元となった辞書の項目
building
解説
1. 基本情報と概要
英単語: building
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A structure with walls and a roof, such as a house, school, or office.
意味(日本語): 建物 (壁と屋根を持つ構造物全般)
「building」は「家」「学校」「オフィス」など、壁と屋根を持つ建物全般を指すときに使われる名詞です。日常生活でもよく使われる、わりと基本的な単語です。
- 活用形: 名詞なので、複数形はbuildingsです。
- 他の品詞例: 「build (動詞)」: 建てる、構築する、「builder (名詞)」: 建築する人、など。
- CEFRレベルの目安: A2 (初級)
- A2: 日常生活での基本的な概念を扱うレベルです。「建物を見る」「建物に入る」など初歩的なフレーズで登場します。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: build
- 接尾語: -ing
- 動詞「build」(建てる)に、名詞形や動名詞形を作る接尾語-ingがついてできたもの。
関連する単語・派生語
- build (動詞): 建てる
- builder (名詞): 建築業者、建てる人
- building site (名詞): 建設現場
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- tall building(背の高い建物)
- office building(オフィスビル)
- residential building(住宅用の建物)
- government building(政府機関の建物)
- public building(公共の建物)
- abandoned building(放置された建物)
- historic building(歴史的に重要な建物)
- enter a building(建物に入る)
- evacuate a building(建物から避難する)
- demolish a building(建物を取り壊す)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 古英語の「bildan」(建てる)が由来です。その動詞形「build」に名詞化する「-ing」がついて「building」が生まれました。
- 古英語の「bildan」(建てる)が由来です。その動詞形「build」に名詞化する「-ing」がついて「building」が生まれました。
- ニュアンス:
- 「建物」全般を幅広く表し、カジュアルからフォーマルまであらゆるシーンで使われます。「edifice」のように厳かな響きはなく、日常的・日曜大工などにも使えます。
使用時の注意点
- 日常会話だけでなくフォーマルな文書でも問題なく使えます。特にカジュアルな印象だけということもなく、幅広い文脈で自然に用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun):
- 例: one building, two buildings
- 一般的な構文・表現:
- “The building was constructed in 1900.” (その建物は1900年に建てられた)
- “They are building a new library.” (彼らは新しい図書館を建設中)
- ここでは動詞“build”の進行形ですが、名詞の意味と関係が深い例文です。
- “The building was constructed in 1900.” (その建物は1900年に建てられた)
- フォーマル/カジュアル:
- “building”は日常会話から公文書まで広く使えます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Check out that old building on the corner. It looks haunted!”
(あの角にある古い建物見てみて。なんか幽霊が出そう!) - “Our new apartment building is close to the supermarket.”
(私たちの新しいマンションはスーパーの近くよ。) - “Could you please wait for me outside the building?”
(建物の外で待っていてもらえますか?)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “The conference will be held in the main building.”
(会議は本館で行われます。) - “We are relocating to a taller building to accommodate more employees.”
(より多くの従業員を収容できるように、より高いビルへ移転します。) - “Security is strict in this building, so please carry your ID badge.”
(この建物はセキュリティが厳しいので、IDバッジを携帯してください。)
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
- “The building’s architectural design reflects the Gothic style.”
(その建物の建築デザインはゴシック様式を反映しています。) - “Building materials have evolved significantly over the last century.”
(建築資材はこの1世紀で大きく進化してきました。) - “The structural integrity of the building must be evaluated by experts.”
(専門家によって建物の構造的な安全性を評価しなければなりません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- structure(構造物)
- 「建物」を含む広義の「構造物」を指すのに使われることが多い。ややフォーマル。
- 「建物」を含む広義の「構造物」を指すのに使われることが多い。ややフォーマル。
- edifice(大きく立派な建物)
- 建物を指すが、特に重厚感のある歴史的・大規模な建造物に対して使われることが多い。フォーマル。
- 建物を指すが、特に重厚感のある歴史的・大規模な建造物に対して使われることが多い。フォーマル。
- construction(建造物/建設作業)
- 「建築作業」そのものを指すことも多い。名詞でも動詞的に使われる場合もあり。
- 「建築作業」そのものを指すことも多い。名詞でも動詞的に使われる場合もあり。
- structure(構造物)
反意語:
- 完全な反意語はありませんが、ruin(廃墟, 荒廃した建物)やdemolition(取り壊し)などが「建てられた状態とは反対の状態」を示すときの対比表現として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈbɪl.dɪŋ/
- アメリカ英語: [ビルディング](第一音節 “bɪl” にアクセント)
- イギリス英語: [ビルディング](ほぼ同じ発音だが、地域によって /ɪ/ の長さが若干異なる場合も)
- よくある間違い:
- “bilding” などとスペルミスをすることがあります。
- “build” は /bɪld/ と発音しますが、“building” の “u” は短く、/ˈbɪl.dɪŋ/ となります。
- “bilding” などとスペルミスをすることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “bilding” と書かないように注意
- 同音異義語との混同: 専門的には “buildin’” (発音上の省略形) など砕けた形はありますが、フォーマルには使いません。
- 試験対策:
- TOEICや英検のリスニングパートで「建物」関連の話が出てくる際、場所を示す語として馬鹿にできない頻出単語です。
- “construction” や “structure” などの類義語と一緒に覚えると関連づけて理解しやすいです。
- TOEICや英検のリスニングパートで「建物」関連の話が出てくる際、場所を示す語として馬鹿にできない頻出単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「建物は“build + ing” で作られるもの」とイメージしてみると覚えやすいです。
- 「ビルを建てる → build a building」という形で頭の中でつなげるとスペルも会話表現も整理できます。
- 「ビルを建てる → build a building」という形で頭の中でつなげるとスペルも会話表現も整理できます。
- 立体物を思い浮かべると発音も意識しやすいので、「bɪl(d)」のイメージを音として繰り返し練習すると良いでしょう。
以上が、名詞「building」の詳細な解説です。壁と屋根を備えた「建物」というイメージで覚えておくと、さまざまなシーンで使いこなせるようになります。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉建物,ビルディング;(一般に)建造物
意味(2)
〈U〉建築,建築術