最終更新日:2025/10/25
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元となった辞書の項目

key

形容詞

重要な, 主要な, 鍵となる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: key

品詞: 形容詞 (adjective)

英語での意味: very important, essential, or crucial

日本語での意味: 「とても重要な」「不可欠な」「主要な」など


「key」は「とても大事なポイント」「成功のカギになるような重要な要素」といったニュアンスで使われます。ビジネスや日常会話でも頻繁に登場する、覚えておくと便利な形容詞です。


活用形: 形容詞のため、基本的に比較変化 (keyer, keyest) はほぼ見られません。

ただし、それが形容詞として使用された「key to success」のような表現には前置詞 “to” と組み合わせて使われることが多いです。

他の品詞での例:


  • 名詞 “key” (鍵・キー)

  • 動詞 “to key (something)” (鍵をかける、入力するなどの意味で使われる場合もある)

CEFR レベル: B2 (中上級)


  • 「key」は多くの文脈で使われる形容詞ですが、「重要」という意味では類義語が多数あり、上級レベルになると使い分けがより求められるためB2程度の目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「key」はもともと一音節の短い単語で、接頭語や接尾語は持ちません。

形容詞「key」は「something that unlocks an important aspect」などの発想から派生して使われるようになったと考えられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ 10選


  1. key point → 重要なポイント

  2. key factor → 重要な要因

  3. key player → 重要な人物/選手

  4. key role → 重要な役割

  5. key issue → 主要な問題/重要な論点

  6. key component → 重要部品/要素

  7. key decision → 重要な決断

  8. key element → 主要な要素

  9. key feature → 主要な特徴

  10. key reason → 重要な理由


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「key (名詞)」は古英語の “cæg” に由来するとされます。開錠に使う「鍵」が重要な役割を果たすことから、「重要な」「不可欠な」という意味が派生しました。

ニュアンス


  • ビジネス文書・報告書など、フォーマルな場面でも使いやすい単語です。

  • 日常会話でも「これはキーだね!」のようにカジュアルに使われることがあります。

  • 「最も大切な点を指し示す」ニュアンスが強いため、他の「important」「crucial」以上に「成功に直結している」印象を与えることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 “key” は可算・不可算といった名詞の区別はありませんが、使うときは名詞の前に置くことがほとんどです。


    • 例: key idea, key detail


  • 名詞の “key” は「鍵」という意味で可算名詞 (a key, two keys) となりますが、形容詞としてはその区別は気にしません。

  • フォーマルな文書やプレゼン資料などでは「key factor」という表現が頻繁に使われます。

  • 「to be key to …」のように補語として使われることもあります。


    • 例: Adequate funding is key to the success of the project.



5. 実例と例文

(1) 日常会話で使われる例文


  1. “Good communication is key in any relationship.”


    • (どんな人間関係でもコミュニケーションが大事だよ。)


  2. “A balanced diet is key to staying healthy.”


    • (バランスの取れた食事は健康維持にとってすごく大事。)


  3. “Confidence is key when giving a presentation.”


    • (プレゼンをする時は自信を持つことがとても重要だよ。)


(2) ビジネスシーンで使われる例文


  1. “Identifying the key market trends will help us stay competitive.”


    • (主要な市場動向を見極めることが、競争力を維持する上で重要です。)


  2. “Cost control is a key factor in increasing profitability.”


    • (コスト管理は収益性を高めるための重要な要因です。)


  3. “The key objective for this quarter is to improve customer satisfaction.”


    • (今期の最重要目標は、顧客満足度を向上させることです。)


(3) 学術的な文脈で使われる例文


  1. “A key concept in this theory is the principle of relativity.”


    • (この理論における主要な概念は相対性原理です。)


  2. “Identifying key factors in environmental change is crucial for accurate forecasting.”


    • (環境変化に影響する重要要因を特定することが、正確な予測には不可欠です。)


  3. “The key challenge in linguistic studies is to account for language variation.”


    • (言語学研究における主要な課題は言語変異を説明することです。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. important(重要な)


    • 一般的に「重要」と言いたいときに広く使える。


  2. crucial(非常に重要な、決定的な)


    • 「結果を左右するような極めて重要な」ニュアンス。


  3. vital(不可欠な、極めて重要な)


    • 「生命線」となるような、生命・存続に関わるような印象。


  4. essential(不可欠な、本質的に重要な)


    • 「欠かせない」「本質的な」イメージ。


反意語 (Antonyms)


  1. unimportant(重要でない)


    • 一般的に使われる否定形。


  2. minor(小さな、重要でない)


    • 重要度が低いことや副次的なものを指す。


  3. trivial(ささいな)


    • 取るに足りないイメージ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /kiː/

  • アメリカ英語 (AE)・イギリス英語 (BE) ともに、一音節で大きな違いはありません。

  • 強勢(アクセント)はひとつしかないので、単語全体をはっきり発音します。

  • よくある間違いとして “kei” や “keye” のように誤読されることがありますが、音はシンプルに「キー」です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 名詞 “key” と綴りは同じですが、形容詞でもしっかり「重要な」という意味があることに注意しましょう。

  • 同音異義語 “quay” (埠頭) [発音は /kiː/ ] とは全く意味が異なるので混同しないように。

  • ビジネスやアカデミックなシーンでも日常会話でも使いやすい反面、多用しすぎると単調になるので、synonyms(important, crucial, vital など)と合わせて使い分けるとよいでしょう。

  • TOEIC・英検などのリーディング問題で “key point” や “key factor” が文中に出てきて「重要事項」を示すことがよくあります。固まりで理解すると問題を解きやすくなります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「鍵 (key)」が扉を開けるように、“key (形容詞)” は「成功への扉を開く重要なもの」を連想すると覚えやすいです。

  • スペルミスしづらい短い単語ですが、発音はしっかり /kiː/ と覚えましょう。

  • おすすめ学習法: 同じような意味の単語(important, crucial, vital, essential など)を書き比べて、微妙なニュアンスの違いをまとめると定着しやすいです。


以上が、形容詞「key」の詳細な解説です。ぜひ例文やコロケーションも合わせて実践で使ってみてください。

意味のイメージ
key

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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