最終更新日:2025/12/05
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

database

名詞

〈C〉データベース

このボタンはなに?

最新の情報でデータベースを更新する必要があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: database

品詞: 名詞 (noun)

活用形:


  • 単数形: database

  • 複数形: databases

意味(英語): A structured collection of data or information, usually stored electronically and accessible in various ways.

意味(日本語): コンピュータで扱われるデータの集合体・保管庫。電子的に保存され、さまざまな方法でアクセスできるものです。

「database」は、コンピュータ上で情報を効率的に検索・管理するためのシステムや概念として使われる単語です。技術的なニュアンスを含み、ITに関連した文脈で頻出します。

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • 日常会話にはそれほど登場しませんが、IT・ビジネスシーンでよく使われる専門単語です。

他の品詞形:


  • 動詞化はされませんが、形容詞としては database-related(データベース関連の)などで派生的に形容詞句を作ることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • data: 情報・データ

  • base: 基盤・基礎

これらが合わさって「情報を蓄積する基盤」という意味となったと考えられます。

関連語や派生語


  • database management system (DBMS): データベース管理システム

  • data bank: (比較的古い表現で) データバンク

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. relational database(リレーショナル・データベース)

  2. database management system (DBMS)(データベース管理システム)

  3. database server(データベースサーバー)

  4. database administrator(データベース管理者)

  5. query the database(データベースをクエリする・検索する)

  6. update the database(データベースを更新する)

  7. database schema(データベーススキーマ)

  8. large-scale database(大規模データベース)

  9. database migration(データベース移行)

  10. backup the database(データベースをバックアップする)


3. 語源とニュアンス

「database」は、1960年代ころに「data(データ)」と「base(基盤)」が結びつき、コンピュータ関連の用語として使われるようになりました。歴史的には、電子計算機の台頭とともにコンピュータサイエンスの分野で自然に生まれた造語です。

ニュアンス・使用上の注意


  • コンピュータ技術やITに関連する文脈で用いられる専門用語。

  • 一般会話の中で使うとややフォーマル・テクニカルな印象を与えます。

  • 口語よりもビジネス文書や技術文書、学術的なテキストで多用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (a database / two databases) として使います。

  • 「データベース」という概念全般について言う場合は、可算名詞の複数形「databases」を使うことが多いです。

  • 技術文書やプレゼン商品の紹介などでは、しばしば「the database」と特定のシステムを指す場合があります。

イディオムの例 / 一般的な構文


  • “to store data in a database” (データをデータベースに保存する)

  • “to access a database” (データベースにアクセスする)

  • “to maintain a database” (データベースを管理する)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I heard you’re learning about databases at school. Is it interesting?”

    (学校でデータベースについて学んでるんだって?面白い?)

  2. “My brother set up a small database to keep track of his music collection.”

    (兄は音楽コレクションを管理するために小さなデータベースを作ったよ。)

  3. “I’m studying how databases work so I can manage my personal website better.”

    (個人のウェブサイトをうまく管理するために、データベースの仕組みを勉強しているの。)

ビジネスでの例文


  1. “We need to upgrade our database to handle the increased customer information.”

    (増え続ける顧客情報に対応するため、データベースをアップグレードする必要があります。)

  2. “Our database administrator is responsible for regular backups and performance tuning.”

    (当社のデータベース管理者は、定期的なバックアップとパフォーマンス調整を担当しています。)

  3. “Let’s integrate the new payment system with our existing customer database.”

    (既存の顧客データベースと新しい決済システムを連携させましょう。)

学術的な文脈での例文


  1. “This study relies on a comprehensive database of environmental data collected over ten years.”

    (本研究は、10年間にわたって収集された環境データの包括的なデータベースに基づいています。)

  2. “The research team developed a specialized database for genomic information analysis.”

    (研究チームは、ゲノム情報の解析専用のデータベースを開発しました。)

  3. “Accessing the historical database requires special permission from the institution.”

    (歴史的データベースにアクセスするには、研究機関の特別な許可が必要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  • data bank(データバンク):やや古い表現で、基本的な意味はdatabaseとほぼ同じ。

  • repository(リポジトリ):情報やソースコードの保管庫を指す場合が多い。

  • archive(アーカイブ):特に古いデータや記録を集めた保管庫を指す。

  • information store(情報ストア):技術的にはあまり一般的な言い方ではないが、同様の意味を持つ。

微妙な違いとしては、database は厳密な管理・検索機能をもつシステム上のコンテナを指すことが多い一方、repositoryarchive は必ずしも体系的な検索機能を前提としない場合もあります。

反意語


  • 特に明確な反意語はありませんが、あえて言えば “manual record”や“paper-based record”(紙ベースの記録)などが対比として挙げられます。デジタルでなく手動・紙に記録されるものとの対比で使用されることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈdeɪtəˌbeɪs/

  • イギリス英語: /ˈdeɪtəˌbeɪs/ (大きな差はありません)

アクセント (stress):


  • 第1音節「DÁ-ta」と第3音節「bás」の両方に強調がかかる二重強勢に近い感じですが、特に”dáta”に強いイントネーションがきます。

よくある発音の間違い:


  • “data” の部分を「ダタ」と発音してしまう(日本語風に)。英語では「デイタ」に近い発音です。

  • “database” 全体を早口で言いすぎて “databas” のように最後が不明瞭になることがあるため、注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “databas” のように最後を落とす、または “databese” のようにeの位置を間違えるなど。

  • 同音異義語との混同: 「data」と「dater(デートする人)」などは発音は似ていないため、混同しにくいですが、会話の中で “data-based” / “database” の区別を曖昧にしないように気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検では、IT関連の Reading 問題で文中に登場することがあります。特に “query the database” や “database management” といったフレーズが頻繁に出現する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「data(情報)」という土台の上に「base(基盤・基礎)」を置くイメージで覚えると良いでしょう。

  • “database” の最後の “-base” が「土台」という意味の “base” と同じなので、そこから「情報の土台」の概念をイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングでは “database” の真ん中で “base” が切れるイメージを持つと、「databa-se」と区切って覚えやすくなります。

「database」はIT用語の中でも基礎中の基礎なので、初期にしっかり理解・記憶しておくと、後の学習がスムーズになるでしょう。

意味のイメージ
database
意味(1)

《コンピューター用語》データベース

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★