最終更新日:2025/10/07

〈U〉クリーム(牛乳の上部に沙まる脂肪分) / 〈C〉〈U〉クリーム菓子,クリーム製食品,クリーム状の食品 / 〈C〉〈U〉化床クリーム;クリーム状の薬品 / 《the cream》(…の)最上の部分,真髄,粋《+of+名》 / 〈U〉クリーム色

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元となった辞書の項目

cream

名詞

〈U〉クリーム(牛乳の上部に沙まる脂肪分) / 〈C〉〈U〉クリーム菓子,クリーム製食品,クリーム状の食品 / 〈C〉〈U〉化床クリーム;クリーム状の薬品 / 《the cream》(…の)最上の部分,真髄,粋《+of+名》 / 〈U〉クリーム色

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私はケーキにクリームをつけました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: cream

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 「cream」は不可算名詞として使われる場合がほとんどですが、「creams」のように可算名詞扱いされる例外的な用法もまれに見られます(複数の種類のクリームを指す場合など)。

英語での意味:

• The thick, fatty part of milk that rises to the top; also used to refer to any thick, soft, or smooth substance.

日本語での意味:

• 牛乳の上澄みに含まれる脂肪分(クリーム):主に料理や飲み物に加えて使われる白くてなめらかな乳製品のことです。化粧品やスキンケア用品などの「クリーム」もこれと同様のなめらかさや濃厚さをイメージして名付けられています。

「普段はコーヒーやスープに入れたり、肌に塗ったりするような、なめらかで濃厚なテクスチャーを持つものを指す単語です。」

CEFRレベル目安: A2 (初級)

日常の会話や食品の場面に頻出する、とても基本的な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「cream」は短い単語で、はっきりした接頭語や接尾語がありません。

  • 形容詞形は「creamy /ˈkriːmi/」で、「クリーミーな」「なめらかな」という意味を持ちます。

関連する形容詞・動詞など


  • creamy (形容詞): クリーミーな、なめらかな

  • cream (動詞): 「(バターや砂糖などを)クリーム状に練り混ぜる」「完勝する」という口語的用法もあります。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. whipped cream (ホイップクリーム)

  2. heavy cream (濃厚クリーム、生クリーム)

  3. sour cream (サワークリーム)

  4. ice cream (アイスクリーム)

  5. face cream (フェイスクリーム)

  6. hand cream (ハンドクリーム)

  7. coffee with cream (クリーム入りコーヒー)

  8. cream sauce (クリームソース)

  9. cream color (クリーム色)

  10. cream cheese (クリームチーズ)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「cream」は、中英語で“kreme”といったつづりがあり、古フランス語 “creme” にさかのぼります。さらにラテン語で「油脂」を表す言葉に由来するとも言われており、牛乳から分離される濃厚な部分という意味を背景にしています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 食品としての「cream」は濃厚でリッチなイメージを伴います。スキンケアなどでの「クリーム」は柔らかく肌になじむテクスチャーをイメージする言葉です。

  • 日常会話からビジネス会話、フォーマルからカジュアルまで幅広く使われますが、料理やコスメが話題のときは特に頻出です。

  • 比喩や慣用句として「cream of the crop」(最上のもの)という使い方もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算


    • 基本的には不可算名詞として使用し、「some cream」のように量を表す言い方をします。

    • 複数形「creams」は「保湿クリーム/化粧クリームの各種類」というように、別々のタイプを数えるときなどにまれに見られる用法です。


  2. 主な構文例


    • “(主語) + add cream + (to + 名詞)”


      • 例: “I add cream to my coffee every morning.”


    • “(主語) + serve + (名詞) + with cream”


      • 例: “They served the strawberries with cream.”



  3. イディオム/慣用表現


    • “the cream of the crop” = 最良の部分、最も優れた人や物

    • “cream rises to the top” = 優秀な人は最終的には上に上がる、能力のある人は目立つようになる(牛乳からクリームが浮いてくる様にたとえた表現)



5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文をそれぞれ3つずつ示します。

5.1 日常会話


  1. “I always put a little cream in my coffee to make it smoother.”

    (私はコーヒーをまろやかにするために、いつも少しクリームを入れます。)


  2. “Could you pass me the whipped cream for the pancakes?”

    (パンケーキにかけるホイップクリームを取ってくれる?)


  3. “I like strawberries and cream as a simple dessert.”

    (私はシンプルなデザートとしてイチゴとクリームが好きです。)


5.2 ビジネス


  1. “We’ll launch a new hand cream line next month to expand our skincare range.”

    (来月、スキンケア製品のラインナップを拡充するために新しいハンドクリームを発売します。)


  2. “The bakery’s sales increased significantly after they introduced cream-filled pastries.”

    (そのベーカリーはクリーム入りペイストリーを導入してから、売り上げが大幅に伸びました。)


  3. “Make sure to highlight that our product uses real fresh cream to emphasize quality.”

    (商品の品質を強調するために、本物のフレッシュクリームを使っていることをアピールするようにしてください。)


5.3 学術的(食科学・栄養学など)


  1. “Excessive consumption of high-fat cream can contribute to increased cholesterol levels.”

    (高脂肪のクリームを過度に摂取すると、コレステロール値の上昇につながる可能性があります。)


  2. “Cream forms when the milk fat separates and floats to the top due to its lower density.”

    (クリームは、牛乳の脂肪分が比重の関係で分離し、上部に浮くことで形成されます。)


  3. “Traditional clotted cream is produced by heating full-fat milk until clots form on the surface.”

    (伝統的なクロテッドクリームは、脂肪分の高い牛乳を加熱し、表面に脂肪のかたまりを作ることで作られます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • milk fat (乳脂肪分): クリームを一般的に指し示す技術的な言い方ですが、日常会話ではあまり用いません。

  • lotion (ローション): スキンケア製品としては似ていますが、より液体状でさらっとしたイメージがあり、「cream」よりも粘度が低いです。

  • ointment (軟膏): 医療目的で使われる半固形の薬剤。質感は似ていますが、用途が異なります。

反意語

「cream」のはっきりとした反意語は存在しませんが、強いて言えば「skim milk (脱脂乳)」が、「脂肪分が取り除かれたもの」という対比的な存在として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /kriːm/

  • 音節: 1音節

  • アクセント: 単音節なので特にアクセントの移動はありません。語頭に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: どちらもほぼ同じ /kriːm/ の発音です。長い「ee」の音をしっかり伸ばしてください。

  • よくある発音ミス: /krɛm/ (「クレム」に近い音) と短く発音してしまう間違い。正しくは「クリーン」に近い音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “creem” や “creme” と書き間違えることがあります。フランス語由来の “crème” との混同にも注意しましょう。

  2. 同音異義語との混同は少ない: 比較的少ないですが、英語学習者が「cream」と「creme」の使い分けに戸惑うことがあります。英語では一般的に “cream” のつづりを使います。

  3. TOEICや英検などの試験での出題例: スキンケア商品や食品などに関連する短い文章で頻出。また、「the cream of the crop」のようなイディオムがリーディング問題で出る可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「白くて上になめらかなものが浮かんでいるイメージ」:牛乳の上に浮かぶ濃厚な部分が「クリーム」だと考えるとわかりやすいです。

  • スペリングを覚えるコツ: “cr” + “eam”。「泣いている(cry)人をなだめる(ream=空想の語感)」というイメージで繋げてしまうのも一案です。

  • 勉強テクニック: 料理番組やレシピ動画で繰り返し遭遇する単語なので、その際に「cream」に注目して学ぶと定着しやすいです。

以上が名詞「cream」の詳細な解説です。料理やスキンケアなど幅広い分野で活躍する基本的な単語なので、日常生活の中で積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
cream
意味(1)

〈U〉クリーム(牛乳の上部に沙まる脂肪分)

意味(2)

〈C〉〈U〉クリーム菓子,クリーム製食品,クリーム状の食品

意味(3)

〈C〉〈U〉化床クリーム;クリーム状の薬品

意味(4)

〈U〉クリーム色

意味(5)

《the cream》(…の)最上の部分,真髄,粋《+of+

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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