最終更新日:2025/10/08

鐘,釣り鐘;鈴,ベル,りん / 〈U〉鐘(鈴,ベル)の音 / 〈C〉鐘(ベル)状のもの / 〈C〉点鐘(船の当直交替を0時から4時間ごとに区切り,その間を30分ごとに1‐8点鐘で時を報じる.例えば2つ鳴らすことを2点鐘といい,午前または午後の1時,5時,9時を指す.8点鐘は当直交替の時間)

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元となった辞書の項目

bell

名詞

鐘,釣り鐘;鈴,ベル,りん / 〈U〉鐘(鈴,ベル)の音 / 〈C〉鐘(ベル)状のもの / 〈C〉点鐘(船の当直交替を0時から4時間ごとに区切り,その間を30分ごとに1‐8点鐘で時を報じる.例えば2つ鳴らすことを2点鐘といい,午前または午後の1時,5時,9時を指す.8点鐘は当直交替の時間)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bell

品詞: 名詞 (主に)

意味(英語): A bell is a hollow metal device that makes a ringing or tinkling sound when struck.

意味(日本語): 「鐘」「ベル」「鈴」などを指します。叩いたり振ったりすると音が鳴る道具を指し、ドアを知らせる「インターホンのベル」や「学校のチャイム」など、生活のさまざまな場面で使われます。素朴な響きから、宗教施設などで使われる荘厳な鐘の音まで、幅広いニュアンスを持ちます。


  • 活用形:


    • 単数形: bell

    • 複数形: bells


  • 他の品詞形: 「to bell (something)」という動詞形もありますが、日常ではあまり一般的ではありません。「to bell the cat」(困難だが必要なことを進んで行う)という慣用表現で見られる程度です。


  • CEFRレベル: A2(初級)

    日常生活の基本的な語彙としてよく目にする単語なので、初級レベルでも目にする機会があります。



2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「bell」は接頭語や接尾語をとらない単一の語幹から成る単語です。

関連性・派生語:


  • bellhop(ホテルのボーイ)

  • doorbell(ドアベル)

  • bell-shaped(ベル型の)

  • belle(フランス語由来の「美しい女性」を意味する英語。発音は同じですがスペルが異なります)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. ring the bell(ベルを鳴らす)

  2. a wedding bell(結婚式の鐘)

  3. church bell(教会の鐘)

  4. alarm bell(警報ベル)

  5. doorbell rings(ドアベルが鳴る)

  6. bell tower(鐘楼)

  7. school bell(学校のチャイム)

  8. hand bell(ハンドベル)

  9. jingle bell(鈴の音・クリスマスソング「ジングルベル」でおなじみ)

  10. bell chime(鐘の音色)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “bell” に由来し、ゲルマン系の祖先語を経てきたとされています。はっきりとした起源は不明ですが、非常に古くから存在する単語です。

歴史的使用:


  • 宗教施設や公共の場で合図や時刻を知らせる道具として使用されてきました。西洋においては教会の鐘が特に有名です。

微妙なニュアンスや使用時の注意点:


  • 「bell」は音を鳴らす道具としての意味が基本ですが、宗教的な荘厳さを想起させるものから、小型の可愛らしい鈴までを広く覆います。

  • 日常会話・文章でもカジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: bell は形のある道具なので、基本的には可算名詞です。

    例) one bell, two bells

  • 複合名詞: doorbell, alarm bell など、前後に他の単語を組み合わせて新たな名詞を作ることが多いです。

一般的な構文・イディオム:


  1. ring a bell → 「ピンとくる」「思い当たる」というイディオム

    例) “Does that name ring a bell?”(その名前に心当たりある?)

  2. saved by the bell → 「土壇場で救われる」、ボクシングのラウンド終了のベルに由来する表現

    例) “I was about to miss the deadline, but I was saved by the bell.”

  3. bell the cat → 「難しい仕事を引き受ける」、寓話から来る表現(頻繁には使われませんが慣用表現として存在します)


5. 実例と例文

A. 日常会話での例文 (3つ)


  1. “I heard the doorbell ring. Could you check who’s there?”

    (ドアベルが鳴ったよ。誰が来たのか見てもらえる?)


  2. “She always hangs a small bell on her handbag so she can find it easily.”

    (彼女はバッグにつけた小さな鈴を鳴らして、すぐ見つけられるようにしているんだ。)


  3. “Our cat plays with a toy that has a bell inside.”

    (うちの猫は中に鈴の入ったおもちゃで遊んでいるよ。)


B. ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Please ring the bell at the reception desk if it’s unattended.”

    (受付に人がいなかったら、このベルを鳴らしてください。)


  2. “We installed a simple bell system to alert the staff in case of emergencies.”

    (非常時にスタッフへ知らせるため、簡単なベルのシステムを導入しました。)


  3. “Once the meeting starts, a bell will signal the end of each presentation.”

    (会議が始まったら、各プレゼンが終わるタイミングでベルが鳴ります。)


C. 学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Researchers studied how different bell shapes affect the sound frequency.”

    (研究者たちは異なるベルの形状が音の周波数にどのように影響するかを調査しました。)


  2. “In anthropology, the bell was examined as a ritual instrument in various cultures.”

    (人類学においては、ベルは様々な文化における儀式用具として調査されました。)


  3. “Understanding the acoustic properties of a bell can help improve musical instrument design.”

    (ベルの音響特性を理解することで、楽器の設計を向上させることができます。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • chime(チャイム): ベルよりも軽く高い音を連想させる。一連の響きを指すことも多い。

    • gong(ゴング): 円盤状の金属製打楽器で、大きく重厚な音を出すもの。

    • buzzer(ブザー): 電気的な仕組みでビープ音を出す装置。ベルより電子的な響き。


  • 反意語:


    • 言葉の性質上、直接的な「鳴り物」の反意語は存在しませんが、「silence(静寂)」は対照的な概念といえます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /bel/

  • 音節数: 1音節

  • アクセント: 一音節なので冒頭の /b/ に続く “e” に自然と強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほぼ同じ発音です。

  • よくある誤り: “bill” /bɪl/ と混同してしまうこと。また “belle” (美女) とスペルも異なる単語である点に注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリング: “bell” は “l” が2つ。よく “bel” と1つ抜けてしまうミスに注意。

  • 同音異義語との混同: “belle”(女性を指す表現)とは意味とスペルが異なり、仏語由来の別単語。

  • 試験対策: TOEICや英検でも「ベルが鳴る」「チャイム」などの文脈で頻出する基本単語。ただし難読語ではないため、理解に苦しむことは少ないかもしれません。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方: 「bell」という綴りを見たら、最後の “ll” の形を「ベルの棒が2本立っているイメージ」と結びつけると、二重子音を忘れにくいかもしれません。

  • 音のイメージ: 実際にベルを鳴らす高い金属音を頭の中でイメージしながら覚えると印象に残りやすいです。

  • ストーリー: 「教会で鐘が鳴る」「ドアベルがチリンと鳴る」など、身近なシーンを連想すると記憶に定着しやすいでしょう。


以上が、名詞「bell」の解説になります。日常からビジネス、学術領域まで幅広いシーンでよく登場する単語ですので、ぜひ合わせて覚えておきましょう。

意味のイメージ
bell
意味(1)

,釣り鐘;,ベル,りん

意味(2)

〈U〉鐘(鈴,ベル)の音

意味(3)

〈C〉鐘(ベル)状のもの

意味(4)

〈C〉点鐘(船の当直交替を0時から4時間ごとに区切り,その間を30分ごとに1‐8点鐘で時を報じる.例えば2つ鳴らすことを2点鐘といい,午前または午後の1時,5時,9時を指す.8点鐘は当直交替の時間)

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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