最終更新日:2025/11/30
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元となった辞書の項目

substitute

名詞

〈C〉《...の》代わりをするもの, 代用品《for ...》

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解説

以下では、名詞 “substitute” をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: substitute (名詞)

  • 日本語: 「代用品」「代理」「代わりの人/物」

「substitute」は、何かの代わりとして一時的、または永続的に使われる物や人を指します。たとえばサッカーなどのスポーツで、選手が交代するときの「控え選手」、料理の材料で本来のものが使えないときの「代わりの材料」などを表します。

「何かに対してこれを使う」というニュアンスがあり、置き換えの際の代わりの存在を意味する単語です。

品詞


  • 名詞: a substitute (可算名詞)

活用形


  • 単数形: substitute

  • 複数形: substitutes

※「substitute」は動詞としても使われます (to substitute A for B: AをBの代わりに使う 等)。

難易度(CEFRレベルの目安)


  • B2(中上級): 「substitute」という語はアカデミックやビジネスの場面でもよく用いられ、比較的高度な語彙として扱われることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • sub-(下に/代わりに) + stitute(立つ、置く)

    ラテン語系の “substituere” (=to put in place of another) が由来です。

関連する派生語・類縁語


  • substitute (動詞): 「代わりに用いる」「置き換える」

  • substitution (名詞): 「代用」「置き換え」

  • substitutable (形容詞): 「代用可能な」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. a suitable substitute(適切な代用品)

  2. be used as a substitute(代用品として使われる)

  3. a substitute teacher(代理の教師)

  4. a flavor substitute(風味の代用品)

  5. a meat substitute(肉の代用品)

  6. a sugar substitute(砂糖の代用品)

  7. find a substitute(代わりのもの/人を見つける)

  8. act as a substitute(代わりを務める)

  9. fresh herbs as a substitute for dried ones(乾燥ハーブの代わりに生のハーブ)

  10. sub in as a substitute(スポーツで交代要員として入る)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “substituere” (sub-「下に/代わりに」+ statuere「立てる、配置する」) が変化した言葉です。

ニュアンス


  • 「本来のものと似た機能を果たすもの」を指すため、乗り換えや置き換えといった状況で使われます。

  • ややフォーマルな響きもあるため、日常会話だけでなく、ビジネス文章や学術的文脈での代替案としても登場します。

使用時の注意点


  • 口語でも使えますが、よりカジュアルには“replacement”などと言う場合もあります。

  • スポーツの場面(交代選手)や料理の材料置き換え、職場での人員補充など多方面で見られる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては可算名詞として扱われ、「a substitute」「the substitute」などの形をとります。

  • 動詞は「to substitute」という形で、「to substitute A for B (Bの代わりにAを使う)」という構文がよく使われます。名詞と動詞のどちらで使われているかに注意が必要です。

イディオム・一般的な構文


  • “to be a substitute for someone/something”

    例: He’s a substitute for our regular teacher today. (今日、彼はいつもの先生の代わりだ。)

フォーマル/カジュアル


  • フォーマルな文書: “We will provide a suitable substitute in her absence.”

  • カジュアルな会話: “We need a sub (substitute) for Tom.”


5. 実例と例文

日常会話


  1. “We’re out of milk, so we need a substitute for our coffee.”

    (牛乳が切れちゃったから、コーヒーのために代用が必要だね。)

  2. “I can’t eat eggs. Do you have a good substitute for them in this recipe?”

    (卵は食べられないんだ。このレシピでいい代わりになるもの、なにかある?)

  3. “She’s our best substitute if the main actress gets sick.”

    (もし主演女優さんが病気になったときには、彼女が一番いい代役だよ。)

ビジネス


  1. “If Mr. Smith can’t attend the meeting, we must find a suitable substitute.”

    (スミス氏が会議に出席できない場合、適切な代役を探さなければなりません。)

  2. “We introduced a cheaper substitute to reduce production costs.”

    (生産コストを下げるために、より安価な代用品を導入しました。)

  3. “Can we rely on a substitute while the manager is away?”

    (マネージャーが留守の間、代わりの人材を頼りにできますか?)

学術的な文脈


  1. “In the absence of this reagent, a substitute can be employed to carry out the reaction.”

    (この試薬がない場合、反応を行うために別の代用品を使うことができます。)

  2. “No acceptable substitute for direct observation has been identified yet.”

    (直接観察に代わる受け入れ可能な代用品は、まだ確認されていません。)

  3. “Economists often discuss potential substitutes for fossil fuels.”

    (経済学者たちは化石燃料の代替物についてしばしば議論します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. replacement(置き換え、交換)


    • 状況: 人や物を取り替える一般的な表現。

    • 例: “He found a replacement for his broken phone.”


  2. alternative(代案、選択肢)


    • 状況: 複数の選択肢があるときの「もうひとつの選択肢」。

    • 例: “We need an alternative to solve this issue.”


  3. backup(予備)


    • 状況: 何かが使えなくなった場合の「予備」のイメージ。

    • 例: “Always have a backup plan.”


反意語


  • original(本来のもの)、primary(主要なもの)など(「代用品」の反意として)

substituteは「元のものに代わるもの」ですので、元のもの自体である“original”が反意的な概念になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈsʌb.stɪ.tuːt/(アメリカ英語、子音 /t/ を強めに発音する傾向)

  • イギリス英語でも基本的に同じ (/ˈsʌb.stɪ.tjuːt/ と /t͡ʃuːt/ っぽく発音される場合も)。

  • アクセント: 最初の “sub-” の部分に強勢が置かれます (SUB-sti-tute)。

  • よくある間違い: “subsitute” などのスペルミスが起こりがちなので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “substittue” や “subsitute” と誤記する場合がよくあります。


  2. 動詞との混同


    • 名詞として使う場合と動詞として使う場合 (“to substitute A for B”) で構文が異なるので注意が必要です。


  3. 同音異義語との混同


    • 似たような単語として “substitution” があり、名詞の形が違うだけなのでしっかり区別しましょう。


  4. 試験での出題傾向


    • TOEICや英検などで、穴埋め問題や文脈上の適切な語彙選択として登場しやすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「SUB + (s)TITUTE」、つまり“下になる(補佐的/補完する)+置く”というイメージで覚えると、代用品や代理人という意味がわかりやすいです。

  • スポーツの交代要員(“sub”)を思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。

  • スペルは「sub」+「sti」+「tute」。2回繰り返す「t」の位置に注意して覚えるとミスが減ります。


上記のポイントを押さえて「substitute」を使いこなし、代用品や代役をスムーズに表現できるようになりましょう。

意味のイメージ
substitute
意味(1)

(…の)代りをする人(物),補欠(選手など),代用品《+for+名》

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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