最終更新日:2025/10/05

 〈C〉いす(通例1人用の4脚で背のあるもの;armchair, easy chair, rocking chair, swivel chairも含めていう) / 《the chair》権威のある座(教授・裁伴官・司教・知事・市長などの地位) / 《the chair》議長(chairperson) / 《the chair》《米》(死刑用の)電気いす

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元となった辞書の項目

chair

名詞

 〈C〉いす(通例1人用の4脚で背のあるもの;armchair, easy chair, rocking chair, swivel chairも含めていう) / 《the chair》権威のある座(教授・裁伴官・司教・知事・市長などの地位) / 《the chair》議長(chairperson) / 《the chair》《米》(死刑用の)電気いす

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解説

1. 基本情報と概要

単語: chair

品詞: 名詞 (一部、動詞として使われることもあります)

英語での意味:


  • (Noun) A piece of furniture designed for a person to sit on, typically having four legs and a back for support.

日本語での意味:


  • (名詞) 「いす」という意味です。人が座るための家具で、背もたれや脚があるものを指します。日常生活では、ごく基本的に「いす」として使われ、椅子に座る場面や「会議の座長」のように、席上の役割を表すときに用いられます。

活用形:


  • 名詞なので、基本的に複数形は “chairs” となります。

  • 動詞として使われる場合は、”to chair (a meeting)”(会議の議長を務める)のように使われ、三人称単数現在形は “chairs”、過去形は “chaired”、進行形は “chairing” となります。

他の品詞への変化例:


  • chair (verb): “to chair a meeting” → 「会議の議長を務める」

  • chairperson (noun): 「議長」をより正式に表す名詞

CEFRレベル: A1 (超初心者)


  • 日常生活でよく目にする基本的な物体を指す単語で、初学者レベルから学習します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「chair」自体は接頭語や接尾語が特に区別しにくい単語です。語源的にフランス語・ラテン語に由来する要素を含みますが、現在では独立した単語として使われています。

関連・派生語


  • chairperson / chairman / chairwoman: 「議長」や「委員長」としての役職名

  • armchair: ひじかけ椅子

  • wheelchair: 車いす

  • rocking chair: ロッキングチェア(揺り椅子)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. sit on a chair → いすに座る

  2. pull out a chair → いすを引き出す

  3. folding chair → 折りたたみいす

  4. chair a meeting → 会議の議長を務める

  5. chair in the corner → 隅にあるいす

  6. chair arrangement → いすの配置

  7. an empty chair → からのいす

  8. swivel chair → 回転いす

  9. kitchen chair → キッチン用のいす

  10. chair leg → いすの脚


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「chair」は中英語で「seat」を意味する “chaere” に由来し、さらに古フランス語の “chaiere” から来ています。さらにさかのぼるとラテン語の “cathedra” (座席、特に権威ある地位の座) が元となっています。

ニュアンス


  • 名詞で「いす」を意味する場合はとても直接的でカジュアルにもフォーマルにも使われます。

  • 動詞で「議長を務める」という意味の場合は、ややフォーマルなシーンで使われることが多く、「会議を運営する」「統括する」というニュアンスを含みます。

通常の会話では「いす」という意味が中心ですが、ビジネスや会議の文脈では「to chair a meeting」と言えば「会議の座長・議長をする」ニュアンスが出るので注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文

名詞として


  • 可算名詞 (countable noun) です。1脚なら “a chair”、複数脚なら “chairs” と数えられます。

動詞として


  • 他動詞 (to chair something): “He chaired the committee.”(彼は委員会の議長を務めた)

  • 会議を主宰したり、議長・司会として仕切る意味があるため、目的語となる会議や委員会が一緒に来ます。

イディオム・よくある構文


  • “take the chair”:「議長の座につく」もしくは「会議の進行役を担う」の意。

  • “sit in the chair”:「いすに座る」というごく一般的な表現。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you pass me that chair? I need an extra seat.”


    • 「あのいす取ってもらえますか?もう一つ席が必要です。」


  2. “I love this armchair; it’s so comfortable to read in.”


    • 「このひじかけ椅子すごく座り心地いいわ、読書するのにぴったり。」


  3. “Please have a seat on the chair by the window.”


    • 「窓際のいすに座ってくださいね。」


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Who will chair the meeting next Tuesday?”


    • 「来週火曜日の会議は誰が議長を務めますか?」


  2. “As the chair of the board, I’d like to welcome our new members.”


    • 「役員会の議長として、新しいメンバーを歓迎します。」


  3. “We need more chairs in the conference room for the presentation.”


    • 「プレゼン用に会議室にいすをもっと用意する必要があります。」


学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “Professor Smith was invited to chair a panel on environmental policy.”


    • 「スミス教授は環境政策についてのパネルディスカッションの議長を務めるよう招かれました。」


  2. “The institution created an endowed chair position for medical research.”


    • 「その研究所は医学研究のために寄附講座(特別教授職)を設立しました。」

      (“endowed chair” は大学における特別教授職や講座のことを指します。)


  3. “Each member took a seat on the designated chair in the conference hall.”


    • 「参加者はそれぞれ会議ホールの指定されたいすに座りました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. seat (座席)


    • “seat” は「座る場所」を広く指し、椅子自体を指す場合もありますが、電車の座席なども含みます。


  2. stool (スツール)


    • 背もたれのないいすを指します。


  3. bench (ベンチ)


    • 座面が長く、複数人が座れるものを指します。


反意語 (antonyms)


  • 特定の「反意語」はありませんが、用途がまったく異なる家具としては “table” (テーブル) が挙げられます。椅子は「座る」、テーブルは「物を置く・作業する」という目的で、機能的には対照的かもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /tʃeər/ (米), /tʃeə/ (英)

  • アメリカ英語では [チェア]、イギリス英語では [チェア(ー)] のように、母音の伸ばし方にやや違いがあります。

  • 先頭の “ch” は [tʃ] と発音し、日本語の音でいう「チ」に近い音です。

  • アクセントは語頭の [ch] の部分にきますが、1音節なので強勢というよりは単語全体で「チェア」と発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “chair” を “chiar” や “carry” と間違えてしまうケースがあります。

  • 発音において “sh” と “ch” を混同して “share” と発音してしまうことに注意しましょう。

  • 同音異義語ではありませんが、”share”(分ける・共有する) とスペルが似ているので混同しないように。

  • TOEICや英検などの試験では、日常的な語彙としてリスニングパートや読解パートでよく登場する単語です。会議運営の文脈で “chair” が動詞として使われる場合も出題されるため、両方の意味を把握しておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「チェア」は「座るための道具」という単純なイメージが強い分、最初に学ぶ家具の単語として定着しやすいです。

  • “chair” と “share” はスペルも音も似ているので、 “CH” は「チ」の音と覚えましょう。

  • もし動詞の “to chair a meeting” を覚えるのが難しければ、「議長はいす(=chair) に座る」→「人々の前に座る・主宰する」というイメージで紐づけて覚えると良いでしょう。


以上が「chair」の詳細な解説となります。普段の生活ではもちろん、ビジネスやアカデミックの場で「議長を務める」という意味でも使われる多義的な単語です。ぜひ、いろいろな文脈で使えるように理解を深めてください。

意味のイメージ
chair
意味(1)

《the chair》権威のある座(教授・裁伴官・司教・知事・市長などの地位)

意味(2)

《the chair》議長(chairperson)

意味(3)

《the chair》《米》(死刑用の)電気いす

意味(4)

 〈C〉いす(通例1人用の4脚で背のあるもの;armchair, easy chair, rocking chair, swivel chairも含めていう)

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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