最終更新日:2025/10/17

つまらない / 退屈な / うんざりするような

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元となった辞書の項目

boring

形容詞

つまらない / 退屈な / うんざりするような

このボタンはなに?

講義がとても退屈だったので、私は眠ってしまった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: boring

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味(英語): not interesting; causing boredom

意味(日本語): 退屈な、つまらない

「boring」は「何かが退屈させる」というニュアンスの形容詞です。例えば「That movie was boring.(あの映画は退屈だった)」のように、物事が人を退屈にさせる様子を表します。英語学習者にとっては、自分が「つまらないと思う」と言いたいときにとてもよく使う単語です。

活用形


  • 原形(形容詞):boring

  • 派生形容詞:bored(退屈している、退屈させられたという状態を表す)

  • 動詞形:bore(退屈させる)

  • 副詞形:boringly(退屈に)

たとえば「He’s bored.(彼は退屈している)」と「He’s boring.(彼は退屈な人だ)」では意味が異なるため注意が必要です。

CEFRレベルの目安


  • A2(初級): 日常的によく出てくる単語であり、「退屈」という感覚は初級レベルで覚えやすい概念です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: bore


    • 「退屈させる」という動詞に由来します。


  • 接尾語: -ing


    • 「〜している状態」「〜させる性質」を付加し、形容詞として機能します。


派生語や類縁語


  • bore (v) : 退屈させる

  • bored (adj) : 退屈している、退屈してうんざりしている

  • boringly (adv) : 退屈なほど

  • boredom (n) : 退屈、倦怠

コロケーション(共起表現)10選


  1. a boring movie → 退屈な映画

  2. a boring lecture → 退屈な講義

  3. boring talk → 退屈な話

  4. boring job → 退屈な仕事

  5. boring routine → 退屈な日課

  6. quite boring → かなり退屈な

  7. totally boring → 完全に退屈な

  8. extremely boring → 極度に退屈な

  9. boring and repetitive → 退屈で単調な

  10. become boring after a while → しばらくすると退屈になる


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「bore」はもともと「穴を開ける」という古い言葉があり、そこから「うんざりさせる」という意味に転じました。何かを「ぐりぐりと穴を開けるように、しつこく続けられてうんざりする」というイメージがあるとも言われています。

使用時の注意点


  • カジュアル/フォーマル: 比較的カジュアルな文脈でよく使われます。フォーマルな場面でも使えますが、同じ意味をあらわす「tedious」などよりはラフな印象です。

  • 感情的な響き: 「boring」ははっきりと「つまらない!」というネガティブな感想を表すので、対象を否定したいときには直接的過ぎる場合もあります。「dull」「uninteresting」などと比べて少しストレートな表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞の位置


    • 名詞の前に置く:


      • “It was a boring speech.” (それは退屈なスピーチだった)


    • 補語(be動詞や感覚動詞のあとに来る形容詞):


      • “The lecture was boring.” (その講義は退屈だった)



  2. 可算/不可算の区別


    • 形容詞なので、可算・不可算は関係ありませんが、この形容詞が修飾する名詞の可算/不可算を念頭に置く必要があります。


  3. イディオム


    • 特定のイディオムというよりは、会話の中で日常的に「It’s boring.」「That sounds boring.」など、使い勝手のよい表現です。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “This TV show is so boring. Let’s watch something else.”

    「このテレビ番組、すごく退屈だよ。別の何かを見ようよ。」

  2. “He always tells the same stories. It’s getting boring.”

    「彼はいつも同じ話ばかりするんだ。もう退屈になってきたよ。」

  3. “I stopped reading that book because it was boring.”

    「その本は退屈だったから読むのをやめたよ。」

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The presentation was boring, so many attendees lost interest.”

    「プレゼンが退屈だったので、多くの参加者が興味を失ってしまいました。」

  2. “Our meeting shouldn’t be just a boring list of numbers. We need a story.”

    「ミーティングをただの退屈な数字の羅列にすべきではありません。ストーリーが必要です。」

  3. “Don’t make your report boring. Add some visuals to engage the audience.”

    「レポートを退屈にしないように。視覚的な要素を加えて聞き手を引き込んでください。」

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Many students found the lecture boring due to the lack of interactive elements.”

    「双方向性が欠けていたため、多くの学生はその講義を退屈だと感じました。」

  2. “If the data analysis becomes too detailed, it might appear boring to some readers.”

    「データ分析があまりにも詳細になると、一部の読者には退屈に思えるかもしれません。」

  3. “Though the subject matter is complex, we should avoid a boring explanation.”

    「テーマは複雑ですが、退屈な説明は避けるべきです。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. dull (つまらない)


    • 「退屈」と「活気のなさ」を強調。例: “This party is really dull.”


  2. tedious (長ったらしくて退屈な)


    • 退屈さが長時間続く場面。例: “Writing this report was tedious.”


  3. uninteresting (興味を引かない)


    • 興味をそそられない様子。例: “The topic itself seemed uninteresting.”


  4. monotonous (単調で変化がない)


    • 変化がなく退屈というニュアンス。例: “My job is monotonous at times.”


  5. tiresome (うんざりさせるほど退屈な)


    • 疲れさせるほど退屈。例: “All these rules are tiresome.”


反意語


  1. interesting (面白い、興味深い)

  2. exciting (わくわくする、興奮する)

  3. engaging (引き込まれる、魅力的な)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /ˈbɔːr.ɪŋ/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈbɔːr.ɪŋ/ または /ˈbɔr.ɪŋ/


いずれも第一音節「bor-」にアクセント(強勢)がきます。


  • よくある間違い:


    • “boaring” と “boring” をスペルミスする。

    • 母音を正しく発音しないと “boarding” (乗船・搭乗など) と聞き間違われる可能性があります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • boring と bored の混同:


    • “I’m bored.”(私は退屈している)

    • “I’m boring.”(私は退屈な人間だ)

      → 意味が大きく変わるため要注意。


  • スペリングミス: “boaring” や “boreing” と書かないようにしましょう。

  • 同音異義語との混同:


    • “board” (板、委員会)

    • “bored” (退屈した)

    • “boor” (無作法な人) など


試験対策


  • TOEICや英検では「形容詞」と「過去分詞」の区別を問う問題が出ることがあります。boring と bored の使い分けに注意しておくと得点につながります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「boring」は「退屈させる側」なので「私を 掘り (bore) 下げ続けて疲れさせる」というイメージで覚えると区別しやすいです。

  • 「私は疲れてぼうっとしている(bored)」は「退屈している人の状態」で、”-ed” の形は「影響を受けた人の状態」を表す、と理解するのも一助です。

  • 勉強テクニックとしては、「boring」は「映画や本など“物事”に対してよく使う」、「bored」は「人の感情」によく使う、と分類して暗記すると混乱を防げます。


以上が形容詞 “boring” の詳細な解説です。日常会話でもビジネスでも幅広く使える表現なので、例文を参考にして使い分けをマスターしてみてください。

意味のイメージ
boring

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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