最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

sentence

名詞

文章 / 判決,(刑の)宣

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解説

1. 基本情報と概要

単語: sentence

品詞: 名詞 (※動詞としても使われますが、ここでは名詞として詳しく解説します)

活用形: 名詞なので基本的に形を変えません。複数形は sentences です。

動詞形としては、to sentence (人)「(人)に判決を下す」があり、sentenced / sentencing などの形があります。

意味(英語):


  1. A set of words that is complete in itself, typically containing a subject and predicate.

  2. A judicial judgment or punishment given by a court.

意味(日本語):


  1. 「文」:文法上、主語や述語を含む、意味としてまとまった一つの表現。

  2. 「判決」:裁判所などが犯罪者に科す刑罰・判決。

「文」を表すときは、文章や会話を構成する一つの単位を指します。

「判決」を表すときは、法律用語として使用されます。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

学習者が文法用語として理解する機会が多く、一般的にも使うため中級レベル程度の単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: sent-, sens- に関連する語が多く、ラテン語由来で「感じる・意味する」というニュアンスを持ちます。

  • 接尾語: -ence は「状態・行為」を表す名詞形を作ることが多いですが、ここでは sent- + ence で「感じや文意をもつ単位 → 文」といった由来が考えられます。

2.1 他の品詞との関連


  • 動詞: to sentence (someone)「(人)に判決を下す」

  • 派生語:


    • sentential (形容詞)「文に関する」

    • sentencing (動名詞/現在分詞)「判決を下すこと」


2.2 よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. “complete sentence” – 「完全な文」

  2. “topic sentence” – 「トピックセンテンス(段落の主題文)」

  3. “run-on sentence” – 「つなげすぎ(連続)文」

  4. “sentence structure” – 「文構造」

  5. “sentence fragment” – 「文の断片(不完全な文)」

  6. “long sentence” – 「長文」

  7. “short sentence” – 「短い文」

  8. “light sentence” – 「軽い刑罰」

  9. “harsh sentence” – 「厳しい刑罰」

  10. “to serve a sentence” – 「刑に服する」


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の sententia(意見、判断、文)から来ています。もとは sentire「感じる、思う」に由来し、「思いや意見を文章として表したもの」という意味合いを持ちます。

ニュアンス:


  • 「文」の意味で使うときは、ごく日常的にも使われる基本用語です。

  • 「判決」の意味で使う場合は、法的・公的な響きが強く、フォーマルシーンで使われます。

日常的なカジュアルな会話では「文」の意味を意識することが多く、法律関連の話題では「判決」を意味する場合が多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 文法上の区別 (可算名詞):


    • 「文」の意味で使うときは可算名詞です。

      例: “There are three sentences in this paragraph.” (この段落には3つの文があります)

    • 「判決」の意味でも可算名詞になります。

      例: “The judge gave him a ten-year sentence.” (判事は彼に10年の刑を宣告した)


  2. 動詞用法: to sentence someone to ~


    • 例: “He was sentenced to five years in prison.” (彼は5年間の禁固刑を宣告された)


  3. 構文上のポイント:


    • “Sentence” が主語として使われる場合: “This sentence is grammatically correct.”

    • 法的文脈の場合: “The court will pass sentence tomorrow.” (「明日刑の言い渡しがある」)



5. 実例と例文

以下では日常会話・ビジネス・学術的場面に分けて例文を示します。

5.1 日常会話 (カジュアル)


  1. “Could you write a simple sentence in English for me?”

    (簡単な英文を書いてもらえますか?)

  2. “I can’t believe I forgot to complete that sentence.”

    (あの文を最後まで書き忘れたなんて信じられないよ。)

  3. “Your text is full of run-on sentences.”

    (あなたの文章にはつなげすぎの文が多いよ。)

5.2 ビジネス (ややフォーマル)


  1. “Please ensure each sentence is clear and concise in the report.”

    (報告書の各文が明確で簡潔になるようにしてください。)

  2. “The final sentence of your proposal should include the key takeaway.”

    (提案書の最後の文で重要な要点をまとめてください。)

  3. “A well-structured topic sentence can make your business email more persuasive.”

    (よく構成されたトピックセンテンスが、ビジネスメールをより説得力あるものにします。)

5.3 学術的 (フォーマル)


  1. “In academic writing, each sentence must be carefully crafted for clarity and precision.”

    (学術論文では、明瞭性と正確性を高めるために各文を慎重に作る必要があります。)

  2. “A compound sentence typically contains more than one independent clause.”

    (重文とは通常、2つ以上の独立節を含む文を指します。)

  3. “The sentence structure in this excerpt exemplifies the use of parallelism.”

    (この抜粋の文構造は、パラレリズム(平行構造)の使用を示しています。)


6. 類義語・反意語と比較

6.1 類義語 (シチュエーション別)


  1. clause(節)


    • 日本語訳: 節

    • 文の一部を構成する単位を指し、完全な文とは限りません。


  2. phrase(句)


    • 日本語訳: 句

    • 文中のまとまりですが、主語や述語を含まない場合が多い。


  3. verdict(評決)


    • 日本語訳: 評決

    • 法的決定という点では「判決」に近いが、陪審員の出す結論を指すことが多い。


  4. judgment(判決・判断)


    • 日本語訳: 判決・判断

    • 「判決」の意味でも使われますが、より広い文脈で「判断」を含む場合もあります。


6.2 反意語


  • “fragment(断片, 文の途中)」が「文の反対」という捉え方もできます。


    • 完全な文ではないため “a sentence fragment” は「不完全な文」という意味です。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • 米音: /ˈsɛn.təns/

  • 英音: /ˈsɛn.təns/(ほぼ同じ発音)

アクセント


  • 最初の音節 “sen-” に強勢があります。

  • “ten” の部分は “tʌn” に近いあいまい母音で発音されます。

よくある間違い


  • “sen-ten-ce” のように3音節を一つずつ強く発音しすぎると不自然になります。

  • スペルミスで “sentance” と書いてしまうミスが多いので要注意です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: “sentence” の “e” が2回入るのがポイントです。

  • 同音異義語との混同: 似た音の単語はあまりありませんが、sense /sɛns/ と発音が似ている部分があるため混同に注意。

  • 試験対策: TOEICなどのテストでは “sentence structure” に関する問題や “to be sentenced to~” などの熟語で問われる場合があります。特に「文の種類」(simple / compound / complex) を問う文法問題でよく登場します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルの覚え方: 「Sen + ten + ce」と区切り、語尾の “-ce” を忘れないようにするとよいです。

  • イメージ: 「自分の“思い(センチメンタル)”を文や判決で表す感じ」と捉えると「文を書く/判決を下す」に結びつけて連想しやすいかもしれません。

  • 勉強テクニック: 例文を何度も書いてみることで「sentence」を書き間違えないようにする。また「complete sentence」と「sentence fragment」の対比で、文法知識もあわせて学ぶと効果的です。


以上が、名詞「sentence」の詳細な解説です。文章や裁判の両方の文脈で使われる点を意識して、使い分けられるように学習してみてください。

意味のイメージ
sentence
意味(1)

〈C〉,文章

意味(2)

〈C〉〈U〉(…に対する)判決,(刑の)宣告

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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