最終更新日:2025/11/30
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元となった辞書の項目

classic

形容詞

(一つの分野の中で)規範となる,典型的な;第1級の / 伝統的な,由緒のある(traditional) / (型・様式などについて)単純で洗練された / 古典の;古典的な(classical)

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古典文学はしばしば同じジャンルの他の作品の基準となります。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: classic

品詞: 形容詞 (時に名詞としても使われる)


  • 英語の意味: something that is considered to be a perfect or typical example of its kind, often of lasting worth or style.

  • 日本語の意味: 「典型的な」「代表的な」「古典的な」「永遠的価値がある」というニュアンスを指します。


    • 例:「これはまさに“classic”な例です。」→「これこそまさに典型的な例です。」

    • 日常会話では「時代を超えて愛される」「非常に完成度が高く、長く尊ばれる」というイメージで使われることが多い形容詞です。


活用形:


  • 形容詞:classic

  • 副詞形はありません(”classically”は「古典的に」という意味で、“classical”から派生します)。

  • 名詞:a classic(名詞として「古典」「名作」「定番」などを指す場合)

その他の品詞:


  • classical (形容詞): 「古典の」「古典的な」。音楽や芸術など、特に伝統的・歴史的なスタイルのものを指す際に使われます。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): ある程度多彩な表現を理解し、抽象的な話題についても説明できるレベルの学習者向けの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「classic」はラテン語「classicus」からきています。接頭語・接尾語のはっきりした区分はありませんが、語幹としては「class-」部分が「階級、分類、格式」を表すニュアンスを持っています。

派生語・関連語


  • classical : 「古典的な」「古典に関する」

  • classicism : 「古典主義」文化や芸術におけるスタイル

  • classically : 「古典的に」「古典的な方法で」

コロケーション (10個)


  1. classic example → 典型的な例

  2. classic case → よくある典型的な事例

  3. classic car → 名車 (古典的で価値ある車)

  4. classic mistake → よくあるミス

  5. classic style → 古典的なスタイル

  6. classic movie → 古典的名作映画

  7. classic rock → 古典的なロック音楽(主に1960〜70年代の定番ロック)

  8. classic design → 永遠的なデザイン

  9. classic literature → 古典文学

  10. classic look → 伝統的または時代を超えた雰囲気のある外見


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語「classicus」(特定の階級・上流階級・第一級の) に由来し、英語では「第一級のもの」「高い評価を受けたもの」というニュアンスが受け継がれています。

歴史的使用


  • 古代ローマの「階級」や「上流階級」を表す語から派生して、「最高レベルの価値」「古典的・伝統的かつ時代を超えて評価されるもの」の意味に発展しました。

微妙なニュアンス・使用時の注意


  • 「伝統的」「永遠的」「時代を超えた」といったポジティブな評価の響きがあります。

  • 「classical」とは微妙に異なり、特に音楽やバレエ・美術などで「古典的形式」を指したい場合は「classical」を使うことが多いです。

使用シーンの例


  • 口語:よく「That's classic!」などの感嘆表現で使い、「それはよくあるパターンだ」「いかにも」といった軽いニュアンスを出せます。

  • 文章:フォーマル・インフォーマルどちらでも使われ、シンプルに「歴史的に評価される・時代を超えた」といった意味を表します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として名詞を修飾します。


    • 例: “This is a classic novel.” → 「これは古典的な(価値ある)小説です。」


  • 名詞として使う場合は、可算名詞として「最高傑作・名作・定番」を意味します。


    • 例: “It’s a classic.” → 「(それは)定番/名作ですよ。」


一般的な構文例


  • “It’s a classic [noun].” → 定番の[noun]だ

  • “[noun] is considered (a) classic.” → [noun]は古典的名作と見なされている

イディオム / 表現


  • “a classic comeback” → 「見事に切り返す、お約束の切り返し」

  • “instant classic” → 発表・発売された直後から高く評価される・定番扱いされるもの


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文 (3つ)


  1. “That joke is so classic—it always makes me laugh!”


    • 「あのジョークは鉄板だね。いつも笑っちゃうよ。」


  2. “A classic car like this must cost a fortune.”


    • 「こんなクラシックカーは、きっとものすごく高いよ。」


  3. “I love watching classic movies on the weekend.”


    • 「週末に昔の名作映画を観るのが好きなんだ。」


(B) ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “This marketing campaign is a classic example of how to engage customers effectively.”


    • 「このマーケティングキャンペーンは、顧客を効果的に惹きつける典型的な例ですね。」


  2. “A classic problem in project management is scope creep.”


    • 「プロジェクト管理における典型的な問題の一つがスコープの拡大です。」


  3. “His presentation style is classic: clear, concise, and compelling.”


    • 「彼のプレゼンスタイルは古典的とも言えるほど、わかりやすく簡潔で引き込まれる。」


(C) 学術的・アカデミックな文脈 (3つ)


  1. “In many fields, Newton’s laws are considered classic foundations of modern science.”


    • 「多くの分野において、ニュートンの法則は現代科学の古典的な基礎とみなされています。」


  2. “Freud’s theories, though controversial, are still classic texts in psychology.”


    • 「フロイトの理論は議論の余地があるとはいえ、今でも心理学の古典的文献とされます。」


  3. “The paper references several classic studies on social behavior.”


    • 「その論文は社会的行動に関する複数の古典的研究を引用しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. traditional (伝統的な) → 「歴史や習慣に基づく」という意味が強い

  2. timeless (時代を超越した) → 時代に左右されず常に価値がある

  3. iconic (象徴的な) → 代表やシンボルとなる存在

  4. vintage (古き良き時代の) → ワインや車などで「古くて価値がある」

  5. typical (典型的な) → あるカテゴリのほとんどに当てはまるような

反意語 (Antonyms)


  • modern (現代的な)

  • contemporary (同時代の/現代の) → 「新しい」ものや「今」の情報を指す

使い方の違い


  • “classic” は「時代を超えて評価される・型にはまった」といった評価のニュアンスも込むのに対し、 “traditional” や “typical” は「慣習的・一般的」の意味合いが強いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈklæs.ɪk/


    • アメリカ英語: [klás-ik](第一音節にアクセント)

    • イギリス英語: [klás-ik](アメリカ英語とほとんど同様)


よくある発音ミス


  • “classic” (クラシック)を「クレイシック」と読み違えるなど、母音がずれるケースがあります。第一音節の「a」は æ で発音し、短く切る点に注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. classicalとの混同:


    • “classic music”と言うと「名作音楽・定番の音楽」というニュアンスになり、“classical music”は「クラシック音楽」という特定のジャンルを指します。


  2. スペルミス: “classic”を“classick”や“clasik”と書き間違えないように注意しましょう。

  3. TOEIC・英検などの試験対策:


    • ビジネスシーンで高頻度で登場するため、プロジェクト管理や製品評価などの文脈の問題で出題されることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ** “class-” は「階級」や「分類」を表わす:それに「-ic」という形容詞・名詞化パーツが付いて、「一流の、格式高い、典型的なもの」になったイメージ。

  • 覚え方: “classic”を「クラス(格)+イック」で何となく「上位クラスのもの=定番で一級品」というイメージで捉えると印象に残りやすいです。

  • “classic”と“classical”は微妙に使い分ける必要があるので、音楽ジャンルの“classical music”を連想すると区別がしやすくなります。

以上が、形容詞 “classic” の詳細解説です。クラシック映画を観ながら“classic”の使用感を肌で感じるのもおすすめです。ぜひ覚えて使いこなしてみてください。

意味のイメージ
classic
意味(1)

伝統的な,由緒のある(traditional)

意味(2)

(型・様式などについて)単純で洗練された

意味(3)

(一つの分野の中で)規範となる,典型的な;第1級の

意味(4)

古典の;古典的な(classical)

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