最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

network

名詞

〈U〉〈C〉網,網細工 / 〈C〉網状のもの / 〈C〉(ラジオ・テレビの)放送網

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NETはアメリカの公共テレビネットワークです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: network

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

活用形:


  • 単数形: network

  • 複数形: networks

英語の意味: A system of connected things or people, designed to share information, resources, or to work together.

日本語の意味: 互いに接続・連結している組織や仕組み、または人々のつながりを指す。情報や資源をやり取りしたり、協力したりする目的で存在する。

「network」は、インターネットやコンピューターの世界だけでなく、人間関係や組織を表すときにも使われます。「相互に結びついている」というニュアンスが強い単語です。

他の品詞形:


  • 動詞: to network (人脈を築く、人と交流する、システムをネットワーク化する)


    • 例: “I often network at conferences.”(会議で人脈を築く)


  • 形容詞: networked (ネットワーク化されている)


    • 例: “We live in a networked society.”(私たちはネットワーク化された社会に生きている)


CEFRレベルの目安: B1(中級)

・基本的な情報技術用語・組織論などで頻繁に出てくるため、日常会話やビジネス英語でもよく使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 「net」:もともと「網」を表す要素

    • 「work」:仕事・作業・機能するといった意味

    • これらが複合して「網のように繋がって機能するもの」という意味合いを作っています。


  • 派生語・類縁語


    • networking (動名詞・現在分詞): ネットワーク作り(特にビジネスや人脈づくりの文脈で)

    • networked (形容詞): ネットワーク化された


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


    1. computer network(コンピューターネットワーク)

    2. social network(ソーシャルネットワーク)

    3. network of contacts(人脈のネットワーク)

    4. broadcast network(放送ネットワーク)

    5. wireless network(無線ネットワーク)

    6. local area network (LAN)(ローカルエリアネットワーク)

    7. wide area network (WAN)(広域エリアネットワーク)

    8. peer-to-peer network(ピア・ツー・ピアネットワーク)

    9. build a network(ネットワーク/人脈を築く)

    10. network security(ネットワークセキュリティ)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「net(網)」+「work(作業・働く)」から成る複合語で、元々は物理的な網状構造を指す言葉として使われていましたが、そこから「複数の点が繋がっている構造全般」を表すようになりました。


  • ニュアンス:

    「繋がり」「連結」「体系化」といった、互いに助け合ったり、情報を共有するイメージがあります。技術系の分野のみならず、人的・社会的つながりについても使われます。


  • 使用時の注意点:


    • 文章、口語ともにビジネス・テクノロジー領域で頻繁に使います。

    • フォーマル・カジュアルどちらの場面でも登場しますが、きわめて専門的というよりは日常的に使われる頻度が高い語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算): 「a network」「networks」の形で使う。


    • 例: “They have built a strong network of support.”(彼らは強固なサポートネットワークを築いた)


  • 一般的な構文・イディオム


    • “join a network”(ネットワークに参加する)

    • “expand one’s network”(人脈やネットワークを拡大する)

    • “network of roads”(道路網)


  • フォーマル / カジュアル:


    • ビジネスメールやレポートでも使用される(フォーマル)。

    • 口語でも「network」のまま日常的に使用(カジュアル)。



5. 実例と例文

(1) 日常会話の例文


  1. “I rely on my friends’ network to find new opportunities.”


    • (新しい機会を見つけるのに、友だちのネットワークを頼りにしているんだ。)


  2. “Do you have access to the Wi-Fi network here?”


    • (ここでWi-Fiネットワークにアクセスできる?)


  3. “I’ve joined a local gardening network to learn new tips.”


    • (新しいコツを学ぶために、地域のガーデニングネットワークに参加したよ。)


(2) ビジネスシーンの例文


  1. “Our company’s global network helps us reach more clients.”


    • (当社のグローバルネットワークは、より多くの顧客にリーチするのに役立ちます。)


  2. “We need to strengthen our supply chain network.”


    • (サプライチェーンのネットワークを強化する必要があります。)


  3. “I attended a conference to expand my professional network.”


    • (プロフェッショナルなネットワークを広げるためにカンファレンスに参加しました。)


(3) 学術的な例文


  1. “Neuroscientists study the complex network of neurons in the brain.”


    • (神経科学者は脳内の複雑なニューロンのネットワークを研究している。)


  2. “The paper discusses the social network within isolated communities.”


    • (その論文は、孤立集団におけるソーシャルネットワークについて論じている。)


  3. “These findings highlight the importance of collaborative networks in scientific research.”


    • (これらの発見は科学研究における協力関係のネットワークの重要性を強調している。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. system(システム)


      • 一般的に要素が組み合わさった仕組みを指す。やや広義。


    2. grid(グリッド)


      • 縦横に交差する線や電力網など、物理的な網状構造によく使われる。


    3. web(ウェブ)


      • 蜘蛛の巣から転じて、インターネットや複雑に絡み合った構造を表す。


    4. framework(フレームワーク)


      • 機能的な骨組み、枠組みを指す。やや抽象的。



  • 反意語 (Antonyms)


    • isolation(孤立)

    • ネットワークが「繋がり」を意味するのに対して、isolation は「孤立」や「接続がない」状態を表す。


  • ニュアンスの違い:


    • 「network」は物理的・人間的つながりのどちらにも使いやすい。

    • 「web」はややインターネット・蜘蛛の巣などのイメージが強い。

    • 「system」は個々の要素が体系化されているという点に重きがある。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˈnɛt.wɝːk/

    • イギリス英語: /ˈnɛt.wɜːk/


  • アクセント:


    • 「net」の部分に強勢があり、後半「work」はやや短く発音されやすい。

    • /t/ + /w/ の連結で「ネットワーク」ではなく「ネトワーク」のように聞こえることも。


  • よくある発音ミス:


    • “net-walk” と濁って聞こえてしまう、または “net-work” の t を強く出しすぎる。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “network” を “netword” や “netwrok” と誤りやすい。

    • スペルは「net + work」を組み合わせたものと認識すると覚えやすい。


  • 同音異義語との混同:


    • 特に “net worth”(純資産)と聞き間違うケースに注意。(発音は似ているが意味が全く異なる)


  • 試験対策:


    • TOEICや英検のビジネスパートやIT関連のセクションで頻出。文脈から「ネットワーク(人脈/運営組織/IT)」を適切に把握する力が試される。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「網 (net)」 + 「仕事・機能 (work)」 → 「網状に働くもの」というイメージで捉えると覚えやすい。

  • 「ネットワーキングイベント」など、実際によく耳にする形でイメージを固めると定着しやすい。

  • 慣れるまでは「net と work を組み合わせたスペル」と意識して書き取るとミスが減る。


以上が名詞 “network” の詳細解説です。

人や情報、システムをつなぐ大切な概念なので、ビジネスや日常会話でも積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
network
意味(1)

〈U〉〈C〉網,網細工

意味(2)

〈C〉網状のもの

意味(3)

〈C〉(ラジオ・テレビの)放送網

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