最終更新日:2025/10/28
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元となった辞書の項目

lesson

名詞

《しばしば複数形で》授業,けいこ / (教科書などの)課 / 《複数形で》(授業に伴う)勉強 / 教訓,教え,戒め / (礼拝の時に読む)聖書の一節

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: lesson

品詞: 名詞 (Noun)

CEFRレベルの目安: A2(初級)

意味(英語/日本語)


  • 英語: Something you learn or study; a period of teaching, or the content of what you learn.

  • 日本語: 学習内容や授業、あるいは学ぶべき教訓のことです。「授業」や「レッスン」という意味で使われたり、「教訓」というニュアンスとして使われることもあります。

たとえば、ピアノや英語などの「レッスン」を受けるときに使います。また、「これでいい教訓になった(I’ve learned my lesson)」のように「教訓」の意味としても使われる便利な単語です。

活用形


  • 単数形: lesson

  • 複数形: lessons

他の品詞になったときの例


  • 「lesson」という単語はほとんどの場合名詞として使われますが、派生が直接的に変化して動詞になる一般的な用法はありません。ただし、イディオム「teach someone a lesson」(~に思い知らせる)のように、動詞「teach」と組み合わせて使われる表現はよく見られます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 英語の「lesson」はラテン語の「lectio(読むこと、講義)」に由来し、フランス語を経て英語に入ってきました。接頭語や接尾語がついているわけではなく、単語全体が語幹として機能しています。

派生語や類縁語


  • lecture(講義):同じラテン語「lectio」から派生しています。

  • lectionary(聖書日課集):教会で読まれるテキストを集めた書物のこと。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. take a lesson(レッスンを受ける)

  2. give a lesson(レッスンをする/レッスンを行う)

  3. learn a lesson(教訓を学ぶ/学びを得る)

  4. teach someone a lesson(~に思い知らせる/懲らしめる)

  5. private lesson(個人レッスン)

  6. piano lesson(ピアノのレッスン)

  7. lesson plan(授業計画)

  8. life lesson(人生の教訓)

  9. first lesson(最初の授業/第一課)

  10. homework assignment for the lesson(レッスンの宿題)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「lectio」(読むこと) → 古フランス語の「leçon」 → 中英語の「lessoun」 → 現在の「lesson」。

  • 元々は「読むこと」「読まれる部分」を指しており、聖書の朗読の部分などを意味していました。

ニュアンス


  • 「授業」や「課」という直接的・具体的な意味だけでなく、「教訓」「学び」という抽象的なニュアンスも含みます。

  • 「I’ve learned my lesson.(これで教訓を得た)」のように、反省や経験から学びを得たことを示すときによく使われます。

  • 「teach someone a lesson」は少し攻撃的な響きがあり、「懲らしめる」「思い知らせる」のようなやや強い意味になります。

  • フォーマルな文章でも、カジュアルな会話でも幅広く用いられる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 具体的な単少/複数形があり、ひとつひとつのレッスンや教訓を数えることができます。

  • 「レッスンを受ける」「レッスンを行う」などの文脈で使われます。

一般的な構文・イディオム


  1. learn one’s lesson


    • 例: I learned my lesson not to leave the door unlocked.

    • 「自分の教訓を得た/学んだ」という意味。


  2. teach someone a lesson


    • 例: That prank taught us a lesson about being more careful.

    • 「誰かに思い知らせる/懲らしめる」というイディオム的表現。


  3. have a lesson


    • 例: I have a driving lesson today.

    • 「レッスンがある/受ける」。



5. 実例と例文

日常会話の例文(3つ)


  1. “I have an English lesson every Monday.”


    • 毎週月曜日に英語のレッスンがあります。


  2. “Did you learn your lesson after you forgot your wallet?”


    • 財布を忘れた後で、教訓を得た?


  3. “I’ll give you a quick lesson on how to use this app.”


    • このアプリの使い方をちょっと教えてあげるね。


ビジネスシーンの例文(3つ)


  1. “Our manager will give us a short lesson on the new software.”


    • マネージャーが新しいソフトウェアについて短い研修(レッスン)をしてくれます。


  2. “I believe we learned a valuable lesson from this project’s failure.”


    • このプロジェクトの失敗から、私たちは大切な教訓を得たと思います。


  3. “Let’s schedule a lesson on data analysis skills.”


    • データ分析スキルの研修の予定を組みましょう。


学術的な文脈の例文(3つ)


  1. “In the next lesson, we will discuss the historical context of the novel.”


    • 次の授業では、その小説の歴史的背景について議論します。


  2. “Each lesson in this textbook builds upon the previous one.”


    • この教科書の各課は、前の課を基礎にさらに知識を積み上げます。


  3. “The lesson on quantum mechanics is crucial for understanding modern physics.”


    • 現代物理学を理解するには、量子力学の講義(レッスン)が非常に重要です。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. class(クラス)


    • 「授業」「学級」。lessonよりも「集団で行う授業」というニュアンスが強い。


  2. session(セッション)


    • 集まり・訓練・講習などの一定の時間枠を示す。lessonより幅広い場面で使える。


  3. tutorial(チュートリアル)


    • 大学などで行われる個別指導や、オンライン講座の分かりやすい指導形式に使われる。


  4. lecture(講義)


    • どちらかと言えば大学や専門性の高い場面での「講義」を指す。


反意語


  • はっきりした反意語はありませんが、「lessonを得ていない=学びがない」という意味では、ignorance(無知)やmistake(誤り)のままである状態が対立概念となる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈlɛs.ən/ (アメリカ英語 / イギリス英語ほぼ同じ)

  • アクセント(強勢): 第1音節 “LES” に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語では語尾の /ən/ がやや短く聞こえることがあります。

  • 間違えやすい発音として「レッソン」と促音(っ)を強く入れてしまう場合がありますが、実際は「レスン」のように軽く発音されます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: lasson、lessen などと綴りを間違えやすいです。

  • 「lessen」は「減らす」という全く別の動詞なので、混同しないように注意。

  • 「teach someone a lesson」の直訳の仕方に気をつける必要があります。「レッスンを教える」ではなく、「思い知らせる・懲らしめる」という慣用表現です。

  • TOEICや英検などの試験でも「lesson learned(学んだ教訓)」や「life lesson(人生における教訓)」といった表現として登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「lesson」は「less(より少ない)」と同じスペルが途中に入っているため、「less + on(オン)」と考えると綴りを覚えやすいかもしれません。

  • 「レッスン=学ぶチャンス」というポジティブなイメージをもつと記憶に残りやすいです。

  • “I’ve learned my lesson.” という表現をしっかり身につけておくと、英語圏でのちょっとした失敗談や反省を話す際に自然に使えます。


以上が名詞「lesson」の詳細解説です。授業の場面や学びの文脈だけでなく、人生の教訓を語るときにも使われる、大変便利な単語です。ぜひ様々なフレーズで使いこなしてみてください。

意味のイメージ
lesson
意味(1)

《しばしば複数形で》授業,けいこ

意味(2)

(教科書などの)

意味(3)

《複数形で》(授業に伴う)勉強

意味(4)

教訓,教え,戒め

意味(5)

(礼拝の時に読む)聖書の一節

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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