最終更新日:2025/10/28
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元となった辞書の項目

tree

名詞

木,樹木;(潅木)(bush, shrub),低木に対し)喬木,高木 / (低木や草質植物でも形が高木に似ている)木; / 木製具 / 枝分かれした図;系統図;(特に)家系図(family tree)

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その木はとても高かった。

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解説

以下では、英単語 “tree” をさまざまな観点から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: tree

日本語: 木

品詞: 名詞(countable noun: 可算名詞)

活用形:


  • 単数形: tree

  • 複数形: trees

「tree」は、太い幹(trunk)と枝(branch)を持ち、比較的大きく育つ植物を指します。背が高く、葉をつけるものをイメージしてください。日常会話や自然を説明するときによく登場する、ごく基本的な単語です。学習者にとっても身近な単語で、小学校レベルから登場します。

CEFRレベル: A1 (超初心者)

自然・身近な単語として初期から学びやすく、英語学習の最初期に出やすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語: なし

  • 語幹: tree (まとまった語幹で、特別な接頭語や接尾語とは区別しにくい一語)

詳細な意味


  1. 「木」: 幹と枝、葉からなる大型の植物

  2. (他の文脈での用法)「系統図」や「樹形図」を指すこともある(family tree, decision treeなど)

他の品詞形の例


  • 動詞 (to tree): 主に “追い詰めて木の上に登らせる” という意味。かなり限られた用法です。例: “The dogs treed the raccoon.” (犬がアライグマを追い詰めて木に登らせた。)

関連コロケーション・フレーズ(10個)


  1. tree trunk (木の幹)

  2. tree branch (木の枝)

  3. family tree (家系図)

  4. decision tree (意思決定ツリー)

  5. Christmas tree (クリスマスツリー)

  6. forest tree (森林の木)

  7. palm tree (ヤシの木)

  8. apple tree (リンゴの木)

  9. tree planting (植樹)

  10. oak tree (オークの木)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “trēo” / “trēow” に由来し、ゲルマン祖語の “trewą” (「木」、「木材」を意味する)にさかのぼります。

歴史的な使われ方:


  • 人類が自然と深く関わりをもってきた歴史から、「tree」は非常に古くからあり、日常生活はもちろんのこと、神話や文学作品にも数多く登場します。

ニュアンス・感情的な響き:


  • 「大地に根を張る静かなイメージ」、「安定」、「自然の象徴」として捉えられることが一般的です。

  • カジュアルでもフォーマルでも使われやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての特徴


  • 可算名詞(countable noun): “a tree” (単数) / “two trees” (複数)。

  • 冠詞とともに使うときは “a tree” あるいは “the tree” のように使います。

使用シーン


  • 口語・日常会話: “There is a big tree in my backyard.”

  • 文章・フォーマル: “Various species of trees contribute to the local ecosystem.”

  • 専門的・学術的: 生態学や生物学の分野で、樹木に関する詳細な記述に用いられます。

イディオム


  • 「can’t see the forest for the trees」(木を見て森を見ず)


    • 細部に気を取られて全体像が見えない様子を表すイディオムです。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “We planted a tree in our garden last weekend.”

    (先週末、私たちは庭に木を植えました。)

  2. “That tree has beautiful blossoms in spring.”

    (あの木は春になると美しい花を咲かせます。)

  3. “Can you climb that tree, or is it too high?”

    (あの木に登れる? それとも高すぎるかな?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our office organized a tree-planting event for Earth Day.”

    (私たちのオフィスではアースデイに植樹イベントを企画しました。)

  2. “The company’s organizational chart looks like a tree structure.”

    (その会社の組織図はツリー構造のようになっています。)

  3. “We need to consider a decision tree before investing in new projects.”

    (新規プロジェクトに投資する前に意思決定ツリーを検討する必要があります。)

学術的な文脈での例文


  1. “The researchers studied the growth rings of the tree to determine its age.”

    (研究者たちはその木の年輪を調べて年齢を特定しました。)

  2. “Tree biodiversity is essential for maintaining a stable ecosystem.”

    (樹木の生物多様性は安定した生態系を維持するために不可欠です。)

  3. “A phylogenetic tree helps illustrate evolutionary relationships among species.”

    (系統樹は種の進化的な関係を示すのに役立ちます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • “plant” (植物)


    • 広義に「植物」という意味。木に限らず草花なども含む講義的概念。


  • “shrub” (低木・やぶ)


    • 背があまり高くない木を指す。tree より小さいことが多い。


  • “sapling” (若木)


    • 成長途中の木。まだ大きくない新しい木。


反意語 (Antonyms)


  • 木に直接対立する明確な反意語はありませんが、「無機物」や「人工物」のようなカテゴリーを挙げることはできます。


    • 例: “rock” (岩), “metal” (金属) など、木とは異なる無機質な素材。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA): /triː/


  • 米国英語(AM): [ツリー] のように伸ばし気味に発音。舌先を歯茎につける “t” の後に強く “r” を出す感覚。

  • 英国英語(BR): おおむね同じ /triː/ ですが、r の発音がやや弱い傾向。

よくある発音の間違い


  • “t” と “r” のつながりが不明瞭になり、[チュリー] のように中途半端になる場合があります。

  • 母音 “ee” 部分はしっかり長音(/iː/)で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “trea” や “tre” などと書き間違えないように。

  2. 同音異義語との混同: 同音異義語としては特に目立つものはありませんが、 “three” (3) との聞き間違いが起こりやすいので注意。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検では非常に基本的な単語なので、意味を混同するミスが起こりにくい一方、読み聞きで “three” と区別できるかどうかが問われる場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「トゥリー」と伸ばし気味に言うと、「三(three)」と混同しづらくなるコツです。

  • 自然に囲まれた風景、森をイメージしながら覚えると記憶に残りやすいです。

  • “family tree” (家系図) のように “tree” が複合語で登場する場面を思い浮かべると、「枝分かれする構造=tree」というイメージが定着しやすいでしょう。


以上が、名詞 “tree” の詳細解説です。自然や家系図、ビジネス用語の“decision tree”など、幅広い文脈で使われる基本単語なので、日常生活から専門的な領域までぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
tree
意味(1)

(低木や草質植物でも形が高木に似ている)木;

意味(2)

木製具

意味(3)

枝分かれした図;系統図;(特に)家系図(family tree)

意味(4)
意味(5)

,樹木;(潅木)(bush, shrub),低木に対し)喬木,高木

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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