特にTOEICなどでも出題されやすい表現です。

  • 「culture」を可算・不可算のどちらでも使う点を押さえておくと、英作文でも自然に使えます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Cultivate”と似たスペル: “cultivate”が「耕す、育む」という意味なので、そこから派生して“culture”も「人間が育んできたもの」と覚えやすくなります。

  • 関連ストーリー: 畑を耕すように、人間が社会・芸術・価値観を育んでつくり出したものが“culture”。イメージとして、「土を耕す様子」→「人間が何かを育てる」→「文化が育まれる」と連想すると覚えやすいです。


以上が名詞「culture」の詳細な解説になります。何か他に質問があれば、お気軽にどうぞ!

意味のイメージ
culture
意味(1)

〈U〉教養;修養;教化

意味(2)

〈C〉〈U〉文化(主として精神面をさし,生活・習慣・物の考え方などを含む)Greek cultureギリシア文化

意味(3)

〈U〉(…の)耕作;栽培,養殖,培養《+of+

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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