最終更新日:2025/10/05

〈C〉骨 / 〈U〉骨を作っている物質,骨質 / 《複数形で》骨格;死骸(がい)

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元となった辞書の項目

bone

名詞

〈C〉骨 / 〈U〉骨を作っている物質,骨質 / 《複数形で》骨格;死骸(がい)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bone

品詞: 名詞 (可算名詞)

英語の意味: A rigid organ that forms part of the skeleton in vertebrate animals.

日本語の意味: 「骨」を指し、動物や人間の体を支える硬い組織のことです。日常的には「骨折」や「骨格」を話すときなどに使われます。基本的には「体の内部の構造を支えるもの」というニュアンスで使われる単語です。

活用形:


  • 単数形: bone

  • 複数形: bones

他の品詞形:


  • 動詞: to bone (「骨を取り除く」という意味)


    • 例: “I need to bone the fish before cooking.”(料理する前に魚の骨を取り除かなくては)


  • 形容詞: boneless (「骨なしの」)


    • 例: “boneless chicken” (骨なしチキン)


CEFRレベル: A2(初級)

骨という語は身体の部位を表す基本単語のひとつであり、初級レベルの単語として学習者でも比較的覚えやすい語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • bone は, 接頭語や接尾語が特に付いていない、一語としての形態です。

派生語や関連語:


  • bony (形容詞): 骨ばった、痩せた

  • bone marrow (名詞): 骨髄

  • to bone up on (句動詞): ~を集中して勉強する

よく使われるコロケーション(10個):


  1. bone structure(骨格)

  2. bone density(骨密度)

  3. funny bone(ひじの近くにある「しびれるとくすぐったい」部分)

  4. bare bones(基本的な要素・最低限のもの)

  5. bone marrow(骨髄)

  6. bone fracture(骨折)

  7. to make no bones about ~(~に関して率直に言う)

  8. bone-dry(完全に乾いた)

  9. chicken on the bone(骨付きチキン)

  10. “a bone to pick” with someone(誰かに対して文句や言いたいことがある)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “bān” にさかのぼり、ゲルマン祖語に由来するとされています。古くから身体の一部を構成する大切な要素として認識されてきました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「骨」という物理的な意味を表すほか、例えば「make no bones about something」などのイディオムとして比喩的にも使われます。

  • カジュアルな口語表現では「funny bone」(ひじの神経部位) と言ったり、フォーマル/医学的な文脈では「bone fracture」「bone density」など専門的表現を使います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱います。通常は “a bone” (1本の骨) や “bones” (複数の骨) と数えられます。

  • 複合名詞や形容詞的に前置修飾として使われることも多いです (例: “bone marrow”).

  • 動詞として “to bone” は料理の場面で「骨を取り除く」という意味、イディオムでは “to bone up on something” で「~を猛勉強する」という意味です。

例: “to bone up on your grammar.”

→ 文法を集中して勉強する。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I think I broke a bone in my hand when I fell.”

    (転んだときに手の骨を折ったかもしれない。)


  2. “My dog loves to chew on bones.”

    (うちの犬は骨をかじるのが大好きなんだ。)


  3. “I have a bone to pick with you about last night.”

    (昨夜のことについて、ちょっとあなたに文句があるんだけど。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We need to focus on the bare bones of the project before adding extra features.”

    (追加機能の前に、プロジェクトの基本的な部分に集中する必要があります。)


  2. “Let’s not beat around the bush; we should make no bones about our concerns with this plan.”

    (遠回しに言わず、この計画に対する懸念を率直に示すべきです。)


  3. “I need to bone up on the new regulations before the meeting.”

    (会議前に新しい規則を徹底的に調べておかないといけません。)


学術的または専門的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Research on bone density is crucial for preventing osteoporosis.”

    (骨密度の研究は骨粗しょう症の予防にとって非常に重要です。)


  2. “A fracture in the femur bone can take a long time to heal.”

    (大腿骨の骨折は治癒に長い時間がかかることがあります。)


  3. “Bone marrow transplantation is a complex medical procedure.”

    (骨髄移植は複雑な医療手技です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (意味が似ている語)


  • skeleton(スケルトン・骨格)


    • 「骨格全体」を指す言葉で、特に全身の骨格を指すときに使います。


  • rib(あばら骨)


    • 体の特定の箇所である「あばら骨」を指す、より限定的な表現です。


  • spine(背骨)


    • 「脊椎」を指し、背中の骨の連なりを意味します。


これらは「骨」という大枠の中で、全体や特定部分を強調するときに使います。

反意語


  • 明確な「骨」の反意語はありませんが、文脈によって「flesh」(肉)と対比することがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


















発音記号 (IPA) アクセント
アメリカ英語 /boʊn/ [boʊn] 頭に近い部分に強勢(1音節)
イギリス英語 /bəʊn/ [bəʊn] 同じく1音節

よくある発音の間違い:


  • “ボーン”と/oo/のようにのばしすぎたり、子音を曖昧に発音しないように注意。

  • 日本語の「ボーン」とはやや違い、アメリカ英語では “ボウン” に近い音、イギリス英語では “バウン” に近い音となります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリング:bone と bome, boan などを混同しないようにしましょう。

  • 同音異義語:英語には “bone” と同音異義語は特にありませんが、 “phone” (電話) との聞き間違いに注意が必要なことがあります。

  • 試験対策:TOEICなどのビジネスシーンでは “bare bones” や “make no bones about” といったイディオムが出る可能性があります。

  • “to bone up on” は日常会話やビジネス英語でも使われる口語表現なので、覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ボン」と短く、硬いイメージの音に着目して「骨」の硬さを想像すると覚えやすいかもしれません。

  • “bone” は “bonus” の“bon-”や “bond” の“bon-”ともつながりがあるように見えますが、語源は異なります。混同しないようにしましょう。

  • “give a dog a bone”(犬に骨をあげる) というよく耳にするフレーズをイメージすると、“bone” の意味が頭に残りやすいでしょう。

骨という単語は、日常から医療・ビジネスイディオムまで幅広く使える大切な単語です。勉強するときは実際のイディオムやコロケーションをセットで覚えておくと便利です。

意味のイメージ
bone
意味(1)

〈C〉骨

意味(2)

〈U〉骨を作っている物質,骨質

意味(3)

《複数形で》骨格;死骸(がい)

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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