最終更新日:2025/10/05

《...を》恐れて,こわがって《of ...》 / 気づかって,心配して / 気が進まない

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元となった辞書の項目

afraid

形容詞

《...を》恐れて,こわがって《of ...》 / 気づかって,心配して / 気が進まない

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私はクモを恐れています。

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解説

以下では、英単語 afraid をさまざまな観点から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: afraid

日本語: 怖がっている、おびえている

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 形容詞のため、基本的に比較級・最上級は「more afraid」「most afraid」と言えますが、そこまで頻繁には使われません。


  • 原級: afraid

  • 比較級: more afraid

  • 最上級: most afraid

この単語は「怖がっている」「恐れている」という意味です。「恐怖を感じている」とか、「~するのをためらっている」というニュアンスで使われます。「I’m afraid of snakes.」のように「~を怖がる」の意味で使われたり、「I’m afraid I can’t come.」のように丁寧に断る表現としても使われることがあります。

他の品詞の例:


  • 名詞「fear」(恐れ)

  • 動詞「fear」(恐れる)、形容詞「fearful」(恐ろしい)、など

CEFRレベル: A2 〜 B1


  • A1:超初心者

  • A2:初級

  • B1:中級

  • B2:中上級

  • C1:上級

  • C2:最上級

“afraid” は日常的に目にするため、A2 〜 B1 くらいのレベルで覚える単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語幹・接辞など:


  • 「afraid」は一つの形容詞としてまとまっており、明確に「接頭語+語幹+接尾語」のような形には分解しづらい語です。

  • もともと Middle English (中英語) の “affraide” から変化しており、過去分詞形由来の単語と考えられます。

派生語や類縁語の例:


  • fear (名詞・動詞)

  • fearful (形容詞: 恐ろしい)

  • fearless (形容詞: 恐れを知らない)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. be afraid of … (~を怖がる)

  2. be afraid to do … (~するのを怖がる)

  3. I’m afraid that … (残念ながら… / 申し訳ないけれど…)

  4. terribly afraid (ひどく怖がっている)

  5. so afraid of failure (失敗をとても恐れている)

  6. make someone afraid (人を怖がらせる)

  7. more afraid than ever (これまで以上に怖がって)

  8. afraid for one’s safety (自分の安全を心配している)

  9. afraid to speak up (口を開く(発言する)のが怖い)

  10. deeply afraid (深く恐れている)


3. 語源とニュアンス

語源


  • Middle English(中英語)の “affraide” から由来し、さらに古いフランス語やラテン語の派生形と関連があります。

  • 語源的には「脅かされた・恐怖を与えられた」というニュアンスになります。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「I’m afraid of snakes.」のように単純に「~が怖い」という意味でも使います。

  • 「I’m afraid I can’t visit you tomorrow.」のように、「申し訳ないが~である」と丁寧にやわらかく断る表現でもよく使われます。

  • 口語・文章両方でよく使われますが、「I’m afraid I have some bad news.」などフォーマルな場面でも使える表現です。

  • カジュアルからフォーマルまで広く使われますが、ネガティブな意味合いがあるので配慮が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • “afraid” は叙述用法の形容詞として使われ、通常は「be動詞」や「feel」などの後ろに置かれます。


    • 例: I am afraid. / He felt afraid.


  • 「be afraid of + 名詞(動名詞)」の形で、「~を怖がる」という意味になります。

  • 「be afraid to + 動詞の原形」で「~するのを怖がる」と表現します。

  • また、「I’m afraid (that) + SV」の構文で「残念ながら~です」「恐れ入りますが~です」という丁寧な断りや謝罪表現が可能です。


    • 例: I’m afraid (that) I cannot go. (行けないようで申し訳ないのですが…)


可算・不可算などの区別


  • 形容詞のため、名詞の可算・不可算という区別はありません。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. I’m afraid of the dark. (私は暗闇が怖いです。)

  2. He’s afraid to try bungee jumping. (彼はバンジージャンプを試すのを怖がっています。)

  3. I’m afraid I left my keys at home. (鍵を家に置き忘れたみたいで申し訳ないです。)

(B) ビジネスシーンでの例文


  1. I’m afraid we won’t be able to meet the deadline. (残念ながら、締め切りに間に合いそうにありません。)

  2. She’s afraid of making mistakes during the presentation. (彼女はプレゼンでミスをするのを恐れています。)

  3. I’m afraid our budget is quite limited this quarter. (申し訳ないのですが、今期は予算がかなり限られています。)

(C) 学術的な文脈での例文


  1. Some participants were afraid to express disagreement in front of the group. (参加者の中には、グループの前で反対意見を述べるのを怖がる人もいました。)

  2. Researchers found that people are more afraid of uncertain outcomes than certain negative ones. (研究者は、人々が確実に悪い結果よりも、不確実な結果をより恐れることを発見しました。)

  3. The survey indicates that many students are afraid of failing exams. (調査によると、多くの学生が試験に落ちることを恐れています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. scared (怖がっている)


    • 例: I’m scared of spiders.

    • 「afraid」よりカジュアルなニュアンス。日常会話でよく使われる。


  2. frightened (おびえた)


    • 例: She was frightened by the sudden noise.

    • 急な恐怖を受けた時に使いやすい。文語・口語どちらも可。


  3. fearful (恐ろしい、恐れている)


    • 例: He was fearful of the consequences.

    • やや硬い表現で、文章で使われることが多い。


  4. terrified (ものすごく怖がった)


    • 例: I’m terrified of heights.

    • “very afraid” と同じくらい強い意味。強調したいときに使う。


反意語 (antonyms)


  1. fearless (恐れを知らない)


    • 例: She was fearless and willing to try anything.


  2. confident (自信のある、心配のない)


    • 例: He felt confident about his presentation.



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /əˈfreɪd/


  • アクセントは「-fraid」の部分に置かれます。

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはなく、どちらも「アフレイド」あるいは「アフレイド」に近い音で発音されます。

  • よくある誤りとして、「afraid」の「a」を強く「アー」ではなく、曖昧母音 /ə/ で始めることに注意が必要です (/ə/は「あ」よりも力を抜いた音)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペル: “affraid” と “aferaid” などのミススペルに注意。

  2. 「to be afraid of」と「to be scared of」の区別: 意味はほぼ同じですが、文脈やニュアンスによって使い分けされます。

  3. 「I’m afraid that…」を単に「怖い」という意味だけで使うのでなく、「申し訳ない(残念だ)が…」という丁寧な表現としてもよく使われる点に注意。

  4. TOEICや英検などの資格試験では、断りを表現する「I’m afraid (that) …」の用法がビジネスメールや応答で頻出することがあるので対策が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “afraid” の綴りは「a + fraid」。最初の「a」はあまり強く発音しない。

  • 「I’m afraid of …」は「~が怖い」というシンプルな意味だけでなく、「(言いにくいのですが)残念ながら…」と遠回しに言うときでも便利。

  • “afraid” は「勇気づけてくれる言葉」とセットでイメージすると覚えやすい。たとえば “Don’t be afraid!” (怖がらないで!) と短いフレーズを丸ごと覚えてしまう。


以上が、形容詞 “afraid” の詳細な解説です。比較的よく使われる単語なので、特に「I’m afraid (that) …」の丁寧表現と「be afraid of …」の恐怖表現、両方の使い方をしっかり覚えておくと便利です。

意味のイメージ
afraid
意味(1)

恐れて,こわがって

意味(2)

気づかって,心配して

意味(3)

気が進まない

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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