最終更新日:2025/10/25
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元となった辞書の項目

watch

名詞

〈C〉時計,見張り

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いつも時計をしているので、時間を追えるようにしています。

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解説

名詞 “watch” を徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: watch

品詞: 名詞 (countable noun)

主な意味(英語): A watch refers to a small timepiece worn on the wrist (also called a wristwatch) or carried in a pocket (pocket watch). It can also mean a period of keeping guard or monitoring something (as in “keep watch”).

主な意味(日本語): 腕時計や懐中時計などの“小型の時計”を指します。また、「見張り」や「監視」という意味でも使われます。

「腕時計」を指す場合は日常的に「What time is it?」などと合わせて使われ、気軽に手元で時間を確認するためのものです。一方、軍隊や警備の文脈では「見張りをする」というときにも“watch”が使われることがあります。

活用形


  • 名詞としては複数形: watches

  • 動詞“to watch”との混同に注意(別の品詞: watch-watches-watching-watched)。

他の品詞例


  • watch (動詞): “to watch a movie” (映画を観る)

  • 形容詞や副詞形は直接はありませんが、名詞の使い方によって修飾されることがあります。

CEFRレベルの目安


  • A2(初級): 日常的に非常に頻出の単語。時計や時刻確認など、日々の会話で扱うため、初級レベルから学習されています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • “watch”は単音節で、はっきりした接頭語や接尾語はありません。古英語からの単語で、現在の形はほぼ語幹そのものです。

意味のバリエーション:


  1. 腕時計、懐中時計などの“小型の時計”

  2. 見張り、監視(例: “keep watch” = 見張りをする)

  3. 警戒態勢(例: “on the watch” = 警戒態勢で)

派生語・類縁語など:


  • watchful (形容詞): 注意深い、油断のない

  • watcher (名詞): 見る人、観察者

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. check one’s watch(自分の時計を確認する)

  2. keep (a) watch(見張りをする)

  3. on the watch(警戒して)

  4. a wristwatch(腕時計)

  5. a pocket watch(懐中時計)

  6. set one’s watch(時計を合わせる)

  7. lose/gain time (on a watch)(時計が遅れる/進む)

  8. the watch face(時計の文字盤)

  9. the watch band/strap(時計のバンド)

  10. a night watch(夜間の見張り/当直)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “wæcce” もしくは “wacian” が由来で、「目覚めている」「見張る」といった意味を持つ言葉でした。時を監視する小型の道具という意味合いに発展し、現代では「腕時計」「見張り」という用途に分化しています。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「腕時計」を指すときはもっとも一般的な表現で、フォーマル・カジュアル問わず使われます。

  • 「見張り」という意味で使う場合は、ややフォーマルまたは特定の状況(軍隊、警備、海洋航海など)で使われやすいです。

  • 会話でも文書でもよく使われますが、「見張り」の意味で使うときは少し専門的・比喩的なニュアンスを伴うことがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: “a watch” / “two watches” のように数えることができます。

  2. イディオム・構文例:


    • “keep watch”: 見張りをする

    • “be on the watch (for ~)”: ~に対して警戒態勢を取る

    • “watch out!”: 動詞句として「気をつけろ!」(これは名詞ではなく動詞フレーズ)


名詞として使う場合は、文中で「I bought a new watch.」のように目的語として使われたり、主語として「This watch is expensive.」と使われたりします。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I left my watch on the table. Have you seen it?”

    (テーブルに腕時計を置き忘れたんだけど、見なかった?)


  2. “This watch was my grandfather’s. It’s very special to me.”

    (この時計は祖父のもので、私にとってとても特別なんです。)


  3. “My watch is broken; can I check the time on your phone?”

    (私の時計が壊れちゃって…あなたの携帯で時間を見てもいい?)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Please keep watch over the entrance while the security system is down.”

    (セキュリティシステムがダウンしている間、入口を見張っていてください。)


  2. “Our night watch patrols the office building every two hours.”

    (私たちの夜間警備は、2時間ごとにオフィスビルを巡回しています。)


  3. “Could you keep a watch on the conference room until the meeting starts?”

    (会議が始まるまで会議室に注意を払っていてくれますか?)


学術的・フォーマルシーンでの例文


  1. “In his research paper, he examines the mechanism of a 19th-century pocket watch.”

    (彼の研究論文では、19世紀の懐中時計の機構を検証しています。)


  2. “Maritime history often highlights the importance of the ship’s watch in navigation.”

    (海事史では、航海における船の見張りの重要性がよく強調されます。)


  3. “Students compared digital and mechanical watches to learn about different timekeeping methods.”

    (学生たちはさまざまな計時法を学ぶために、デジタルと機械式の時計を比較しました。)



6. 類義語・反意語と比較


  1. timepiece(タイムピース)


    • “watch”同様、時計全般を指すが、ややフォーマルかつ装飾品としてのニュアンスがある。


  2. clock(クロック)


    • 一般的な「置き時計」や「掛け時計」を指す。携帯性がない大型の時計をイメージすることが多い。


  3. guard(ガード)


    • 「見張り」という点で似ているが、こちらは名詞として「警備員」を指す、あるいは動詞で「守る」という意味を持つ。


  4. lookout(ルックアウト)


    • 「見張り」、「監視役」を指す場合に使われる名詞。


反意語として直接的なものはありませんが、“ignore(無視する)” のように「監視する」を「監視しない」ようにしてしまうような動詞は対比的に捉えられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /wɒtʃ/ (イギリス英語), /wɑːtʃ/ (アメリカ英語)

  • 強勢: ワンシラブル(1音節)の単語なので、特別な強勢位置はありません。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: イギリス英語は “wɒ(オの口に近い音)”、アメリカ英語は “wɑ(アに近い音)” で発音されることが多いです。

  • よくある発音ミス: “u”の音が入って “watchu” のように聞こえてしまうこと。「ウォッチ」とクリアに言うことに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “whatch” や “wach” と書いてしまうミスが時々あります。

  • 同音・類似表記: “which”(どちら)、“witch”(魔女) とはつづりや意味が全く異なります。

  • 試験対策: TOEICなどでも「名詞としての ’watch’ と 動詞としての ’watch’」の区別問題が出ることがあります。英文中で品詞をしっかり見分ける力が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Watch = 見守るもの”: 腕時計は“時を見守るもの”と考えると語感で覚えやすいです。

  • “Watch out!”(注意して!)との関連で、「注意深く見るもの = watch」というイメージで覚えると単語同士のつながりがわかりやすくなります。

  • 綴りの“wa”は“わ”、続く“tch”は“ッチ” と発音し、頭の中で「ワッチ」と区切ってしまうと覚えやすいでしょう。


以上が名詞“watch”の詳細解説です。時計としての日常使いはもちろん、見張りや監視というニュアンスも覚えておきましょう。ビジネスでもセキュリティ関連でよく使われる表現なので、品詞や文脈に応じた使い分けに留意してみてください。

意味のイメージ
watch

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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