最終更新日:2025/10/25
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元となった辞書の項目

red

形容詞

赤い,赤色の / (顔・目などが)赤くなった;血に染った / 赤い服を着た;赤毛の / 《しばしばR-》《話》《軽べつして》共産主義の;過激な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: red

品詞: 形容詞 (※名詞として「赤色」という意味でも使われる場合があります)

英語での意味

“Red” means the color red, one of the primary colors.

日本語での意味

「赤色の」という意味です。たとえば「赤色の本」のように物の色が赤であることを指し示す、もっとも基本的な色彩を示す形容詞です。とてもシンプルで日常生活でよく使う単語です。


  • CEFRレベル目安: A1(超初心者レベル)

    → 色の名前の中でも最も頻出な単語なので、初心者段階で学ぶ内容です。

活用形

形容詞なので、基本的には活用形は変化しません。


  • 原級: red

  • 比較級: redder (「より赤い」、ただし実際には日常生活であまり使われることは少ない)

  • 最上級: reddest (「最も赤い」)

他の品詞になったときの例


  • 名詞: “red” 例: “The color red suits you.”(名詞として「赤色」という意味)

  • 動詞としては一般的に使われませんが、口語的・例外的に “to red up (something)” という地域方言的表現があります(「~を整頓する」の意味, 主に米国中西部・スコットランド地域など)。しかし一般的ではありません。


2. 語構成と詳細な意味

英単語 “red” は短い単語で、はっきりとした接頭語・接尾語・語幹に分けにくい単語です。


  • 語幹: red

派生語や類縁語


  • reddish (形容詞)「赤みがかった」

  • redness (名詞)「赤さ」

  • red-hot (形容詞)「赤熱した(とても熱い)、真っ赤に焼けた、人気絶頂の」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. red wine(赤ワイン)

  2. red blood cells(赤血球)

  3. red carpet(レッドカーペット、公式行事などで敷かれる絨毯)

  4. red light(赤信号)

  5. red flag(危険信号・警告)

  6. red rose(赤いバラ)

  7. red pepper(赤唐辛子 / パプリカ)

  8. red tape(官僚的な手続きの煩雑さを表す比喩)

  9. see red(激怒する)

  10. paint the town red(外に繰り出して大いに楽しむ)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語 “rēad” に由来し、さらにインド・ヨーロッパ祖語の “*reudh-” がルーツとされています。

  • 歴史的使用: 「血を連想させる色」として、古来より多くの文化・言語で赤は特別な意味を持ちます(情熱、危険、注意、活力など)。

  • ニュアンスや感情的響き: 赤は情熱、愛、怒り、危険などの強い感情や警告を象徴する色でもあります。

カジュアルからフォーマルまで幅広く使われますが、比喩的に使うときは強いフィーリングを含むことが多いです。たとえば “see red” は「激怒する」という表現で、強い感情を伴います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての用法: 可算・不可算の違いは関係なく、物や概念に対して「赤色である」ことを修飾します。

  • 名詞的用法: “The red in this painting is very vibrant.” のように、「赤色」という概念を名詞としてとらえる場合があります。

  • イディオム:


    • see red:「激怒する」

    • paint the town red:「街に繰り出して盛り上がる、遊び尽くす」

    • red tape:「官僚主義の煩雑さ」


フォーマル・カジュアル両方で使えますが、色を表現するときは日常会話で最も頻出します。


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I bought a red dress for the party.”

    (パーティー用に赤いドレスを買ったよ。)

  2. “His face turned red when he saw her.”

    (彼女を見た時、彼の顔は赤くなった。)

  3. “He always carries a red umbrella on rainy days.”

    (雨の日にはいつも赤い傘を持ち歩くの。)

ビジネスシーン


  1. “We need to place a red warning label on the package.”

    (警告ラベルを赤で貼る必要があります。)

  2. “The company is in the red this quarter.”

    (その会社は今期赤字です。)

  3. “Our brand logo features a bold red accent.”

    (当社のブランドロゴは大胆な赤色のアクセントが特徴です。)

学術的・フォーマル文脈


  1. “Red is commonly associated with caution and signals, such as traffic lights.”

    (赤は交通信号など、注意喚起のサインとして広く関連づけられている。)

  2. “The symbolism of red varies across different cultures and historical periods.”

    (赤の象徴的意味は文化や時代によって異なる。)

  3. “The pigment used to create the red hue in this painting was derived from natural minerals.”

    (この絵の赤い色合いを作るための色素は、天然の鉱物から抽出されたものだった。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • scarlet(スカーレット):やや鮮やかで明るい赤

  • crimson(クリムゾン):やや深みのある赤

  • maroon(マルーン):赤紫がかった暗めの赤

→ いずれも「赤」のバリエーションを指しますが、色のトーンや明度が異なり、微妙に含意が変わります。

反意語


  • green(緑):視覚的には赤の補色にあたる色

  • blue(青):赤から最も離れた冷色系

▼反意語と言うよりは、赤とは正反対の色合いとしてよく意識されます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /rɛd/

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: どちらも /rɛd/ でほとんど違いはありません。

  • 強勢(アクセント): 単音節なので特にアクセントの移動はありません。

  • よくある発音の間違い: /r/ と /l/ の区別、母音 /ɛ/ の発音を /eɪ/ (レイドのように) にしないことに注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「reed」や「read」と混同してしまうことがあるので注意。


    • “reed” → 「アシ、葦(植物)」

    • “read” → 「読む」(動詞)


  • 同音異義語として、動詞 “read” (過去形・過去分詞形で /red/ と発音される) とまったく同じ発音になる場合もあります。


    • 例: “I read (/red/) the book yesterday.”(昨日、その本を読んだ。)


TOEICや英検などでは、色の名前として非常に基本的な単語なので、混同ミス・スペルミスに注意する程度です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 連想法: “red” は火や血と結びつけるイメージで覚えると定着しやすい。

  • スペリングのポイント: 短いので簡単ですが、同音異形語と間違えないように意識しましょう。

  • 勉強テクニック: 単語カードの表に赤色のマークをつけて “red” と関連付けたり、よく使われるフレーズ(“red light”, “red flag”など)と一緒に覚えると沈み込みやすいです。

「red」は色の中でも最初に習うような基本的な単語ですし、文化的にも様々な意味を含む重要な色です。日常的にも頻出するので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
red
意味(1)

赤い,赤色の

意味(2)

(顔・目などが)赤くなった;血に染った

意味(3)

赤い服を着た;赤毛の

意味(4)

《しばしばR-》《話》《軽べつして》共産主義の;過激な

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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