最終更新日:2025/10/05

(植物に対して)動物 / (人間以外の)動物,けだもの / (魚・鳥などに対して)哺乳動物(mammal) / けだもの(野獣)のような人 / (比較変化なし)《名詞の前にのみ用いて》動物の,動物性の,動物質の / (知的・精神的に対して)動物的な;肉欲的な

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元となった辞書の項目

animal

名詞

(植物に対して)動物 / (人間以外の)動物,けだもの / (魚・鳥などに対して)哺乳動物(mammal) / けだもの(野獣)のような人 / (比較変化なし)《名詞の前にのみ用いて》動物の,動物性の,動物質の / (知的・精神的に対して)動物的な;肉欲的な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: animal

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A living organism that feeds on organic matter, typically having specialized sense organs and nervous system and able to respond rapidly to stimuli.

意味(日本語): 有機物を食べ、生きるために感覚器官や神経系を持ち、反応を示す生物。一般的には「動物」と訳されます。

「animal」は「あらゆる動物全般」を指すときに使われます。会話では「動物たち」「生き物」といったニュアンスで使われ、「人間以外」を示す場合や、「生物学的に動物界に属するもの」を示す場合など、文脈で意味の広さが変わります。

学習者にとっては、基本的な名詞であり日常会話から学術的場面まで幅広く使えます。

CEFRレベル: A1(超初心者)

→ かなり基本的な単語です。英語学習の初期段階で必ず登場します。

活用形:


  • 単数形: animal

  • 複数形: animals

他の品詞:


  • 形容詞的用法: “animal instinct”「動物的本能」「本能的な直感」のように名詞を修飾する形で使われます。(厳密には形容詞ではなく名詞が名詞を修飾する形ですが、形容詞的な役割に近い用法です)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源的にはラテン語の animal (animāle) に由来し、さらに anima(「魂」「息」「生気」)から派生しています。

  • “an-” や “-imal” のように特定の接頭語・接尾語は英語内での生産性は低いですが、同根語に “animate”(「生命のある、活気のある」)などがあります。

類縁語・派生語の例


  • animate(動詞/形容詞): 生命を吹き込む/活気づける

  • animation(名詞): アニメーション(動く絵・動画効果、活気)

  • inanimate(形容詞): 無生物の、生命のない

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10個


  1. wild animal(野生動物)

  2. domestic animal(家畜)

  3. animal kingdom(動物界)

  4. animal rights(動物の権利)

  5. animal welfare(動物福祉)

  6. animal cruelty(動物虐待)

  7. animal behavior(動物の行動)

  8. animal shelter(動物保護施設)

  9. farm animals(牧場の動物)

  10. animal testing(動物実験)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 animal は「生き物」「動物」を意味し、さらにその語幹である anima は「息」「魂」などを表す語です。古代では「息をしているもの=生き物」といったニュアンスがありました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「animal」は、生物学的文脈で「動物界に属する生物」というフォーマルなニュアンスを持ちます。

  • 日常会話でも「動物」の意味として広く使われますが、「野蛮な人」を強い口調で非難するときに “He’s an animal!” と比喩的表現で使うこともあり、乱暴・失礼な言い方になることがあります。

  • カジュアルにもフォーマルにも使えますが、相手への形容に使う場合は失礼になる可能性が高いので注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞


    • “an animal” / “two animals” など、単数・複数形があります。


  2. フォーマル/カジュアル


    • animal 自体は場面を選ばず使われます。学術的な文脈では「生物学的分類」としてフォーマルに使われますし、日常会話では「動物全般」について語る時にカジュアルに使います。


  3. イディオムやよくある表現


    • “animal instincts”: 動物的な本能 → 生存本能や直感、性的衝動などを示唆。

    • “party animal”: パーティー好きで盛り上がることが大好きな人を指す口語表現。



5. 実例と例文

以下、いくつかの文脈別に例文を示します。

(1) 日常会話での例文


  1. “I love animals, especially dogs and cats.”


    • 「私は動物が大好き、特に犬と猫が好きです。」


  2. “Is that a wild animal or a pet?”


    • 「それは野生動物? それともペット?」


  3. “Feeding stray animals can be really helpful.”


    • 「野良動物にエサをあげるのは、とても助けになります。」


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our company donates a portion of its profits to animal shelters.”


    • 「当社は利益の一部を動物保護施設に寄付しています。」


  2. “We must consider animal welfare standards in product testing.”


    • 「製品テストでは動物福祉基準を考慮しなければなりません。」


  3. “The presentation focused on ethical animal treatment in agriculture.”


    • 「そのプレゼンは農業における倫理的な動物の扱いに焦点を当てていました。」


(3) 学術的・専門的な文脈


  1. “Animal behavior studies have revealed complex social structures among primates.”


    • 「動物行動学の研究によって、霊長類の複雑な社会構造が明らかになりました。」


  2. “The animal kingdom is classified into various phyla.”


    • 「動物界はさまざまな門(phylum)に分類されます。」


  3. “Genetic analysis shows these animals share a common ancestor.”


    • 「遺伝子解析によると、これらの動物は共通の祖先を共有していることがわかります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(synonyms)


  1. creature(生き物)


    • 「あらゆる生き物」という点で近いが、怪物的なニュアンスや架空の生物にも使われる。


  2. beast(獣)


    • より野性的で強く荒々しいイメージ。やや文学的・古風。


  3. living being(生きている存在)


    • 生命体全般を指すため、人間も含まれる。より広義。


反意語(antonyms)


  • inanimate object(無生物)


    • “animal” が指す「生き物」とは対照的に、「生きていないもの」を意味する。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈæn.ə.məl/

  • イギリス英語: /ˈæn.ɪ.məl/

どちらも第一音節 “an-” にアクセントが置かれます。

よくある間違いは「アニマル」の「ア」にアクセントを置かず、二音節目を強く読んでしまうことです。正しくは **AN**-i-mal と最初の “an” に強勢があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “animal” を “animel” や “anamal” と誤記してしまうことがあるので注意。


  2. 同音異義語との混同:


    • 同音異義語(homophone)はありませんが、 “anime”(アニメ)と混ざったりする誤解があるかもしれません。つづりや発音に気をつけてください。


  3. TOEIC・英検などでの出題傾向:


    • 初級レベルの単語としてリスニングやリーディングで頻出。動物に関する話題や生物学的文章中でよく登場します。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源の “anima”=「魂、息」から「息をしているもの=動物」と覚えるとイメージしやすいです。

  • スペリングの最後の部分 “-al” は形容詞の “natural, normal, social” などとも似ていますが、こちらは名詞なのでスペルを間違えないようにしましょう。

  • 絵や写真で動物を見るたびに “animal” の綴りを口に出してみるなど、実物と紐づけると記憶に定着しやすいです。


以上が名詞 “animal” の詳細な解説です。基本的で幅広い文脈で使われる重要単語なので、しっかりと押さえておきましょう。

意味のイメージ
animal
意味(1)

(植物に対して)動物

意味(2)

(人間以外の)動物,けだもの

意味(3)

(魚・鳥などに対して)哺乳動物(mammal)

意味(4)

けだもの(野獣)のような人

意味(5)

(比較変化なし)《名詞の前にのみ用いて》動物の,動物性の,動物質の

意味(6)

(知的・精神的に対して)動物的な;肉欲的な

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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