beautiful

1. 基本情報と概要

単語: beautiful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味（英語）: pleasing the senses or mind aesthetically, very attractive or delightful.

意味（日本語）: 美しい、魅力的な、見た目や心にとってとても心地よい。

「とにかく“美しい・きれい”というニュアンスの形容詞で、景色や人の外見、音楽など幅広い対象に使えます。ポジティブなイメージを表す際に日常的によく用いられます。」

活用形: 形容詞のため、基本的には変化形（活用形）はありません。ただし比較級・最上級は以下。

• 比較級: more beautiful
  


• 最上級: most beautiful
  

他の品詞例:

• 名詞形: beauty (美しさ)
  


• 動詞形: beautify (美しくする)
  

CEFRレベル: A2（初級）

「“beautiful”は初級レベルでよく出てくる重要形容詞ですが、とても広い文脈で使われる単語です。」

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 語幹: beauty (美しさ)
  


• 接尾語: -ful (～に満ちている、～がいっぱい)

「beauty（美しさ）に -ful（～に満ちている）がついて、“美しさにあふれている”というニュアンスを表しています。」

派生語や類縁語

• beautifully (副詞): 美しく
  


• beautify (動詞): 美しくする、飾る
  


• beautician (名詞): 美容師
  

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. beautiful scenery（美しい景色）
   


2. beautiful flowers（美しい花）
   


3. beautiful music（美しい音楽）
   


4. beautiful smile（美しい笑顔）
   


5. beautiful mind（美しい心）
   


6. beautiful moment（美しいひととき）
   


7. beautiful day（気持ちのいい日）
   


8. beautiful soul（美しい魂・心）
   


9. absolutely beautiful（本当に美しい）
   


10. breathtakingly beautiful（息をのむほど美しい）
    

3. 語源とニュアンス

語源: フランス語の「beau（美しい）」、ラテン語の「bellus（美しい）」など、古フランス語やラテン語にさかのぼって「美しさ」を意味する言葉からの派生とされています。

ニュアンス:

• 見た目や雰囲気を「美しい」と感じる場面で幅広く使えます。
  


• 形容する対象は外見だけでなく、「音」や「心」など、抽象的なものにも適用できます。
  


• 口語でも文章でも広く使われますが、フォーマルな場面でもまったく問題なく通用します。
  


• 「gorgeous」や「stunning」などより強い表現もありますが、「beautiful」は最もベーシックかつポジティブな響きを持ちます。

4. 文法的な特徴と構文

• 形容詞なので、名詞を修飾したり、補語（補助述語）として使われます。
  


• “a beautiful painting” （美しい絵）のように名詞を直接修飾。
  


• “This painting is beautiful.” のようにbe動詞の補語としても使われます。
  


• 対象に具体的なイメージを与えたり、文全体をポジティブにする効果があります。
  


• 不可算・可算の区別は形容詞なので特にありません。
  

よくある構文例

• “be + beautiful”: “The sunset is beautiful.”
  


• “make + O + look beautiful”: “This dress makes you look beautiful.”
  

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “That dress is beautiful. Where did you buy it?”
   
   （そのドレス素敵だね。どこで買ったの？）
   


2. “The view from the top of the mountain was so beautiful.”
   
   （山頂からの眺めがとても美しかったよ。）
   


3. “You have a beautiful voice when you sing.”
   
   （歌っているときの声がすごく美しいね。）

ビジネスでの例文

1. “We strive to create a beautiful work environment for our employees.”
   
   （従業員のために美しい職場環境を整えるよう努めています。）
   


2. “Your presentation was not only informative but also visually beautiful.”
   
   （あなたのプレゼンテーションは情報豊富なだけでなく、ビジュアル的にも美しかったです。）
   


3. “It’s a beautiful concept that highlights our brand’s values.”
   
   （このコンセプトは私たちのブランド価値をうまく示していて素晴らしいですね。）

学術的/フォーマルな文脈での例文

1. “Her research provides a beautiful synthesis of multiple theoretical perspectives.”
   
   （彼女の研究は複数の理論的視点を見事に統合しています。）
   


2. “The mathematical proof is considered beautiful due to its elegance and simplicity.”
   
   （その数学的証明は、その優雅さと簡潔さから美しいと見なされています。）
   


3. “This habitat restoration project has led to a beautiful resurgence of native flora.”
   
   （この生息地回復プロジェクトによって在来植物の美しい再生がもたらされました。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語（Synonyms）

1. gorgeous（とても華やかで魅力的な）
   


2. lovely（愛らしい、素敵な）
   


3. pretty（かわいらしい、美しい）
   


4. stunning（息をのむほど美しい）
   


5. attractive（魅力的な）
   

ニュアンスの違い:

• “gorgeous”は「華やかさ・ゴージャス感」が強い。
  


• “lovely”は「愛らしさ」や「かわいらしさ」をより強調。
  


• “pretty”は「かわいい」ニュアンス、ややカジュアル。
  


• “stunning”は「驚くほど美しい、圧倒的」な感じ。
  


• “attractive”は「惹きつける力がある」。

反意語（Antonyms）

• ugly（醜い）
  


• unattractive（魅力的でない）
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）: /ˈbjuː.tɪ.fəl/
  


• アメリカ英語（音声上の違いはあまりないが、/ˈbjuː/ の [bjuː] は口をややすぼめて発音）
  


• イギリス英語（やや強めに /ˈbjuː/ と発音する傾向がある）
  


• アクセントの位置は 最初の音節 (BEAU-ti-ful)
  


• よくある間違い: “beautiful” の “u” が抜けたり、「beutiful」と綴ってしまうことがあるので注意。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “beautful” や “bea utiful” のように、“i”や“u”が抜ける間違いが多い。
  


• “beauty” と混ざりやすい: 動詞形は“beautify”、名詞形は“beauty”としっかり区別しましょう。
  


• 資格試験やTOEICなど: “beautiful”はリスニングでよく出るほか、形容詞としても基本単語なので覚えておくと便利です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 語源イメージ: 「beauty（美しさ）＋ful（～に満ちている）」＝「美しさにあふれた」。
  


• スペリングのコツ: “beauty” + “ful” で組み合わせると書き間違いしにくい。
  


• 勉強テクニック: ほかの “-ful” 形容詞（wonderful, helpful, useful）などと一緒に覚えるとパターンがつかみやすい。
  


• 目で見て「すごくきれい！」と感動したシーンを思い浮かべると覚えやすいです。

以上が「beautiful」の詳細解説です。日常でも頻繁に見聞きする、とても基本的かつ汎用性の高い単語なので、ぜひしっかりマスターしましょう。