最終更新日:2025/10/20
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元となった辞書の項目

straight

副詞

(比較変化なし)『まっすぐに』,一直線に / 『直立して』,垂直に / 『直ちに』,回り道をしないで / 率直に,端的に

このボタンはなに?

彼はまっすぐにバス停まで歩いた。

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解説

以下では、副詞の “straight” を中心に、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

▷ 単語


  • 形:straight

  • 品詞:主に「副詞」(また形容詞としても使われます)

▷ 意味 (英語 / 日本語)


  • 英語:“straight” (as an adverb) usually means “in a direct manner” or “without delay or deviation.”

  • 日本語:まっすぐに、一直線に、直接に、ためらわずに

「まっすぐに進む」「途中で寄り道をしないで直接に行く」といった場面で使われる、シンプルでわかりやすいニュアンスの副詞です。

▷ 活用形


  • 副詞は比較級・最上級を取る場合が少ないですが、「まっすぐに」という意味を強めたい場合、口語では “straighter” / “straightest” と使われることもあります。ただし「副詞の比較級・最上級」として正式に扱うよりは、形容詞用法の比較表現として用いられることが多いです。

▷ 他の品詞としての例


  • 形容詞: “straight” (例: a straight road → まっすぐな道)

  • 名詞: まれに「ストレート(短い形でいう“straight drink”=ストレートで飲むこと)」などで名詞的にも使われますが、副詞や形容詞としての用法が主要です。

  • 形容詞から派生した “straightforward” (形容詞) は「率直な」「単純明快な」という意味で使われます。

▷ CEFRレベル


  • B1(中級)


    • 日常会話でよく使われ、比較的初期段階で学習する語ですが、意味・用法が多岐にわたるため、ニュアンスをしっかり理解するには中級程度のレベルが必要です。



2. 語構成と詳細な意味

▷ 語構成


  • “straight” は、接頭語や接尾語がついているわけではなく、ひとつの要素として成立しています。

  • 語幹: “straight”

▷ 派生語・類縁語


  • “straightforward” (形容詞): 率直な、単純明快な

  • “straightaway” (副詞・形容詞): ただちに、すぐ(= immediately)

▷ よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “go straight home”


    • まっすぐ家に帰る


  2. “walk straight ahead”


    • まっすぐ前に歩く


  3. “look straight at (someone/something)”


    • (人・もの)をまっすぐ見る


  4. “come straight back”


    • すぐに戻ってくる


  5. “drive straight on”


    • まっすぐ運転する


  6. “go straight to bed”


    • すぐに寝る


  7. “straight into” (a topic/situation)


    • 直接(話題・状況)に入る


  8. “head straight for (a place)”


    • まっすぐ(ある場所)に向かう


  9. “get straight to the point”


    • 端的に要点に入る


  10. “straight from the horse’s mouth” (イディオム)


    • 直接の情報源から聞いた(確実な情報)



3. 語源とニュアンス

▷ 語源


  • “straight” は Middle English (中英語) の “streight” などに由来し、さらに古い英語の “strec” (引き伸ばす) に関係があります。「伸ばされた」「まっすぐにされた」という根本的なイメージを持っています。

▷ ニュアンス・使用時の注意


  • 「まっすぐに」「ためらわずに」「直接に」というニュアンスをもつため、何かを回りくどくせず直行するときに使います。

  • 感情的・強調的に「すぐに行く」「直球で言う」など、ストレートに行動する感じを出すのにも適しています。

▷ 口語/文章/カジュアル/フォーマル


  • 口語・文章どちらでもよく使われますが、比較的カジュアルな文脈でも頻繁に耳にします。

  • ビジネスシーンでも “Let’s get straight to the point” のように口頭・書面どちらにも使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 副詞としての用法


    • 場所や方向を「まっすぐに」示す: “Drive straight ahead.”

    • 行動や態度を「即座に」「直接に」示す: “I went straight to my boss.”


  2. 形容詞としての用法との区別


    • “a straight line” → 形容詞 (曲がっていない線)

    • “walk straight” → 副詞 (まっすぐ歩く)


  3. 他動詞/自動詞との関係


    • “straight” は動詞ではないので自動詞/他動詞の使い分けはありませんが、文中で動詞を修飾する形で使われます。


  4. イディオム


    • “straight away” = すぐに

    • “straight through” = 最初から最後まで続けて



5. 実例と例文

▷ 日常会話 (3例)


  1. “I’m so tired. I think I’ll go straight to bed tonight.”


    • 「とても疲れたよ。今夜はすぐに寝ようと思う。」


  2. “You should go straight home after school.”


    • 「放課後はすぐ家に帰りなさい。」


  3. “Look straight at me when you speak.”


    • 「話すときは私をまっすぐ見てね。」


▷ ビジネス (3例)


  1. “Let’s get straight to the main topic of today’s meeting.”


    • 「今日の会議の主要な議題に直接入りましょう。」


  2. “He came straight from the airport to attend the conference.”


    • 「彼は空港から直接会議に参加しに来た。」


  3. “I’d appreciate it if you’d give me a straight answer.”


    • 「率直な回答をいただけると助かります。」


▷ 学術・フォーマル (3例)


  1. “The data indicates the particle travels straight through the chamber without deflection.”


    • 「データによると、その粒子は偏向することなくチャンバーをまっすぐ通過しているようです。」


  2. “After the initial research phase, the team moved straight into the clinical trial stage.”


    • 「最初の調査段階を終えて、チームはすぐに臨床試験段階に移行しました。」


  3. “We should proceed straight to the analysis without further delay.”


    • 「これ以上の遅延なく、ただちに分析に移るべきです。」



6. 類義語・反意語と比較

▷ 類義語


  1. “directly” - 「直接に」


    • 例:“We drove directly to the hotel.”(私たちはホテルへ直接向かった。)

    • “straight” のほうが「曲がらず」「寄り道せず」というニュアンスがやや強いです。


  2. “immediately” - 「即座に」


    • 例:“He answered immediately.”(彼はすぐに答えた。)

    • “straight” は空間的に「まっすぐ進む」意味をもつ場合にも使える点が異なります。


▷ 反意語


  • “indirectly” - 「間接的に」

  • “crookedly” - 「曲がって」 (形容詞 “crooked” の副詞形)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /streɪt/

  • アメリカ英語(US): [ストレイト]

  • イギリス英語(UK): [ストレイト] (ほぼ同じ発音です)

  • 強勢: 語頭の “str-” にやや重きを置くイメージ

  • よくある間違い: “straight” と “strait”(海峡)の混同。スペルも似ていますが意味が異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “strait” (海峡) と書き間違えやすい。

  • “straight” の最後の “-ght” の発音(“t”の音)。日本語のカタカナで「ストレート」と書くと“o”音を入れがちなので注意。

  • 形容詞と副詞の使い分け: 文脈で「まっすぐな(線)」なのか「まっすぐに(進む)」なのかを区別する必要があります。

  • 試験対策: TOEIC/英検などでは、「まっすぐ進む」「直接に話す」などで副詞として出題されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Straight” の語感は「糸をピンと伸ばしてまっすぐにした感じ」をイメージすると覚えやすいです。

  • “straight” は“light”や“night” のように “-ght” で終わる単語群に入り、発音も同様に「-レイト」となるので、音でまとめて記憶する方法がおすすめです。

  • “Go straight” のフレーズを繰り返し音読すると自然に使い方が染みつきます。


以上が、副詞 “straight” の詳細な解説です。「まっすぐに」「直接に」というコアのイメージをつかむことで、いろいろな場面で自然に使えるようになるはずです。

意味のイメージ
straight
意味(1)

まっすぐな,一直線の

意味(2)

(毛髪などが)まっすぐな

意味(3)

(背などが,曲らずに)直立した,まっすぐな

意味(4)

《補語にのみ用いて》整理した,きちんとした

意味(5)

真実を言う,率直な,正直な

意味(6)

連続した

意味(7)

《米》(ある政党に)徹底した,ベッタリの,きっすいの

意味(8)

(比較変化なし)まっすぐに,一直線に;直立して,垂直に

意味(9)

直ちに,回り道をしないで

意味(10)

率直に,端的に

意味(11)

《the~》まっすぐ,一直線;直線コース

意味(12)

(カードゲームで)ポーカーの5枚続き,ストレート

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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