最終更新日:2025/10/28
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元となった辞書の項目

smith

名詞

かじ屋;金属細工人 / 製造(製作)人

このボタンはなに?

鍛冶屋が新しい剣を作っている。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: smith

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A person who works with metals, especially by heating and shaping items using a forge or other tools.

意味(日本語): 金属を加工する職人のこと。特に鍛冶屋、金物職人などを指します。「金属を熱して鍛えたり叩いたりして形を作る人」を表す言葉です。日常会話や文献などでは “blacksmith” の略のような印象で使われる場合もありますが、金属を扱う職人全般を指すフォーマルな単語です。

活用形


  • 単数形: smith

  • 複数形: smiths

他の品詞例


  • 派生した動詞形としては一般的に “to smith” という使い方はあまり見られませんが、「鍛冶屋をする」や「金属を加工する」のような意味で稀に使われることがあります。

  • 形容詞形や副詞形は存在しません。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 技術的な職業名や専門用語として使われることが多いため、少し上のレベルの学習者向けと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: smith

    古英語 smyþ (鍛冶屋) に由来すると言われ、古くから「叩く」「打つ」意味を持つ要素があったと考えられています。

関連単語・派生語


  1. blacksmith: 鍛冶屋、特に鉄を主に扱う職人

  2. goldsmith: 金細工職人

  3. silversmith: 銀細工職人

  4. locksmith: 錠前職人

  5. gunsmith: 銃器の製作・修理をする職人

上記のように、smith は “blacksmith” など、特定の金属や対象物を表す語と結びつきやすいです。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. master smith – (熟練の鍛冶職人)

  2. skilled smith – (腕のいい鍛冶職人)

  3. local smith – (地元の鍛冶屋)

  4. at the smith’s shop – (鍛冶屋の作業場にて)

  5. apprentice to a smith – (鍛冶屋の見習い)

  6. forge a blade – (刃物を鍛造する) ※smith の動作に関連した表現

  7. hammer and anvil – (ハンマーと金床) ※smith の仕事道具

  8. to smith a piece of metal – (金属を鍛造する)

  9. smith-craft – (鍛冶の技術)

  10. family of smiths – (鍛冶屋の家系)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の smyþ に由来し、古ノルド語やゲルマン系の言語においても似た形が存在します。基本的には「叩く」「打つ」という行為から派生し、“金属を打ち鍛える人” を指す意味になりました。

  • ニュアンス: 現代英語では単独 “smith” で使う場合は比較的文語的・フォーマルな表現として捉えられることが多いです。口語では “blacksmith” のように要素まで特定する方が自然に聞こえます。

  • 使用上の注意: 厳格な意味で “smith” は金属を扱う職人全般ですが、通俗的には「鍛冶屋」の意味で理解されることが多いです。文章や歴史的文脈でよく用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)

    “a smith” (単数) / “two smiths” (複数) のように数を表せます。

  • 使用シーン: 歴史やファンタジー、職業名を羅列する文脈などで見られます。通常は “blacksmith,” “goldsmith,” などの形で特定の金属や対象を加えて用いられるため、単独 “smith” は比較して頻度は低めです。

一般的な構文・イディオム


  • He works as a smith in the village.

    → 村で鍛冶屋として働いている。

  • A clan of smiths specialized in sword making.

    → 剣を作ることを専門とする鍛冶の一族。

特に有名ないわゆるイディオムはありませんが、歴史的・文学的な作品においては頻繁に “smith” という単語が登場します。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈などに分けて例文を示します。

日常会話 (カジュアル)


  1. “I heard there’s a new smith in town who makes beautiful knives.”

    → 町に新しい鍛冶屋が来て、きれいなナイフを作るらしいよ。

  2. “My grandfather was a skilled smith, and I still have some of his handmade tools.”

    → 祖父は腕のいい鍛冶屋で、今でも祖父が作った道具をいくつか持ってるよ。

  3. “I love visiting historical villages where smiths demonstrate their craft.”

    → 歴史的な村に行って、鍛冶職人の実演を見るのが好きなんだ。

ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “Our company has decided to collaborate with a local smith to produce custom metal fixtures.”

    → 我が社は地元の鍛冶屋と協力して、カスタムの金具を製造することに決めました。

  2. “We employ several smiths specializing in decorative ironwork.”

    → 当社には装飾的な鉄細工を専門とする鍛冶職人が数名います。

  3. “A renowned smith will be conducting workshops on precision metal shaping.”

    → 有名な鍛冶職人が、精密な金属加工のワークショップを行う予定です。

学術的な文脈(レポート・論文など)


  1. “The history of smiths in medieval Europe provides insights into the era’s economic development.”

    → 中世ヨーロッパの鍛冶職人の歴史は、その時代の経済発展を考察する手がかりを与えてくれます。

  2. “Archaeological evidence suggests that smiths played a crucial role in trade between local communities.”

    → 考古学的な証拠から、鍛冶職人は地域コミュニティ間の交易に重要な役割を果たしていたことが示唆されます。

  3. “The metallurgical practices of smiths were integral to advancements in weaponry.”

    → 鍛冶職人による冶金技術は武器の進歩に不可欠でした。


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. blacksmith (鍛冶屋)


    • 最も一般的に聞く「鍛冶屋」。鉄を中心に加工する職人を指します。

    • “smith” より具体的なイメージ。


  2. metalworker (金属加工職人)


    • より広い意味で金属全般を加工する人を指します。

    • 大規模工場などで働く技能者にも使われることがある。


  3. craftsman (職人)


    • 金属に限らず、手先の技術を生かす職人を広く指す。


反意語


  • 職能に関する直接の反意語は存在しません。強いて挙げるなら「金属を扱わない人」や「職人ではない人」として “layperson (素人)” や “amateur (アマチュア)” などが対照的といえます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /smɪθ/

    • イギリス英語: /smɪθ/


  • アクセント: 1音節しかないため「sm-」部分に自然に強勢が置かれます。

  • よくある発音間違い:


    • “smish” や “smithu” のように余計な母音を入れる場合があるので注意してください。

    • “th” の発音は歯と舌を使う無声歯摩擦音 [θ] で、しっかり息を出すイメージです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “smth” と書いてしまうケース (誤り)。

  • 同音異義語との混同: “smith” と同じ発音の単語は特にありませんが、 “Smith” は英語圏で非常に多い姓でもあります。人名の姓と職業としての “smith” を区別する必要があります。

  • 試験での出題傾向: “smith” 単独での出題はあまり多くありませんが、“blacksmith,” “goldsmith,” など職業名や歴史的用語として認識しておくとリーディングやボキャブラリー問題で役立つかもしれません。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “smith” は “smash” や “hammer” と関連づけると覚えやすいかもしれません。もともと “叩く行為” から派生した語なので、金属を叩き上げる「鍛冶職人=smith」というイメージを持つと連想しやすいでしょう。

  • ファンタジー作品や中世ヨーロッパの設定に頻出するため、物語やゲームなどで登場する「鍛冶屋」を思い浮かべると記憶に残りやすいです。


以上が名詞 “smith” の詳細な解説です。金属を扱う職人のイメージを連想しながら覚えると、歴史的・文学的な文脈での理解が深まるでしょう。

意味のイメージ
smith
意味(1)

かじ屋;金属細工人

意味(2)

製造(製作)人

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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